田町タワー
TAMACHI TOWER
田町タワー
TAMACHI TOWER
旧東海道の玄関口に近い、薩摩藩邸の跡地に建つオフィスビル「田町タワー」。
国内初の半屋外空間「ウインターガーデン」を外観上の特徴とし、働く人のコミュニケーションを創誘発する仕組みが垣間見られます。こうした魅力的なワークプレイスの創出や働く人びとのウェル・ビーイング向上とともに、環境シミュレーションで最適化した外装フィンによる日射遮蔽や自然換気などで持続可能性にも配慮。
特許を取得した芯棒型制振システムによるBCP対策も含めて、多側面から「次代のオフィス・スタンダード」を追求しました。立体的な屋外広場の整備、地域貢献機能の強化など、総合設計制度を活用して街区全体の機能を高め、地域のまちづくりに貢献します。
DATA
竣工年 | 2023年 |
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所在地 | 東京都 港区 |
用途 | オフィス、商業施設 |
敷地面積 | 8,617㎡ |
延床面積 | 112,372㎡ |
階数 | 地上29階、地下2階、塔屋1階 |
構造 | S造、RC造、一部SRC造 |
対地震構造 | 制震 |
当社業務 | 設計、監理 |
写真 | エスエス/中島真吾 |
田町タワーにおけるコアウォール芯棒制振構造
田町タワーには、新しく開発した制振構造システム「コアウォール芯棒型制振システム」を導入。
地下2階から地上5階のコア部分を周囲の鉄骨造柱梁フレームから分離して横滑りすることができるRCコアウォールとしています。
このコアウォール(芯棒)の周囲に制振装置を集中的に配置することで、従来の1/5の制振装置台数で高い耐震性能を確保しています。制振装置台数を縮減できたことで建物コアを極小化することができ、より有効に執務スペースを確保することができました。
Update : 2024.09.10