私たちの暮らしを支えるインフラ(社会資本)
「社会資本」とは、道路や水道といったライフラインをはじめ、河川や鉄道、空港など、私たちの暮らしを支える施設のことです。社会資本は英語で言うとインフラストラクチャーで、略してインフラと呼ばれています。
インフラによって発揮される様々な「ストック効果」
インフラ(社会資本)を整備することは、生活が便利になるだけではなく、様々な効果があります。
例えば、道路の場合は、周辺に物流施設や商業施設などが新しくでき、それが地域経済など活性化につながっていきます。こういった長期的に見たものも含めた効果を「ストック効果」と呼びます。
新たなインフラの整備などにあたって、ストック効果が最大限に発揮されることが重要となります。
国土交通省では、重点的、効率的、効果的なインフラ整備を推進するための「第5次社会資本整備重点計画(令和3年5月閣議決定)」に基づき、各地方の特性等に応じて策定された「地方ブロックにおける社会資本整備重点計画(令和3年8月策定)」により、ストック効果の最大化を図っています。
「地方ブロックにおける社会資本整備重点計画」における重点目標
災害に強い国づくり「国土強靱化」につながるインフラ整備
「国土強靱化」とは、地震や津波、台風などの自然災害に強い国づくり・地域づくりを行い、大災害が発生しても人命保護・被害の最小化・経済社会の維持・迅速な復旧復興ができるよう目指す取組のことです。
この国土強靱化においても、社会資本が重要な役割を果たします。堤防や砂防などが持つ災害から国民を守る役割をはじめ、災害時も道路のネットワークが機能することは、救助や支援物資の輸送などを迅速に行うことにつながります。
国土交通省では、近年、激甚化・頻発化が見られる自然災害に対する減災・防災、国土強靱化に向け、国民が災害から命を守るための情報提供などのソフト対策、インフラの機能強化などハード対策の両面において、集中的に取り組んでいます。
インフラみらいマップで見る将来の社会資本整備
これから先、どんなインフラがどこに整備されるのかなどを、マップ上で確認できるサイトがインフラみらいマップです。
マップ上に表示されたアイコンをクリックすると、該当するインフラの概要情報などが確認できます。
また、インフラの分野、「地方ブロックにおける社会資本整備重点計画」の重点項目、エリア(都道府県)などテーマを絞り込んだ表示を行うことも可能です。