広報誌「厚生労働」2021年6月号 TOPICS|厚生労働省

テレワークという働き方


私たちはこうしています
厚生労働省のテレワーク


厚生労働省でもテレワークを推進しています。実際にテレワークを行っている職員に、そのメリットや工夫を聞きました。



<いつでもオンライン相談に対応>


富田 望
大臣官房審議官(人材開発、雇用環境・均等担当)


 新型コロナウイルス感染症が流行しているなか、感染防止の一助にもなるので、当省でも積極的にテレワークを行っています。

 私自身も週に1、2回テレワークをしています。霞が関に出勤している日と比べると、テレワークの日は、通勤がないことで浮いた時間や休憩時間などを有効に使えていると感じます。

 その日は、いつでも打ち合わせを行え、相談してもらえるようにオンライン会議システムを常時接続したままにしています。相談をしたい人が、オンライン会議システムを通して声をかければ即座に対応できるようになっています。「テレワークで相談がしづらくなった」というのを防ぐためです。

 また、テレワークにより資料のペーパーレス化が進み、電子決裁も可能になっています。国会の対応などテレワークでは対応が難しい業務もあるので、そうした業務のない日をできるだけテレワークに当てています。






<業務に集中できる>


本田深青
雇用環境・均等局在宅労働課係員


 昨年4月の入省当時からテレワークを活用してきました。基本的には朝のメールチェックから始まり、必要に応じて会議や打ち合わせなどをオンラインで行っています。

 初めは業務でわからないことを聞く際に、これまで直接会ったことのない先輩や、接点の少ない先輩への連絡をいきなりメールやチャットですることに戸惑いがありました。しかし今は、省内でテレワークが進んでいることもあり、質問や相談もどんどんメール・チャットでしています。

 コミュニケーション面で不安があったテレワークも慣れれば、自宅で集中して業務を行えるというメリットを感じられるまでになっています。ただ、業務を終えるタイミングが難しいので、終了時間や休憩時間になったらパソコンを閉じるなど、自分の性格や働き方に合わせたマイルールも実践しています。




 
出  典 : 広報誌『厚生労働』2021年6月号 
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省