駐車場の地面に朝顔が咲いています。
どこからか種がこぼれたようです。
猛暑日が続く中、普濟寺恒例の施餓鬼会を行いました。
コロナ感染者が増えているとの報道もあり、持病をお持ちの方もいらっしゃることから今年も縮小開催にいたしました。
法要のみで、その後のご法話や大広間での御斎(食事)も行いません。
ご助法の僧侶の皆さまも最小限となりました。
「南無離怖畏如来」という幡が見えます。
りふい‐にょらい【離怖畏如来】
施餓鬼の法を行うとき、五仏を念ずるその北方の如来の名。釈迦如来のこと。
『例文仏教語大辞典』「離怖畏如来」の項
法要後は施餓鬼壇のほうに移動します。
お檀家さんのお名前も読み上げます。
提灯にも火をともします。
こちら側には「南無妙色身如来」と見えます。
みょうしきしん‐にょらい【妙色身如来】
密教で、施餓鬼の法を行うときの五如来の一人。東方阿閦仏あしゅくぶつの別称。餓鬼の醜悪な姿を変えて、身体の諸機能を円満に具えさせることを誓いとするところからこの名がある。
『例文仏教語大辞典』「妙色身如来」の項
普濟寺では、昔からこの方角の配置になっているようです。
ちなみにお施餓鬼のときには、五如来(宝勝・妙色身・甘露王・広博身・離怖畏)の幡を下げます。
法要では戦没者の慰霊や東日本大震災追悼も行いました。
もうすぐ立秋。お盆も近づいてきました。ご先祖様も気持ちよくお帰りになってくださればと思います。お檀家の皆さまには、今年もお暑い中をお参りくださりありがとうございました。
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最後までお読みくださりありがとうございました。