タイリクモモンガ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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タイリクモモンガ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 タイリクモモンガ, エゾモモンガ (写真なし)
分類群 哺乳綱 齧歯目(ネズミ目) リス科
(Sciuridae, Rodentia, Mammalia)
学名 Pteromys volans
英名等 Eurasian small flying squirrel, Siberian flying squirrel, Russian flying squirrel
自然分布 ロシア(西部~極東),カザフスタン,モンゴル,中国東北部,朝鮮半島.国内では北海道(固有亜種エゾモモンガ).
形態 全長14~20cm,顔に対する目の占める割合が大きい.滑空するための皮膜がある.
生息環境 平地から山地の森林に棲息し,夜行性で樹上で行動する.樹洞内に巣を作る.
温度選好性:飼育下では死亡率が高いとされる.
繁殖生態 繁殖期:年1回または2回繁殖,春から夏に出産.
産仔数2~6
生態的特性 夜行性(日没直後~日の出前後までと比較的長め)で樹林地を伝って移動する.
食性:植物食で,種子・果実・木の芽・葉・樹皮・きのこなどを食べる.
侵入情報
国内移入分布 移入個体群は分布しない. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 国内未定着
侵入経路 エキゾチックなペットとして輸入されており,逃亡すると野生化・定着する可能性がある.
侵入年代
影響 在来種との競合,交雑
影響を受ける在来生物:エゾモモンガ,ニホンモモンガ
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に2次指定された.
防除方法 逃がさない,捕獲等.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 特になし
備考
日本には亜種エゾモモンガ Pteromys volans orii のみ棲息するが,交雑の可能性がある.

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
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