RS 単体使用
RS15(またはRS18)の単体での使用時のカバレッジについては、水平方向(スピーカー面を横にした場合)は非対称のパターンでスピーカーの軸から30°傾いています。また垂直方向パターンは対称になります。
ペア使用
指向性モードでのRS15(またはRS18)の使用法には3種類あります。Side、Back to back、Face to face です。 これらの全ての構成はリアでは全帯域幅にわたってスムーズな15dBの減衰を持つ対称的なパターンを持ちますが、一方、水平方向のカバレッジはそれぞれ特徴があり異なります。Back to Back(背面合わせ)の場合は-3dBカバレッジ幅は、31.5Hzで120°ですが100Hzでは60°に減少します。
Side (交互重ね)
Side (交互重ね)の場合は、31.5 Hz から100 Hzまで一定で、-3dBのカバレッジ幅は120°です。
Face to Face (正面向き合わせ)
Face to Face (正面向き合わせ)の場合は、-3 dB のカバレッジ幅は31.5 Hz で120°から100 Hzで180°まで増加します。
RSのアレイ
RS15(RS18)のフライングアレイでは低域の垂直方向カバレッジが大きく改善されるため、奥行きのある観客席に有効で十分な広さのカバレッジを得ることが出来ます。12 個のRS15 によるクラスタを高さ10 m でフライングした場合、奥行き75 m の観客席で100 Hzでの音圧レベル差を±3 dB 以内で達成できる一方ステージ上では15-20 dB の減衰を保持できます。