カオグロガビチョウ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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カオグロガビチョウ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 カオグロガビチョウ

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カオグロガビチョウ
分類群 鳥綱 スズメ目 チメドリ科
(Sylviidae, Passeriformes, Aves)
学名 Garrulax perspicillatus
英名等 Masked laughing thrush
自然分布 中国中~南部,ベトナム
形態 全長30~40cm.目のまわりが大きく黒い.頭頂,粽,喉,上胸は灰褐色で,背は鈍い褐色.オリーブ褐色の尾は円筒で長く,下尾筒は明るい茶褐色.
生息環境 低標高の山地,平野部の低木林や竹林,農地など
繁殖生態 繁殖期:原産地では繁殖期は3~8月で,年2回繁殖する
産仔数:1回に2~5卵
生態的特性 原産地では低木の樹上または竹藪に営巣する.よく地上を走り,あまり高く飛ばない.小群で行動する.
食性:果実,昆虫
侵入情報
国内移入分布 岩手,群馬,埼玉,東京,神奈川の各都県 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 不明
侵入経路 愛玩用・観賞用に輸入された飼い鳥が逃げ出した,あるいは飼い主によって放たれ,野生化したと考えられる.
侵入年代 1980年頃から神奈川県で本種の鳴き声が聞かれており,1988年に三浦半島で初めて観察された.
影響 在来鳥類との競合,農業被害が懸念されている.ハワイの在来鳥類衰退の一因として,本種の定着・増加が挙げられている.
影響を受ける在来生物:在来鳥類,農作物
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 (中央太平洋海域/島嶼(ハワイ~ミッドウェー))
備考
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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