学校法人武蔵野大学創立100周年記念事業カンファ・ツリー・ヴィレッジ主催「将来の良き祖先のためになすべきこと:国連未来サミットから」を開催しました | ニュース | 武蔵野大学
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学校法人武蔵野大学創立100周年記念事業カンファ・ツリー・ヴィレッジ主催「将来の良き祖先のためになすべきこと:国連未来サミットから」を開催しました

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10月31日、学校法人武蔵野大学創立100周年記念事業プロジェクトカンファ・ツリー・ヴィレッジ主催の学内講演会「将来の良き祖先のためになすべきこと:国連未来サミットから」を開催しました。
講師に国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満 泉氏が登壇し、「将来の良き祖先のためになすべきこと:国連未来サミットから」をテーマに未来世代への平和と協力の大切さについてお話しいただきました。
講演会には、メイン会場・サブ会場含め学生及び教職員700名が参加し、オンラインでも300名の学生が参加しました。

講演冒頭では、今後未来世代となっていく学生たちに向けて良い祖先となるために私たちに何ができるのか、これからの100年を考えるのに法人の創立100周年という節目は最も適した機会だと中満氏は述べました。
また、戦争や紛争といった対立や分断の解決には粘り強い対話や協力が重要であることや、過去の歴史において若者が社会の変革の一端を担ってきたことを例に挙げ、若い世代が積極的に関与することと、人類全体で連帯し希望を持つことの重要性についてお話いただきました。
最後に、「国連が若者向けとして提供する教育プログラムなども紹介いただき、世界とつながり連帯して課題に取り組むことは人生を豊かにします、ぜひ皆さんも国連に限らずそうした人類全体の共同作業に参加いただければと強く思います。より良い未来を築くために頑張ってください。」という激励のメッセージで講演を締めくくられました。

講演後には質疑応答ののち、元外務大臣で本学国際総合研究所の名誉顧問を務める川口 順子氏より花束が贈られ、講演会は盛況のうちに幕を閉じました。

当日の講演の様子は以下からも視聴できます。

動画:学校法人武蔵野大学創立100周年記念事業カンファ・ツリー・ヴィレッジ主催「将来の良き祖先のためになすべきこと:国連未来サミットから」
 https://www.youtube.com/watch?v=Xp7jxoT0ZfY

登壇者プロフィール

中満 泉 Izumi Nakamitsu
国連事務次長・軍縮担当上級代表

早稲田大学法学部卒業。米国ジョージタウン大学大学院修士課程卒業(国際関係論)。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)法務官、人事政策担当官、旧ユーゴ・サラエボ、モスタル事務所長、旧ユーゴスラビア国連事務総長特別代表上級補佐官、UNHCR 副高等弁務官特別補佐官、国連本部事務総長室国連改革チームファースト・オフィサー、InternationalIDEA(国際民主化支援機構)官房長、企画調整局長など国際機関のポストを歴任後、2005年から2008年8月まで一橋大学法学部、国際・公共政策大学院教授。同期間に国際協力機構(JICA)平和構築客員専門員(シニア・アドヴァイザー)、外務省海外交流審議会委員などを兼任。2008年に国連に上級部長として復帰。既婚、2女の母。

カンファ・ツリー・ヴィレッジについて

私たちは今、地球規模の課題、様々な対立に直面しています。対立とは、本来、分けようのない世界を生きている私たちが、良し悪しといった二つに分けるものの見方によって生まれると、ブッダは説きました。このような仏法の智慧を、世界の誰にでも開かれていくように「カンファ・ツリー・ヴィレッジ」というプロジェクトを立ち上げました。なお、カンファ・ツリーとは、国際的な仏教学者でもあった武蔵野大学の学祖・高楠順次郎(1866 ‒1945)と、長寿の樹である楠(くすのき)の英語名Camphor Tree(カンファ・ツリー)から、そして、カンファ・ツリーの下に、世代や国を超えて人々が集い、長期的な思考を育む場所となるという思いを込めVillage(ヴィレッジ)と名づけました。

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