ワンヘルス・アプローチに基づく人獣共通感染症対策|厚生労働省

健康・医療ワンヘルス・アプローチに基づく人獣共通感染症対策

ワンヘルスとは

人、動物、それを取り巻く環境の健康はひとつ

動物から人へ、人から動物へ伝播(でんぱ)可能な感染症(人獣(じんじゅう)共通感染症)は、すべての感染症のうち約半数を占めています。また、抗菌薬の不適切な使用を背景とした人、動物、食品、環境等における薬剤耐性(AMR)を持つ細菌の出現が、国際社会で大きな課題となっています。

人や動物の健康と、それを取り巻く環境を包括的に捉え、関連する人獣共通感染症などの分野横断的な課題に対し、関係者が連携して取り組む概念を「ワンヘルス (One Health)」といいます。

厚生労働省では、ワンヘルスの考え方を広く普及・啓発するとともに、分野間の連携を推進しています。

ワンヘルスに関する取り組み

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ワンヘルスに関する連携シンポジウム

医師及び獣医師は活動現場で人獣共通感染症に接触するリスクを有しています。

厚生労働省では、平成27年度から、医学・獣医学の横断的な連携(ワンヘルス・アプローチ)を推進し、人獣共通感染症の予防・探知・治療等の対策強化を図るために、連携シンポジウムを開催しています。
  • 医師・獣医師間の知識・問題意識の共有、意見交換の促進、協働意識の醸成
  • 臨床医師・獣医師による、動物由来感染症の患者や患畜の積極的かつ迅速な探知とその情報発信、 病態の解明、予防・診断・治療の向上
 
2023年11月10日掲載 令和5年度ワンヘルス連携シンポジウム
2022年11月29日掲載 令和4年度ワンヘルス連携シンポジウム
2022年1月12日掲載 令和3年度ワンヘルス連携シンポジウム
2021年2月6日掲載 令和2年度ワンヘルス連携シンポジウム
2020年1月9日掲載 令和元年度ワンヘルス連携シンポジウム
2019年1月11日掲載 平成30年度ワンヘルス連携シンポジウム
2018年1月11日掲載 平成29年度ワンヘルス連携シンポジウム
2017年10月20日掲載 One Healthに関する連携シンポジウム-薬剤耐性(AMR)対策-
2016年11月11日掲載 厚生労働省セッション-薬剤耐性(AMR)対策-(第2回世界獣医師会-世界医師会“One Health”に関する国際会議)
2016年3月20日掲載 人と動物の一つの衛生を目指すシンポジウム-人獣共通感染症と薬剤耐性菌-

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ワンヘルスデー

毎年11月3日は「ワンヘルスの日」

非政府組織や市民団体によって国際キャンペーンが行われています。

「ワンヘルスデー(One Health Day)」の目的は、ワンヘルス・アプローチの認知度を高め、人、動物、環境の健康を守るために取り組んでいる人々の活動を称えることです。

世界保健機関(WHO)などの国際機関もこのキャンペーンに参加しています。

啓発画像

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リンク

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