京都でフレンドリーラグジュアリーな町屋旅館を手掛ける株式会社Nazuna(代表取締役:渡邊 龍一)は、同志社大学経済学部奥田ゼミとの共同プロジェクトとして、「Nazuna 京都 椿通」にて京都の伝統と革新を象徴する和傘「ryoten」のレンタルサービスを開始いたします。
株式会社Nazunaは、大学研究に協力するかたちで産学連携プロジェクトを推進し、観光客の体験価値向上を図りながら、地域社会と共に成長していくことを目指します。
これからも、京都の伝統と現代のニーズを融合させた新しい取り組みを展開し、持続可能な観光産業の発展に貢献してまいります。
■「日傘による暑さ対策」プロジェクトについて
同志社大学経済学部奥田ゼミは京都の老舗や職人に関する研究をしています。その中で、京和傘の老舗「日吉屋」の傘を用いた「京都の暑さ対策」を提案しています。今回、「Nazuna 京都 椿通」では「日傘による暑さ対策」プロジェクトに協力し、和傘のレンタルサービスを実施することとなりました。
なお、この奥田ゼミのプロジェクトは一般社団法人「京都知恵産業創造の森」が主催する「令和5年度地域連携支援事業」で助成対象に選出されました。
<プロジェクトの目的>
1. 観光業や伝統産業の発展への貢献
和傘は、その美しさから海外観光客を含む多くの人々に「アート」として認知されています。今回のレンタルに用いられる「ryoten」は、京和傘の老舗「日吉屋」が13年をかけて開発した晴雨兼用傘です。この老舗の職人が作った物を実際に使ってもらうことにより、「ryoten」が「使えるアート」として認知され、京都の伝統産業への新たな関心を喚起し、観光業の振興に寄与することを期待しています。
2. 「歩くまち・京都」の推進
京都の夏の暑さ対策として、「ryoten」のレンタルは大きな意義を持ちます。既存の暑さ対策が時間や場所に制限を受ける中、個人が自由に利用できる日傘としての機能を提供することで、「歩くまち・京都」の推進を目指します。日傘は「持ち歩きの不便さ」が課題でしたが、レンタルサービスの導入により、これを克服する新たな解決策となるでしょう。
3. 環境への負荷低減と持続可能性への取り組み
「ryoten」は自然素材を主体とし、廃棄時の環境負荷が少ない設計が特徴です。また、レンタルサービスの採用により、SDGsの目標に貢献します。大気、水、土壌への化学物質やプラスチックごみの削減に向けた取り組みを推進し、持続可能な観光地の実現を目指します。
■和傘「ryoten」について
「ryoten」は、江戸時代後期から続く京和傘の老舗「日吉屋」が13年かけて開発した晴雨兼用傘です。自然素材を生かした和傘の美しさ+洋傘の利便性をあわせもっています。
36本の竹骨と遮光率95%の強度にすぐれた和紙調不織布を使用し、約5年の耐久年数と約250gという軽さを実現。また廃棄する際にはすべてばらばらに分解でき、骨や先端には竹と木、柄にはリサイクル可能なアルミを使用しているため、環境への負荷が少ないことも特徴です。
日吉屋公式サイト
ryoten公式ページ
https://hiyoshiya.wagasa.com/cp_jp/products/ryoten/
■Nazuna 京都 椿通について
「ryoten」のレンタルサービスを実施する「Nazuna 京都 椿通」は、明治時代に建てられた築110年以上の京町家が並ぶ路地一体をリノベーションした、全23棟の客室とレストランで構成される旅館です。
各客室、レストランに関する情報など、詳しくは公式サイトにてご確認ください。
https://www.nazuna.co/property/nazuna-kyoto-tsubaki-st/
■株式会社Nazuna
お客様との温かい交流を重視し、心地よい高級感を提供するフレンドリーラグジュアリーな町屋旅館「Nazuna」を展開しています。ミシュランガイド京都・大阪で3パビリオンを獲得した旅館「Nazuna 京都 二条城」「Nazuna 京都 御所」や、2024年6月おもてなしセレクション金賞を受賞した「Nazuna 京都 椿通」など、伝統的な建築物を活かしたユニークな施設を運営しています。
代表取締役: 渡邊 龍一
本社 : 京都府京都市下京区蛭子町143番地1
公式サイト: https://www.nazuna.co/
Instagram : https://www.instagram.com/nazuna.official/
■同志社大学経済学部奥田ゼミ
一般社団法人「京都知恵産業創造の森」助成金採択について