基本・侵入情報 | 参考資料リスト |
基本情報 | ||
和名 | フクロギツネ | (写真なし) |
分類群 | 哺乳綱 双前歯目 クスクス科 (Phalangeridae, Diprotodontia, Mammalia) | |
学名 | Trichosurus vulpecula | |
英名等 | Brushtail possum, Common brushtail | |
自然分布 | オーストラリア(タスマニア島を含む) | |
形態 | 頭胴長32~61cm,尾長24~38cm.体重1.4~4.5kg.毛は灰褐色,鼻がピンク色,指は5本で鋭い. | |
生息環境 | 森林性であるが,人を恐れないため民家に入り込むことがある. 温度選好性:乾燥地帯に住む. |
|
繁殖生態 | 繁殖期:春~夏に一回,または春と秋に二回. 妊娠期間17週間,4~5ヶ月育児嚢で保育する.産仔数:通常1頭,まれに2頭. | |
生態的特性 | 乾燥地帯に住む.夜行性で森林性であるが人を恐れないため民家周辺にも定着する. 食性:主に植物食(葉,花,果実)で昆虫や小動物も時に食す. |
侵入情報 | ||
国内移入分布 | 国内未定着 |
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません |
移入元 | 国内未定着 | |
侵入経路 | ペットとして輸入されていた. | |
侵入年代 | ||
影響 | 小動物(鳥類とその卵,昆虫など)・植物の捕食,寄生虫や病原菌の伝播.ニュージーランドでは毛皮用にオーストラリアから持ち込まれた個体が野生化し,ウシの結核を伝搬したため駆除対象種となっている.ニュージーランドでは農作物への被害も報告されている. 影響を受ける在来生物:雑食性で,鳥類や昆虫類・植物を捕食.牛結核や線虫を伝搬する,他の在来哺乳類にも感染する可能性等. | |
法的扱い | 外来生物法で特定外来生物に1次指定された.ニュージーランドでは駆除対象動物,オーストラリアでは保護動物. | |
防除方法 | 輸入しない,逃がさない, | |
問題点等 | 情報整理中 | |
海外移入分布 | ニュージーランドに移入. |
備考 |
世界の侵略的外来種ワースト100.他のクスクス科動物は全種全て未判定外来生物,オポッサム科・クスクス科は全て種類名証明書の添付が必要な生物(外来生物法)
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx |
基本・侵入情報 | 参考資料リスト |