絶滅かと思われたハブスメダカを40年ぶりに再発見 – 長浜バイオ大学
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絶滅かと思われたハブスメダカを40年ぶりに再発見

琉球大学、インドネシア国立研究革新庁、龍谷大学、マレーシアサインズ大学、京都大学、および本学アニマルバイオサイエンス学科の竹花佑介教授の研究グループは、絶滅かと思われていたハブスメダカ(Oryzias hubbsi)を約40年ぶりに野外で再発見しました。

ハブスメダカは1983年以来、野外での採集記録がありませんでした。今回、ジャカルタ西部のタンゲランの釣り堀で採集された集団が、ハブスメダカとその近縁種であるジャワメダカを含むことが判明し、ゲノム解析から両者が交雑していないことも明らかになりました。これらの成果は、本種を40年ぶりに野外で再発見したという点で重要なだけでなく、ハブスメダカとジャワメダカの生殖隔離機構を解明する糸口になることが期待されます。

今回の成果は、2024年5月6日に「Ichthyological Research」誌に掲載されました。

発表論文:発表論文:"Rediscovery of Oryzias hubbsi with notes on its reproductive isolation with O. javanicus"
DOI:https://doi.org/10.1007/s10228-024-00976-y