「Nikon Z6III」
タイのサイアムスクエアでニコンZ6IIIの先行予約も兼ねた体験イベント「NIKON Z6III OUTPERFORM」が開催されて初日に行ってZ6III見てきました。ちなみに好き勝手な単なる僕の感想文なんでそこのところはよろしくお願いします。
日本の東京で言えば渋谷や新宿のど真ん中みたいなサイアム地区。その中の10代、20代前半の若い子たち(特に女の子)が集まるサイアムスクエアというエリアにあるLIDO CONNECT 1階にて開催されたニコンZ6IIIの体験イベント「NIKON Z6III OUTPERFORM」。しょーーじき人は少なかった。
いやまじでニコン!敢えて言いたい。タイのニコン(日本は知らん)はカメラフェアでもこういうイベントでもとにかく出し物が地味過ぎるし野郎臭も強すぎる!これじゃ若い子いる場所でイベントやっても若い子なんてまじで来ないし興味ないから。。俺含めて4、5人オッサンがいただけなんじゃないかな、、バンコクの主要4スポットをジャックして開催されたフジフイルムX-S20の時の体験イベント『FUJIKINA BANGKOK 2023』の規模と世界観が凄すぎたから(若い子も多かった)、ちょっと今回のは大分見劣りしてしまう。Z6IIIはもっとガツンと金掛けて華やかにイベントやっても良いレベルの目玉商品なんじゃないのかなって思うけどね。
と、まぁ文句はそれぐらいで、、本題の『Z6III』いきます。
地味なイベントの雰囲気とは裏腹にニコンZ6III。すごく良かったです!!僕フジフイルムのX-T5を発売と同時に買ってからのこの一年半。野鳥撮影だったり、音楽の現場だったり、カメラフェアだったりで、ほとんどのメーカーのミラーレスカメラを色々見て触ってとしてきましたが、「あっこれ良い!」みたいな触ってすぐのフィーリングみたいなのは「Z6III」が今までで一番良かったかもしれません。
個人的には画素数は抜きにして、手持ちで野鳥の飛翔撮影とか延々と歩きまわって足で稼ぐ撮影の仕方とかだったらZ9とか8よりも良いんじゃないのかなって。
<気になる部分>
・電子ビューファインダー(EVF)
“ニコン史上最高の576万ドット高解像度EVFモニター”という事で、ファインダー覗いてみたけど、、普通に全然きれいで、だけどあまり僕にはよくわからなかった。。何となくだけど前にカメラショーでフジフイルムのX-H2のファインダーを初めて覗いた時の方が「すげー」みたいな感動はあったかも。ただニコン機のファインダーはどれも綺麗だから単にとび抜けた感動が無かっただけかも知れない。
・Z6IIIのAF性能
Z6IIIに「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」の超望遠ズームレンズを付けさせてもらって、歩いてる人だったり遠くの物にピント合わせてAF-CでのAF性能を確認しましたが、Z6IIIに180-600mmはAFがすごい良いなと。僕の使ってるフジX-T5にTamron150-500mmはもちろん、こないだレンタルして野鳥撮影をしたSony a7C IIに200600Gよりも僕的にはAFの感触良かったです(特にAFが被写体にスッと喰いつく感じ)。ただ180-600mmの写りに関しては背景描写というか、バックの写りがうるさ過ぎる感じであまり僕の好みではなかった。
・カメラの大きさと重量
このまま片手で撮れと言われたらちょっとキツいけど、持ってる分にはZ6IIIと180-600mmの超望遠ズーム片手で持ってても悪くないです。僕はフジのAPS-C機を使ってるので、ニコンのフルサイズ機はどれもデカくて重くてゴツゴツしてという感じだけど、それでもZ6IIIを持った時の感触は「気持ち大きいけど悪くない」という感じ。実際の重量以上にカメラボディもレンズもバランスが良いんだと思う。全然これで手持ちで野鳥撮影にも出掛けられると思う。
・Z6IIIの電子シャッター
何だかんだZ6IIIで一番気になることで、一番興味あるのが『部分積層型CMOSセンサー』搭載での実際の電子シャッターでの撮影具合。X-T5にもプリ撮影とか電子シャッターで20連写はできるけど、野鳥の飛翔撮影ではローリングシャッターの歪みがすごくてはっきり言ってほとんど使えない。特にカワセミやツバメの高速に飛ぶ野鳥になると羽がぐるっと一周するんじゃないかってぐらい電子シャッターの歪みが出るので。
で、Z6IIIに180-600mmを付けて、かなり強く左右に降り回しながら電子シャッターの120連写で撮ってみたけど、歪みがゼロではないけど(少し斜めにはなる)、ゼロではないけど、Z6IIIの電子シャッターは野鳥撮影なんかでも十分使えるレベルに感じた。
バックの柱とか確かに斜めに写ってはいるんだけど、カメラを左右に振ってもグニャングニャンとするわけではなく、相当歪みは抑えてくれてると思う。ネットなんかのレビューでも部分積層型については好意的な意見が多かったとように思うし、実際自分で試してみてもかなり良いんじゃないかなと感じた。
それとJPEGのみだけど、秒間120コマ(30, 60, 120コマと選べる)の連写撮影ができるのは、普通に良いなーーって思った。
【まとめ】
タイはこれを見に行った6月22日からZ6IIIの先行販売開始で、6月28日に手元に届くらしい。レンズキットとかもあるけど、ボディ単体では94,900B(日本円で413,000円)で5,000Bのキャッシュバックとバッテリーチャージと2年保証が付く(通常1年)。
僕は買わないというより、そりゃ欲しいには欲しいけど買えないなぁって感じ。標準レンズと超望遠と予備のバッテリーとかいろいろ合わせたら最低70万円はいくだろうし、何より今Z6IIIを買ったらX-T5を使わなくなって手放してしまいそうで、それは自分的にはあまり求めていない。なので仮にボディ価格が30万円だったとしても今の僕は買わないと思うけど。ただZ6IIIの触った感じのフィーリングはほんとすごい良かったし、この機能と性能で40万円ってのは円安考えてもまぁまぁ妥当な価格のような気は僕はしました。
しかしニコンはもうちょい洒落っ気出した方が良いと思う。若い子たちのいる場所でイベントしてカメラ売りたいと思ってるなら。まじで若い子らは性能より気分と見た目だから。あと海外のニコン機は日本語は入って無いのでよろしくです。
▼日本は7月12日発売

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「Nikon Z6III」を見てきた話でした。
▼見ていただきありがとうございます。