Cyber Port(サイバーポート) | グラスプ(Grasp)produced by 国土交通省 | 国土交通省とあなたをつなぐ、みらいのくらし発信マガジン

寡黙なヒーロー

孤独なまでに寡黙。
この国の今と未来のために黙々とミッションを遂行する名もなきヒーローたち。
職業擬人化シリーズ。

公開日:2022/10/20

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Cyber Port(サイバーポート)

世界有数の貿易大国にして四方を海で囲まれた日本にとって、コンテナ船による物流は非常に重要な役割を担っている。しかし、増加する取扱量に対し現場の効率化はなかなか進まず、いまだに必要な手続の約50%を紙や電話、メールに頼っている状態だ。そこで、2021年4月に登場したのが、港湾物流手続の電子化を図るシステム「Cyber Port(サイバーポート(港湾物流))」。必要な手続はすべてこのシステム上で行うことができ、自社システムと連携させることも可能。船名や荷受地など、一度入力した情報はそのまま他の書類にも連携されるため、書類の作成や再入力等の時間を大幅に削減することができる。
導入企業数は現在、計721 社(2024年7月1日現在)。国内の貿易関連事業者数が数万社に及ぶことを考えるとまだまだ小さな一歩だが、同時にスタートさせた「CONPAS(コンパス:Container Fast Pass)(※)」とともに、港湾物流のDXを推進していく。
※コンテナターミナルのゲート前混雑の解消やコンテナトレーラーのターミナル滞在時間の短縮を図ることで、コンテナ物流の効率化および生産性向上の実現を図るシステム。

 

※2024/12 事業内容更新

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