英検®準2級面接対策|試験内容や面接のコツを解説|英語にまつわるアレコレ知識を発信するメディア【KotsuKotsu】

英検®準2級面接対策|試験内容や面接のコツを解説

     
最終更新日:2024.11.14記事作成日:2024.10.23資格対策
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Summary あらすじ

英検準2級の一次試験に合格したけれど、二次試験はどうやって対策したらいいのだろうとお悩みの方は多くいらっしゃいます。「どんな問題が出るのか?」「どんな学習をしたらいいのか」などを中心に、英検準2級の二次試験面接対策について詳しく解説していきます。ぜひご覧ください。

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英検®準2級面接(二次試験)の概要

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英検の面接(二次試験)では、スピーキング能力が問われます。試験監督と面接を行い、英語を話す力が問われます。従来型とよばれる受験方法では、一次試験の合否が発表された後、合格した人のみが二次試験を受けます。コンピュータ受験のS-CBT型試験の場合は、最初に吹き込み式のスピーキング試験が行われます。こちらは全員が受験します。いずれの場合も試験内容や難易度等は同じです。

それではどのような流れになるのか、次から詳しく見ていきましょう。

 

■面接の流れ

二次試験の面接の流れについて解説していきます。

 

①受付・入室
【従来型の場合】控室にて面接カードを記載します。氏名・受験番号などを記載しましょう。名前が呼ばれたら面接官の指示に従って入室します。その際、面接カードと荷物は持ったまま入室します。携帯電話は電源を切り、収納ケースに入れて首から下げて入室します。
入室したら面接官が挨拶してくれます。面接カードを手渡すように言われますので、着席前に面接カードを手渡します。
その後、面接官の指示に従い着席しましょう。

【S-CBT型の場合】指示されたパソコンに着席し、一通りの準備を終えた後、ヘッドセットを装着し、指示に従ってボリュームのチェックと録音のチェックが行われます。指示をしっかり聞きましょう。

 

②挨拶と問題カードの受け取り

【従来型の場合】面接官が受験者の氏名・受験する級を確認します。その後簡単な挨拶をします。続いて面接官から問題カードが手渡されますので、受け取りましょう。

【S-CBT型の場合】面接官が画面に表示されますので、指示に従ってパソコンを操作していきます。問題カードは画面に表示されます。

 

③問題カードのパッセージ(文章)の黙読
【従来型・S-CBT型共通】問題カードに書いてある英文を読む時間が与えられます。20秒ほど黙読の時間が与えられます。

 

④パッセージの音読
【従来型・S-CBT型共通】問題カードに書いてある50語程度のパッセージを読みます。音読は問題数にはなりませんが、評価対象ではありますのでしっかりと声に出して読みあげましょう。

 

⑤パッセージについての質問
【従来型・S-CBT型共通】音読したパッセージの内容について面接官から質問が1問ありますので、英語で答えます。

 

⑥イラストに関する質問
【従来型・S-CBT型共通】問題カードに描かれているイラストに関する質問が出されます。
イラスト中の人物の行動を描写する問題が1問、イラスト中の人物の状況を説明する問題1問が出されます。

 

⑦受験者自身に関する問題
【従来型・S-CBT型共通】カードのトピックに関連した内容についての質問が1問、カードのトピックに直接関連しない内容も含む、日常生活の身近な事柄についての質問が1問出されます。

 

⑧問題カードの返却
【従来型の場合】答え終わったら面接官に問題カードを返却します。
【S-CBT型の場合】そのまま指示に従って画面操作を続けます

 

⑨退出
【従来型の場合】挨拶をして退室し、二次試験が終了です。約6分間となっています。

【S-CBT型の場合】そのまま続けてリスニング問題に入ります。一次試験免除でスピーキング試験のみの受験の方は、試験終了となります。周囲の人は受験を続けていますので、静かに退席しましょう。

 

■合格点と合格率

二次試験の合格ラインは、英検CSEスコアで600点満点中406点、とされています。約7割正解すると合格です。合格率は2016年以降発表されていませんが、約80%とされています。一次試験に合格した人のみが受験できる試験ですので、合格率も高くなるのでしょう。発表されていない現在でも同じくらいの水準であろうと言われています。

試験内容と裏技

 

それではここからは各項目について、具体的に確認していきます。

 

①受付・入室

【従来型】従来型試験の場合は受付を済ませ、控室で待機します。自分の番になったら入室し、面接官に「Hello!」とあいさつをしましょう。

 

【S-CBT型】①受付・機器のチェック
試験官の指示に従って、着席後、ヘッドセットを装着します。画面中央に入力欄がありますので、個人番号とパスワードを入力し送信します。これらは当日渡される「受験控」に記載されています。
ログイン後、音量とマイクのチェックを行います。ブザーが鳴ったら「Hello! How are you?」と話して、マイクが音を拾えているかを確認し、問題が無ければ次へ進みます。スピーキングテストの内容が表示されますので、確認したら「次へ」ボタンを押し、実際の試験に進みます。周囲の人も「Hello! How are you?」と話しだしますので、他の方の声に惑わされないように、はっきりと話しましょう。

 

②挨拶と問題カードの受け取り

【従来型】面接官より「Can I have your card, please?」と尋ねられますので、「Here you are. 」と答えながら面接カードを手渡します。渡し終えたら「Thank you. Please have a seat.」と着席を促されますので、「Thank you.」と答えながら着席しましょう。

その後、面接官が名乗り、「May I ask your name, please?」と聞かれますので、ご自身の名前を答えます。答え終わった後に「this is the Grade-pre2 test, OK?」と受験級の確認をされます。問題が無ければ「Yes」と答えましょう。その後、「How are you?」などと簡単な質問をされます。
その後、「Here you are」と、問題カードを受け取るように促されます。「Thank you 」と答え、問題カードを受け取りましょう。カードにはパッセージとイラストが2枚印刷されています。

 

【S-CBT型】挨拶など
試験が始まると、面接官が画面に表示されます。簡単な挨拶をされます。以降、面接官の質問が終わると画面右のマイクのボタンが赤く表示されます。ボタンが赤い間は録音されていますので、答えを話して吹き込みましょう。

答え終わったら「次へ」ボタンを押します。ボタンを押さなくても、制限時間が過ぎると画面が遷移します。
以降、問題カードは適宜画面に表示されますので、画面を見ながら解答を進めていきましょう。

 

③問題カードのパッセージ(文章)の黙読

以降は従来型・S-CBT型で大きな差異はありませんのでどちらの方も同じようにご確認ください。

まずは問題文を黙読するように促されます。「First, please read the passage silently for 20 seconds.」と話された後、20秒間で文章を黙読します。

文章は50語程度で書かれているので、もし分からない単語があっても悩んで読むのをやめたりせず、最後まで目を通しましょう。普段ご自身が50語程度のパッセージを何秒くらいで読めるのか測っておくのもよいでしょう。

 

④パッセージの音読

その後、「Please read it aloud.」などと言われますので、声に出してパッセージを読みましょう。タイトル部分から読みます。コンマやピリオドなどで止めることを意識したり、接続詞(And, butなど)で少しポーズ(休止)をとると、自然に聞こえます。

分からない単語があっても飛ばしてはいけません。なるべく類推して声に出しましょう。緊張して言い間違えてしまった場合などは「Excuse me,」などと断りを入れ、間違えてしまった文章の最初から改めて読みましょう。

従来型試験の場合は音読の時間制限はありませんが、S-CBT型では録音可能時間があります。タイマーを見ると焦ってしまうかもしれませんが、ゆっくり丁寧に、落ち着いて音読をしましょう。

 

⑤パッセージについての質問

読みあげたパッセージについての質問が面接官からされます。「According to the passage, why…?」または「~、how…?」という形の質問がほとんどです。「Because…」や「By
…」などで返答します。

パッセージについての質問では、問題カードを読むことができますので、どこの部分を聞かれているのか探して、そのまま読みあげないように注意しながら解答しましょう。コツは主語を代名詞に置き換えたり、不要な語を取り除いたりすることです。

また、解答するときは問題カードを見ながら答えるのではなく、面接官を見ながら答えましょう。カードはちらと見る程度にします。うつむいて解答するのではなく、面接官と問題カードを視線で往復するくらいまでとし、面接官と会話をしている気持ちを大切にして話しましょう。

 

⑥イラストに関する質問

次に、問題カードに描かれたイラストAに関する質問に答えます。1問目はイラストに書かれている人たちの行動を説明する問題です。「A woman is walking with her dog.」など、何かの動作をしている人の説明をする場合は現在進行形で答えるなどを意識しましょう。

 

続けて、イラストBに関する質問に答えます。描かれている人物の状況を説明する問題です。登場人物が考えていることが吹き出しで示されていますので、その人がどんな状況にあるのか、今なにをしているのかを説明します。文章は適切な接続詞でつなぎます。「because」「and」「but」などを活用して、絵の状況に合う文章を作りましょう。

 

⑦受験者自身に関する問題

問題カードに書かれている内容についての質問が終わりますので、問題カードを裏返すように面接官から指示があります。S-CBT型の場合は面接官の画面に変わります。

その後、問題カードの話題と関連性のある内容について、受験者自身の意見をたずねられる質問が出されます。Do you think …?という形で質問されますので、まずはYes かNoかで答えましょう。Why?またはWhy not?と続けて聞かれますので、理由を答えましょう。

 

もう一問、受験者自身の意見を問われます。最後のこの問題では、問題カードの話題とは関連性が全くない話題について質問されることが多いです。そのため、まずは面接官の話をしっかり聞き、自分の意見や好み、行動について答えましょう。

 

どちらの問題も2文以上で答えるように意識しましょう。

 

⑧問題カードの返却

「This is the end of the test.」と面接官が話したら試験終了です。従来型試験の場合、全ての質問が終わったら、問題カードを面接官に返却するように促されます。お返しするときも「Here you are.」の一言を言えるようにしておきましょう。

 

⑨退出

従来型の場合、「You may go now.」と退出の指示があれば「Thank you. Good bye.」とあいさつして退室しましょう。再度部屋に入ることはできませんので、忘れ物が無いか確認をしましょう。冬場には上着などを忘れないように注意しましょう。

S-CBT型の場合はスピーキングテストが終了となり、続けてリスニングテストが始まります。中には一次試験免除の方が退出され、周囲の音が気になってしまう方もいらっしゃるでしょう。ご自身のペースで進められるのがS-CBT型のメリットの一つですが、周囲の人が気になってしまうのはデメリットでもあります。気持ちを切り替えてリスニング試験に臨みましょう。

面接の対策方法やポイント

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ここまで面接試験について詳しく見てきました。では、面接官はこの流れで、受験者のどんなところを見て採点しているのでしょうか。

解答の発音や英文の文法についてももちろん評価されますが、その他に話す態度や姿勢(アティチュード)についても評価対象となっています。聞き取りやすい大きさの声で話しているか、英語を話そうと積極的であるか、などです。面接官と話す前に座ってしまったり、解答に詰まってしまって黙ってしまったりすると、良くないと評価されてしまいます。S-CBT型受験の方も、画面の向こうの面接官とリアルタイムで話している気持ちで臨みましょう。

 

間違えてしまったり、考え込んでしまうことはどんなに学習を重ねても起こりうる事態です。誰でも本番の試験では緊張するので、普段ならこんなことにならないのに!という状況になってしまうこともあるでしょう。いざというときに使えるフレーズを練習しておくことで、お守り代わりになります。ぜひご参考ください。

 

■面接で使える表現を覚える

・質問がよく聞こえなかった、もう一度話してもらいたい場合
「I beg your pardon?」、「Excuse me?」または
「Sorry, could you repeat the question?」

 

ただし、何度も聞き返しては減点の対象になりますので、注意しましょう。

 

S-CBT型受験の場合は一部の問題では「もう一度聞いてやり直す」ボタンがあります。使いすぎると減点対象となることもありますので注意しましょう。

 

・考える時間が欲しい場合
「Well, …」または「Let me see…」

特に「Let me see…」は3語ゆっくり話すと、考える時間が稼げます。ただしあまりにも長考してしまうと受け答えができないのだな、分からないのだなと捉えられかねません。問題カードを確認しながら答えるタイプの質問の際に、問題カードを見ている時間などに使えると自然です。

 

・言い間違えた場合
「Excuse me」

誰にでも言い間違いはありますので、明らかに間違えた!と思った場合は言い直しましょう。その際、急に止めて言い直すよりも、「Excuse me,」と一言添えた方が「言い直すのだな」と面接官に受け取ってもらえやすいでしょう。

 

・どうしても思い浮かばなかった場合
「Sorry, I have no idea.」

黙ったままうつむき、面接官に「解答する気が無いのだな」と捉えられてしまうのは最も避けるべき事態です。とはいえ聞きなおしても分からないし、どうしようもない!といった場合は、その意思を伝えましょう。

 

■勉強方法

面接の勉強方法は一人ではなかなか難しいですが、工夫次第では独学も可能です。

 

●過去問や参考書の模範解答を確認する

英検の公式サイトには準2級の二次試験のサンプル問題が配布されています。こちらからダウンロードできますので、確認しておきましょう。

過去の出題例として、ホームシアター、ボランティアガイド、電子辞書、食品フェア、映画祭、プリペイドカードについての話題が出題されたことがあります。どんな問題が出されたのか考え、それに対する解答を考えてみるのも勉強になるでしょう。

書店では参考書や模擬問題も発売されていますので、たくさん解いて慣れておきたい場合は参考にするのもよいでしょう。解答例を音読練習するのもトレーニングになります。

 

話すときには座って、正しい姿勢で面接官を見ながら話す必要があります。練習の時からしっかりと意識しておきましょう。相手になってくれる人がいない場合は、面接官の顔をスマホに表示して自分の目線の高さに設置して話したり、顔写真を壁に貼って目を見て話す練習をするのもいでしょう。

 

また、声に出すときはスマホなどを使用して自分の声を録音し、聴きなおしをしましょう。複数形や三単現のSが発音できているか、冠詞を忘れていないか、アクセントがおかしいところがないかなどを中心に聴きなおしを行いましょう。音声入力ができるサービスで、正しく入力されているかなどで確認してみるのもよいでしょう。

まとめ|英検®準2級の面接対策をするなら

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いかがでしたか?今回は、英検準2級の二次試験・面接対策について詳しくお話をしました。

面接の練習は他の技能と比べて一人で学習を重ねるのが難しい、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。自分では合っていると思っていても、第三者が見たら間違っていると言われてしまうことがあるでしょう。自分では間違いに気づきにくいのもスピーキング学習の難しいところです。

 

このような場合は、二次試験だけ専門のスクールや塾に通うことを検討してもよいでしょう。その場合は二次面接のクラスだけの受講が可能か、確認しましょう。
日米英語学院では、準2級のスピーキング対策だけ受講する、ということが可能です。またご自身の好きなペースで受講していただけるプライベートレッスンにも対応していますので、一次試験に受かったけど面接対策を全くしていなかった、来月試験だ!という場合もご相談ください。

 

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面接対策の時に発音をたくさん直されました。日頃から意識したいと感じました。

 

日米英語学院ではこのほかにも、受講生の方が身につけたい英語学習についてカウンセリングを行い、コーディネーターがあなただけの学習プログラム「個人別カリキュラム」を作成いたします。準2級を取得したい時期や現在のご自身のお悩みを踏まえてカリキュラムを作成いたしますので、効率的に学習をすすめていただけます。レッスンは、通学/オンライン、グループ/マンツーマン、日本人講師/外国人講師から最適なチョイスでご受講いただけます。受講まで考えていなくても、学校説明会にご参加いただきますと情報が手に入ります。英検準2級の面接対策でお悩みの方、効率的に学習されたい方は、ぜひ一度学校説明会へお越しください。

 

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