チャレンジ支援プログラムで4年ぶりに海外研修 報告会を開催 | News | 名城大学チャレンジ支援プログラム

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チャレンジ支援プログラムで4年ぶりに海外研修 報告会を開催

2024年03月07日

31人が参加してハワイとカンボジアへ 現地で探った課題の解決に挑む

海外研修の成果を発表した報告会

時代を主体的に生き抜く人材の養成を目指して、各学部の成績上位者や課外活動で顕著な実績のある学生を選抜して展開する正課外の全学的なプログラム「チャレンジ支援プログラム」の6期生が2月に海外研修を実施し、天白キャンパスのタワー75で3月4日、報告会を開催しました。

現地でアンケートや視察も 10チームが試行錯誤して得た成果を発表

チャレンジ支援プログラムでは、2018年度の1期生はアメリカとアジア、2019年度の2期生はアメリカで海外研修を実施しましたが、3・4期生はオンラインでの交流、5期生は日本で学んでいる留学生との交流となり、海外研修の実施は4年ぶりです。今回はカンボジアに16人が2月15日~22日、ハワイに15人が2月16日~24日の日程で訪れました。

今回の海外研修は、訪問先の大学などを訪れて現地の大学生や起業家らと交流するといった研修ではなく、学生たちがチームで課題解決に挑むプロジェクト型の研修として実施しました。このため、経験豊富な社会人フェローの支援を得ながら事前に3カ月間の国内研修に取り組み、現地ではチームに分かれて課題探しとその解決に挑戦しました。

この日の報告会では、チャレンジ支援プログラム運営委員長の大野栄治副学長ら運営委員を務める教員を前に、ハワイ組は6チーム、カンボジア組は4チームが次々と登壇し、どのような課題を見つけてどう解決策を模索し、その結果はどうだったか、さらにはそれらの過程を通して何を学んだかなどを、映像や写真なども映しながら発表しました。

ハワイ組では、トイレに人が入っているか判断しにくいとの課題を見つけ、トイレが空室かどうか分かる仕掛けを作ったチームや、子どもや親を対象にビーチでの危険を避けるためのアプリを提案したチームなどが、ハワイ大学の学生とのディスカッションや現地で実施したアンケート結果なども踏まえて試行錯誤して取り組んだ成果を披露しました。

「この経験を武器にして自分を磨いていきたい」と多くの学びを得た学生たち

カンボジア組は4チームが発表

カンボジア組は、学校のトイレが臭うとの課題に対してコーヒーの葉の出がらしで作った消臭剤を提案したチームや、空腹を満たそうとスナック菓子を食べ過ぎている子どもたちのため低価格で健康的なおからのクッキーを作ったチームなどが、現地でまず貧困地域や小学校を訪れて見つけた課題とその解決策を模索した過程と結果を説明しました。

学生たちは研修で学んだこととして「何事もまず行動しなければ」「積極的に意見を伝えることが大切」などを挙げ「この経験を武器にして自分を磨いていきたい」と意欲を示す学生もいました。最後に大野副学長は「新しいことに取り組む時には、普段からアンテナを張って知識を蓄積しておいたうえで、まず行動してほしい」と学生たちに期待しました。

貧困地域で課題を探る

【ハワイでの研修】

  • ビーチでの活動
  • 現地でインタビューやアンケートも実施
  • ハワイ大学の学生とディスカッション
  • ハワイ大学の学生と記念撮影
  • 【カンボジアでの研修】

  • 貧困地域の視察
  • 現地の小学校での交流
  • オールドマーケットの調査
  • おからクッキー作り