ブラウンアノール / 国立環境研究所 侵入生物DB
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ブラウンアノール

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ブラウンアノール

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ブラウンアノール
分類群 爬虫綱 有鱗目 トカゲ亜目 イグアナ科
(Iguanidae, Sauria (Lacertilia), Squamata, Reptilia)
学名 Anolis sagrei
主なシノニム Norops sagrei
英名等 Brown anole
自然分布 中米(メキシコ南部,ベリーズ,グアテマラ,ホンジュラス,コスタリカ),カリブ海島嶼(キューバ,ジャマイカ,バハマ,グレナダ)
形態 オス60~70mm,メス50~55mm,茶褐色でオスは橙色に膨らむ咽頭垂(デュラップ)を持つ.
生息環境 樹上性.森林の林縁部や民家の庭木,灌木林.農耕地の周辺など.
温度選好性:北米(移入分布)の分布から,温帯でも生息可能.
繁殖生態 約14日ごとに1卵ずつ夏に産む.一月ほどで孵化.
生態的特性 撹乱された環境や植え込みなどを好む.樹上よりも地上性の傾向.
食性:肉食性.昆虫などの節足動物,フロリダではグリーンアノールなどのトカゲも捕食している.
侵入情報
国内移入分布 国内未定着 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 国内未定着
侵入経路 ペットおよび餌として流通していた.物資の輸送に伴う侵入もありうる.
侵入年代 国内未定着.フロリダでは1940年代以降にペットが捨てられて定着.
影響 在来昆虫などの捕食が予想される
影響を受ける在来生物:昆虫類
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に1次指定された.本種を含むアノール属 Anolis (およびノロプス属 Norops) は,全て特定外来生物または未判定外来生物に指定されている.
防除方法 粘着トラップ等
問題点等 情報整理中
海外移入分布 米国(フロリダ半島とその付近,ジョージア,テキサス,ハワイ),ケイマン諸島(英国領)
備考
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
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