法務省:第1回ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラムの開催
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第1回ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラムの開催

 令和6年6月26日(水)から7月2日(火)までの間、東京都内において「第1回ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラム」を開催しました。

 本フォーラムには、ASEAN・G7各国から55名の法務・司法分野の次世代を担う若手政府職員が参加しました。ネクスト・リーダーズと称される参加者らは、フォーラムの期間中、各国の抱える政策課題の紹介や、各国共通の課題等について議論することなどを通じ、各国の枠組みを超えたネットワークを形成しました。 
集合写真

【開会式】
 開会式では、小泉龍司法務大臣とナラリヤ・ソエプラプトASEAN事務次長が登壇し、参加者を歓迎しました。
   小泉法務大臣(左)とソエプラプトASEAN事務次長(右)による開会挨拶
 
【ディスカッション】
 ディスカッションでは、グループごとに2つのテーマについて議論を行いました。1つ目のテーマは「ASEAN・G7各国での法務・司法分野における政策的取組や課題の共有」であり、参加者は、各自が担当する施策や所属組織が取り組んでいる課題を共有することで、共通の課題を発見し、意見交換を行うなど、相互理解の促進を図りました。
 2つ目のテーマは「ジェンダーの視点を含めた法務・司法分野の人材確保・育成の方策について」であり、若手職員ならではのアイデアを共有したり、各国の優れた事例等を紹介したりするなどして、熱い議論を展開しました。  
グループディスカッションの様子

【プレゼンテーション】
 ディスカッションを行った後には、テーマごとにプレゼンテーションを実施しました。ASEANとG7の垣根を越えた対話を通じ、多くの視点が混じり合った多様な考えが共有されました。また、最終日のプレゼンテーションでは、フォーラムのまとめとして、各参加者が熱い思いを伝えている場面も見られました。
グループプレゼンテーションの様子

【講義】
 上記議論に資する目的で、髙島崚輔兵庫県芦屋市長、フィリピン司法省のミルドレッド・アルヴォア検事及び川本裕子人事院総裁から、行政のリーダーとして求められる素質や公務員の人材育成の在り方等について御講演いただきました。各講師がリーダーになるまでに辿ってきた自身の経験を基に講義をしていただき、参加者にとって学びの多い時間となりました。参加者は講義を熱心に聞き、質疑応答も大変盛り上がりました。
髙島兵庫県芦屋市長(左)とアルヴォアフィリピン司法省検事(右)による講義
 
川本人事院総裁による講義

【施設見学】
 参加者に日本の司法制度について理解を深めてもらうため、矯正施設(東日本成人矯正医療センター及び東京西法務少年支援センター)、最高裁判所、国会議事堂そして更生保護施設(更生保護法人更新会、更生保護法人斉修会)の見学も実施しました。
東日本成人矯正医療センター(左)と東京西法務少年支援センター(右)の見学
 
更生保護施設「更新会」(左)と更生保護施設「斉修会」(右)の見学

【閉会式】
 閉会式では、すべてのプログラムを終えた参加者に修了証書が手渡され、これをもって、第1回ASEAN・G7ネクスト・リーダーズ・フォーラムが閉会しました。
閉会式の様子
 
閉会式後の集合写真