チャネルキャットフィッシュ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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チャネルキャットフィッシュ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 チャネルキャットフィッシュ, アメリカナマズ

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チャネルキャットフィッシュ
分類群 硬骨魚綱 ナマズ目 イクタルルス科
(Ictaluridae, Siluriformes, Actinopterygii)
学名 Ictalurus punctatus
英名等 Channel catfish
自然分布 ロッキー山脈以東のカナダ南部,米国(アパラチア山脈以東を除く),メキシコ
形態 尾叉長25~50cm.大きいものは100cmを越える.4対のヒゲがあり,上顎の1対は扁平で幅広く長く,鼻孔近くのヒゲの3倍より長い.腹鰭より後方は側扁している.尾鰭は深く二叉する.眼径は大きく頭長の10~20%.吻は長く頭長の35~50%.鰓耙数は7~9本.明瞭な骨質の隆起が頭骨の後端から背鰭の基部の間にある.
生息環境 池や湖,河に生息し比較的深い水底で生活するが時折浅いところに出て餌を食べる.
温度選好性:卵は水温15~28の時,5~10日で孵化する
繁殖生態 繁殖期:春~夏
産仔数:推定4,000~35,000個
生態的特性 産卵時には雄が作った岩や木の陰,土手の下の凹みや穴などに産卵する.産卵後雄が巣を守り,胸鰭で仰ぎながら水流をおこす.
食性:いろいろな植物及び動物性の食物を食べる.幼魚は主として水生昆虫を食べるが,大きくなるとエビ,カニ,小魚,カエル等も食べる.
侵入情報
国内移入分布 霞ヶ浦,北浦,利根川水系(茨城,栃木,埼玉,千葉,東京),琵琶湖(滋賀),島根県,福島県,岐阜県,愛知県,群馬県. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 カリフォルニアから輸入.
侵入経路 養殖用,観賞用
侵入年代 1971年カリフォルニアから輸入,霞ヶ浦では1973~1978頃確認.
影響 霞ヶ浦では,魚類やエビ類を多数捕食
影響を受ける在来生物:小型魚類,スジエビなど
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 フィリピン,ウズベキスタン,アルメニア,ロシア,イタリア,ブルガリア,メキシコ,プエルトリコ,ハワイ等
備考
魚類群集の攪乱

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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