キューバズツキガエル / 国立環境研究所 侵入生物DB
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キューバズツキガエル

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 キューバズツキガエル

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キューバズツキガエル
分類群 両生綱 無尾目 アマガエル科
(Hylidae, Anura, Amphibia)
学名 Osteopilus septentrionalis
英名等 Cuban Tree Frog, Marbled Tree-toad, Giant Tree-frog
自然分布 キューバ,ケイマン諸島,バハマ諸島
形態 成体オス40~90mm,成体メス50~140mm,樹上性としては大型のカエル.吸盤が発達し,水かきは退化している.背面は赤褐色で表面は粗雑で多数の小隆起がある.頭上の皮膚は頭蓋骨に接着している.
生息環境 主に樹上だが,ため池などにも出現する.移入されたフロリダでは,人為的環境に多い.
温度選好性:分布限界気温10℃,18-31℃で飼育されている.
繁殖生態 繁殖期:春,夏
産仔数:2本の卵塊に約3000個産卵する.幼生期は30~60日間.
生態的特性 夜行性,口に入るものは何でも捕まえて食べる.鳴声が大きい.
食性:食欲旺盛で昆虫などの節足動物からトカゲ類,他のカエル類,鳥類の雛なども食べる.
侵入情報
国内移入分布 国内未定着 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 国内未定着
侵入経路 フロリダではヤシ類の輸送に伴って持ち込まれたという見解がある.
侵入年代
影響 在来小動物(昆虫,爬虫両生類)などの捕食.皮膚粘液による上位捕食者への影響.捕食性が強いため,侵入した場合,在来生態系に大きな影響を与えると思われる.
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に2次指定された.また,ズツキガエル属 Osteopilus は全て未判定外来生物に指定されている(外来生物法).
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 プエルトリコ北西部,小アンチル諸島の一部(シント・マールテン島,サバ島,キュラソー島,アンティグア島,バージン諸島,アンギラ島,トルトラ島),オアフ島(ハワイ),米国本土(フロリダ広域~ジョージア沿岸部),プエルトリモン(コスタリカ)
備考
ズツキガエル属 Osteopilus は全て未判定外来生物に指定されている(外来生物法).

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
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