基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 小笠原諸島(父島,母島),大東諸島(北大東島,南大東島),先島諸島(石垣島,西表島,鳩間島) |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません 詳細マップはこちら |
移入元 | サイパン(小笠原個体群),南大東島(石垣島個体群),石垣島(鳩間島個体群) | |
侵入経路 | サトウキビの害虫駆除のために導入された.台湾より南大東島に導入.サイパンより父島に導入.父島より母島に導入.南大東島より石垣島に導入.石垣島より鳩間島に導入.西表島には,石垣島からの建材等の輸送に随伴して移入されたと推測されている. | |
侵入年代 | 南大東島には戦前.小笠原父島には1949年,母島には1974年.八重山諸島石垣島には1978年頃,鳩間島には1984年頃. | |
影響 | 捕食,競合,毒による上位捕食者への影響.鳩間島で起きた,池で飼われていた家禽の大量死が,本種の毒に起因する可能性も指摘されている.小笠原諸島ではオタマジャクシの大量発生による飲料水汚染が指摘されたことがある. 影響を受ける在来生物:(1)昆虫類を始めとする地表性の小動物が捕食の影響を受ける.(2)他のカエル類やトカゲ類が食物等を巡る競合により影響を受けうる.(3)耳腺からの毒液のため,カエルの捕食者に影響が生じうる.オオヒキガエルの侵入が危惧されている西表島では,イリオモテヤマネコ,カンムリワシ等への影響が懸念されている.サキシママダラが本種を呑み込んでいる最中に死亡した例が,実際に野外で観察されている. | |
法的扱い | 外来生物法で特定外来生物に指定された. | |
防除方法 | 繁殖場を中心とした成体,卵,幼生の除去が現実的で効果の高い方法と見られる.海外ではウイルスや病原菌を用いた生物学的防除方法が検討されたことがある. | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | ハワイ,フィリピン,ニューギニア,オーストラリア,太平洋の島嶼 |
備考 |
世界の侵略的外来種ワースト100,日本の侵略的外来種ワースト100
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx ※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある. |
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