基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | ホワイトバス | (写真なし) |
分類群 | 硬骨魚綱 スズキ目 モロネ科 (Moronidae, Perciformes, Actinopterygii) | |
学名 | Morone chrysops | |
英名等 | White bass | |
自然分布 | 北米東岸,カナダのセントローレンス川流域 | |
形態 | 体長45cm.銀白色で体側には4~7本の黒い縦縞がある.体高がやや高く,体長は頭長の3倍以下である点でストライプトバスと異なる.ストライプトバスとの雑種「サンシャインバス」では,縦縞が途切れる. | |
生息環境 | 湖沼,池,河川の止水域.透明で,やや流れのある水草の少ない砂泥底の水域. 温度選好性:産卵期は水温が16度まで上がった時期(通常5月)に産卵する. |
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繁殖生態 | 繁殖期:5月.産卵する期間は約5~10日 回帰性があり,毎年同じ産卵場所に多くの個体が戻る.砂,砂利,礫底などの固い底質に産卵する.産仔数:25万粒~約100万粒.水温次第で2~3日で孵化する. | |
生態的特性 | 群で行動し, 索餌しながら移動する. 食性:肉食で他の魚類や甲殻類を食べる. |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 国内未定着.ただし,東京湾・霞ヶ浦で2000年に採集された記録あり |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 国内未定着 | |
侵入経路 | ストライプトバスとの雑種「サンシャインバス」が釣り対象に利用されることがある. | |
侵入年代 | ||
影響 | 在来水生生物に対する捕食,競合 影響を受ける在来生物:在来魚類,甲殻類等 | |
法的扱い | 外来生物法で特定外来種に2次指定された.茨城県では内水面漁業調整規則により移植禁止.イングランド・ウェールズではモロネ属魚類の無許可の保有・放流禁止. | |
防除方法 | キャッチアンドリリースをせず釣り上げた場合は駆除する. | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | メキシコ(米国から導入),トルコ(導入元不明) |
備考 |
特定外来生物であるストライプトバスと交雑する.米国南部では,交雑魚の養殖が行われている.
ホワイトバスとストライプトバスが交雑することにより生じた生物は特定外来生物 ホワイトバス及びホワイトバスとストライプトバスの交雑により生じた生物について,令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx |
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