シェルル神戸工場は、耐震建築向けの鉄骨部材の生産を担うナスラックの自社工場です。広い敷地を活かし、東建グループ西日本地区の物流拠点にもなっています。
鉄骨製品の加工はコンピューターシステムによる統合管理。
最新鋭のフルオートメーションラインにより、コストの管理及びスピードを重視した上で、高品質な製品を生産し続けて参ります。
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シェルル神戸工場は、東建グループが誇る高耐震鉄骨造の建築商品「シェルルシリーズ」の鉄骨部材を生産しております。
弊社独自開発の特許技術である「高耐力フレーム」は、鉄骨柱にバランス良く組み合わせて配置することで、建築基準法で要求される1.5倍の耐震等級3を実現した優れた建材です。
そして、さらなる安心を求め開発されたもうひとつの特許技術「制震フレーム」は、建物の揺れを吸収し家具などの転倒を防止します。これにより弊社の建築商品は「壊れない家」から「揺れない家」へ大きな進化を遂げました。
「シェルルシリーズ」は住宅性能表示の「構造の安定」における「最高等級3」の強靱な耐震構造が特長。建築基準法が規定する1.5倍の耐震強度を有し、災害時に避難場所となる公共施設(学校・警察など)のランク「等級2」を上回ります。
弊社が開発した「高耐力フレーム」を使用したアウトウォール工法は、「建物及び建物の設計の方法」において特許を取得しています。建物のまわりにバランス良く耐力壁を配置して、室内空間に耐力壁をなくすことにより、梁型や柱型のないすっきりとした住空間を実現。間取りに自由性と可変性を持たせることを可能とし、入居者様のライフスタイルの変化に合わせて間取り変更などの大規模なリフォームにも対応します。
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東建グループ独自のアウトウォール工法の設計手法は、特許を取得しています。
また、建物は建築基準法に基づく型式適合認定を取得、鉄骨のカチオン電着塗装は国土交通省の大臣認定を取得しています。
弊社が独自に開発した高耐力フレームと制震フレームをバランス良く配置。地震による揺れを粘弾性ダンパーが吸収することで揺れを軽減し、家具などの転倒を防止します。
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固定していない重い家具が移動、転倒します。
戸が外れて飛ぶことがあります。 -
吊り下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てるが重い家具などは、ほとんど倒れません。
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制震フレームとして、揺れを吸収する制震性能について認定を受けています。
- 制震フレーム構造評定書
- 型式適合認定書
- 敷地面積
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20,162m2(約6,110坪)
- 建屋など面積
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- ・第1工場[高耐震鉄骨生産工場] :7,613m2(約2,310坪)
- ・第2工場[鉄骨・建材倉庫](2階建) :2,773m2(約840坪)
- ・第3工場[倉庫](2階建) :322m2(約100坪)
- ・事務所棟(2階建) :505m2(約150坪)
- ■ 設備一覧
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- ロボット溶接機
- 15台
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- フォークリフト(2.5t)
- 10台
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- ハンドリングロボット
- 12台
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- フォークリフト(2.0t)
- 1台
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- アーク溶接機
- 1台
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- フォークリフト(1.5t)
- 1台
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- 半自動溶接機
- 8台
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- 電着塗装装置
- 1基
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- 溶接ヒューム集塵装置
- 7台
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- 電着塗装乾燥装置
- 1基
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- CO2溶接機
- 15台
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- 電着塗装搬送装置
- 1基
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- コンプレッサー
- 2台
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- キューピクル変電所(主幹線)
- 1基
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- 天井クレーン(2.8t)
- 4基
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- キューピクル変電所(オートメーションライン)
- 1基
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- 天井クレーン(2.0t)
- 2基
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- キューピクル変電所(電着塗装)
- 1基
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- 天井クレーン(0.5t)
- 1基
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シェルル神戸工場は、広大な敷地を活かしてヘリポートを設置。グループ内外におけるフットワークを高め、業務のさらなる効率化を図っています。
ナスラック株式会社の自社生産ネットワークを担う工場のひとつである「シェルル神戸工場」。当工場は東建グループの主力商品である高耐震鉄骨造賃貸マンション・賃貸アパート「シェルルシリーズ」に使われる高耐震鉄骨部材を製造しております。製品の生産ラインは最先端のコンピューター制御によるフルオートメーションライン。生産を統合管理することで、作業の効率化や製品の品質向上を実現致しました。高い耐久性が求められる高耐力フレームなど鉄骨部材には、リン酸亜鉛処理とカチオン電着塗装を行ない、万全の防錆対策を採っております。また、高い品質を維持するため、ISO9001を取得。厳しい品質管理のもと、より良い製品を皆様に提供し続けます。