パイクパーチ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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パイクパーチ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 パイクパーチ (写真なし)
分類群 硬骨魚綱 スズキ目 パーチ科
(Percidae, Perciformes, Actinopterygii)
学名 Sander lucioperca
主なシノニム Stizostedion lucioperca
英名等 Pikeperch
自然分布 ヨーロッパ中~東部,西アジア
形態 全長30~70cm,最大130cm.体はスズキ型で細長く,牙状の歯を持つ.淡い灰褐色~銀白色で体側には不定形の黒い斑紋~横帯がある.背びれは前後2部に分かれ,互いに接近する.
生息環境 原産地では湖沼,河川,貯水池,運河など.
温度選好性:卵は水温約10~15℃だと3~11日間で孵化する.
繁殖生態 繁殖期:2~7月(通常は4~5月)
親魚は雌雄で巣を守る.産仔数:50万粒以上
生態的特性 食性:肉食で主に魚類を捕食する.
侵入情報
国内移入分布 国内未定着 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 国内未定着
侵入経路 観賞魚として輸入されたことがある.英国では釣り人による違法放流により分布拡大.ドイツなどでは食材として利用されている.
侵入年代
影響 在来水生生物に対する捕食・競合.同属のウォールアイ (S. vitreus,外来生物法では未判定外来生物) は,北米で分布拡大し,在来生物群集に影響を与えている.西ヨーロッパや北アフリカでは在来のパパイク類やコイ科魚類が激減するなどの被害が確認されている.
影響を受ける在来生物:魚類,淡水無脊椎動物等
法的扱い 外来生物法で特定外来種に2次指定された.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 中国,キルギスタン,旧チェコスロバキア,デンマーク,フランス,ドイツ,オランダ,ポルトガル,スイス,英国,イタリア,モロッコ,チュニジア,アゾレス諸島等
備考
西ヨーロッパや北アフリカでは在来のパパイク類やコイ科魚類が激減するなどの被害が確認されている.

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
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