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食事にひそむキケン~おいしく安全に食べるヒント~
第1回テーマ:有毒植物 スイセン・クワズイモほか
たびたびニュースになる食中毒事件。発生しやすい時期や調理・保存方法などのポイントを押さえておけば防げるはず。それぞれの時期に起きやすい食中毒と、その予防方法などについて紹介します。
採らない・食べない・売らない・人にあげない
アウトドアを楽しむ機会が増える春は、特に有毒植物による食中毒が発生しやすい季節です。有毒植物による食中毒では、場合によっては死亡してしまうこともあります。
たとえば、庭や公園できれいな花を咲かせ、目を楽しませてくれるスイセンが、実は有毒植物だということを知っていますか。上の写真のとおり、スイセンの葉はニラとよく似ているため、間違って食べて食中毒になってしまう人が少なくありません。
有毒植物は、スイセンのほかにも数多くあります。サトイモと間違えやすいクワズイモや、ウルイやギョウジャニンニクと間違えやすいバイケイソウ。葉はギョウジャニンニクやギボウシ、球根はジャガイモやタマネギと間違えやすいイヌサフランも、園芸植物として多く植えられていますが、有毒植物の一種です。
有毒植物による食中毒を防ぐポイントは、「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」ことです。畑に植えた覚えがない植物が生えているのを見つけたら、食べてはいけません。山菜狩りをする場合は、山菜と有毒植物が混ざって生えていることがあるので、一本一本確認しましょう。食用植物か有毒植物か迷ったら、食べては絶対にダメ。ましてや、見分けがつかない植物を売ったり、人にあげたりするのは厳禁です。
もし食べてしまい具合が悪くなった場合は、すぐに医療機関にかかりましょう。有毒植物については、厚生労働省のホームページでそれぞれの特徴を詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
▶ホームページはこちら
有毒植物による食中毒に注意しましょう
出典 : 広報誌『厚生労働』2024年4月号 発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト) 編集協力 : 厚生労働省 |