箱根は底倉温泉 の〈函嶺(かんれい)〉にぶらっと行ってみたのだが。様子がおかしい。因みに現地の看板にある「凾」は旧字体となり、現代では「函」が一般的ですので、ここでは〈函嶺(かんれい)〉の表記で統一します。
記事下部に、再開した函嶺のレポリンクがあります。
menehuneが坂を下っていくと、業者のお兄さんが訊いてきた。
お「なに?」
M「休みですよね?」
お「工事中なんですよね」
M「はあい」
ここで、肝心の「何時までかかるんですか?」と訊けないあたりが、menehuneの未熟なところ。
養生している奥には建物がそのまま生かされているようなので、外観を残して、内装を改装しているようだった。
〈函嶺〉(かんれい)が何時リニューアルオープンするのか、どのように生まれ変わるのかは公式情報がないため、不明だが、気長に待つことにしよう。
【追記】
2018年12月5日、再び立ち寄って、工事の進捗を親方に訊いてみた。
露天風呂の浴槽などはすべて作り直し、一階奥の部屋は潰し、二階にあった休憩所もリニューアルするなど、かなり大幅な全面改築のようだ。
天候次第だが、今年の開業は難しいようで、2019年初頭に再オープンのようである。
入浴料700円がどうなるかは不明だが、年明けの楽しみが増えましたね。
【追記】
2019年1月14日の〈函嶺〉(かんれい)、筆者のせいか、もしくは同好の士のせいか、柵が設けられてしまいました。。。
【追記】
2019年2月14日の〈函嶺〉(かんれい)、外壁の養生が撤去され、化粧直しを終えた外観があらわになりました。綺麗です。仕上がりまで、あとひと月はかかりそうですね。
建物の裏側。
【2019年3月20日追記】
今日も見てきましたが、いろいろ進展がありましたので追記します。
内外装の工事は終わったようですね。内装に暖炉が付くようで、煙突が目を引きます。
裏側もプレハブが撤去されましたが、整地を含め、もう少し再開まで時間はかかりそうですね。
【2019年5月10日追記】
古びれた看板にある、〈入浴700円〉という表記にテープで目張りがされました。
同じく看板にあった〈入浴・休憩1500円〉という表記はそのままです。
【追記】
いつの間にか再開していた〈函嶺〉の湯に浸かってきたエントリです。
さて、引き揚げようと向かいの建物〈てのゆ〉を見上げたところ、今度はこっちの様子がおかしいことに気が付きました。
〈てのゆ〉に明かりが灯っていません。水曜は定休だったかしら。車両の侵入防止柵もそのままです。公式サイトをその場で確認すると、3月12日付で、2019年4月19日で営業を終了する旨の告知がされていました。
昼過ぎだというのに、新聞が置かれっぱなしで、臨時休業の張り紙もありません。
公式サイトでは臨時休業の告知がされていますが、祝日まで休業とは相応の理由があるのでしょう。【追記了】
※2018年9月25日付の元々の記事も、もはや意味を持たないが、残しておきます。
仕方がないので、ここも入ったことがない、〈てのゆ〉という施設へ。
内装は清潔に保たれてはいるが、全般くたびれた印象。
それでも湯がよければいいかとも思ったが、ここの露天風呂をみて、なんとも言えない、暗い気分になった。
対を成すのは〈天山〉の露天風呂だろう。ほぼ完全に自然をコントロールしている〈天山〉に対して、ここ〈てのゆ〉は自然をコントロールする気がないらしい。
湯船に向かう石階段は苔むし、歩を進めることをためらう。スリップ事故を予防する為なのだろう、後年敷かれたマットは苔とカビで変色している。
※比較的古い記事の紹介サイトを覗くと、露天の通路はマットなど敷いてはいない。ただ、確かに滑りやすそうではある。しかしそこを清掃でカバーするのが管理というものだろう。
経年を経て管理することを放棄している露天風呂はただ汚く、こちらの気分も滅入るのである。
怖いもの見たさで、一度経験していただければ、menehuneの言わんとすることがご理解いただけるだろう。再訪はない。