糖尿病患者による糖尿病患者のためのパンフレットの作成について |報道発表資料|厚生労働省

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平成23年10月14日

健康局総務課生活習慣病対策室

室長補佐 三田 晃文(2348)

生活習慣病予防係 根本 雅人(2339)

(代表電話) 03(5253)1111

(直通電話) 03(3595)2245

糖尿病患者による糖尿病患者のためのパンフレットの作成について

~糖尿病の治療を放置した働き盛りの今~


 厚生労働省では、糖尿病の治療を放置した方・治療を継続した方の体験談を通じて、糖尿病の治療の大切さを御理解いただくためのパンフレットを作成しました。


1.背景
 糖尿病は、痛みなどの自覚症状がないのに、厳しい食事管理や運動を強いられるため、治療を怠りがちです。しかし、放置していると合併症が進行し、失明、人工透析、足壊疽といった結果になりかねません。
 平成19年の国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる方は約890万人、糖尿病の可能性が否定できない方を合わせると約2,210万人です。糖尿病と言われたことがある方で、治療を受けていない人は約4割と推定されています。

2.パンフレットの特徴
 このパンフレットの編集委員7名のうち5名は糖尿病の患者の方々です。「患者が患者のために」という新たな視点で作成しました。
 糖尿病の治療を続ける大切さを認識していただくため、治療の失敗例や成功例として、病歴の長い患者10名の体験談を収載しました。
 さらに、糖尿病と診断された方が、治療への向き合い方によって変わってしまう自分の未来を想像できるように、糖尿病と診断された患者の方々が実際に辿ってきた道のりをフローチャートで示しました(パンフレットの14頁)。

3.パンフレットの周知
 このパンフレットは、地方自治体や関係団体を通じて、広く糖尿病の患者の方々に周知します。

糖尿病患者のためのパンフレット

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