スウィンホーキノボリトカゲ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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スウィンホーキノボリトカゲ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 スウィンホーキノボリトカゲ

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スインホーキノボリトカゲ
分類群 爬虫綱 有鱗目 トカゲ亜目 アガマ科
(Agamidae, Sauria (Lacertilia), Squamata, Reptilia)
学名 Japalura swinhonis
英名等 Swinhoe’s tree lizard, Swinhoe’s Japalura, 欺文氏攀蜥
自然分布 台湾の標高1500m以下のほぼ全域.周辺島嶼(小琉球,緑島,蘭嶼)を含む.
形態 全長20~30cm程度の中程度のサイズのトカゲ.尾長は頭胴長の2~2.4倍程度.雄は最大30cm程になり,雌ややや小さく最大25cm程度.頭部・胴部・背面に凹凸のある鱗が並び,鼓膜は露出しない.四肢は細長く,指にはかぎ爪が発達.背中部の鱗は中央の隆起を中心に側扁し,胴体部では鋸歯状になる.背面~体側は灰褐色で,背面にやや不明瞭な横縞模様,雄は肩~腰に明色の帯状模様を持つ.口の中は暗色.尾は濃淡の横縞模様.
生息環境 低標高地域の森林~林縁.人為撹乱された環境でも生息可能で,市街地・公園・果樹園などにも出現する.
繁殖生態 繁殖期:春~夏
一腹卵数4~6.繁殖期には雄はなわばりを形成し,他の動物が接近すると威嚇する.
生態的特性 昼行性,樹上性.冬季(台湾北部で3ヶ月,南部で1ヵ月半)は活動せずに越冬する.
食性:昆虫など
侵入情報
国内移入分布 神奈川県,静岡県磐田市の天竜川東側地域,宮崎県 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 台湾と推測されている
侵入経路 輸入植物へ混入と推測されている
侵入年代 初記録は2006年,磐田市
影響 不明
法的扱い 特定外来生物(外来生物法)
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 なし.
備考
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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