社長メッセージ
MRO北陸放送は1952年の開局以来、日本海側で最も古い放送局として歴史を刻んでまいりました。これもひとえにみなさまからの格別のご高配の賜物であり、心から感謝申し上げます。
令和6年能登半島地震では、石川県のすべての放送局ができる限りの災害報道を続けてきました。災害報道に関わった全員が「一人でも多くの命を救いたい」「少しでも被災者のお役に立ちたい」という思いでした。
では、テレビ・ラジオはどれだけ被災者の役に立ったのか・・・?能登の被災者を対象にしたある調査では、地震直後に大津波警報を聞いた人のうち、約3分の2が「テレビで警報を聞いた(認識した)」と答えています。瞬時に多くの人たちに、重要な情報を一斉に届けることができるテレビの力の表われです。
また、震災直後から問題視されたSNS上でのデマやフェイク(虚偽)情報については、「なぜ情報にデマやフェイクがあると思ったのか」という質問に5割近い人たちが「テレビ・ラジオから得た情報と矛盾していたので」と答えています。私たちの報道が、デマやフェイク情報を打ち消す役割を果たしていたことが証明されました。
近年「テレビ離れ、ラジオ離れ」がよく話題になりますが、テレビ・ラジオにはまだまだ重要な役割と可能性があるのだと、改めて身の引き締まる思いです。
私たちMRO北陸放送は、みなさまに有意義で信頼できる情報をいち早くお伝えすることを最大の使命としています。同時に家族そろって楽しめる良質なコンテンツをたくさんお届けすることで、今後もみなさまからより信頼され、より愛される放送局となれるよう努力してまいります。
引き続きのご愛顧を、どうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役社長
島田 喜広