福島フォトレポート(令和4年度):東北農政局
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福島フォトレポート(令和4年度)

令和4年度

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新着情報

郡山市のこども食堂へお米を提供しました。(2023年2月22日)NEWアイコン

令和5年2月22日、郡山市でこども食堂を運営する「一般社団法人 杜の都福祉会」へお米48キログラムを無償提供しました。このお米は、福島県拠点の消費・安全チームが調査用に買上げしたものです。

「一般社団法人 杜の都福祉会」では郡山市内の公民館や書店の敷地内で、こども食堂「ラッキーハッピー」の運営やフードパントリー(食品の無料配布を行うイベント)を行っています。今年4月には郡山市小原田地区に新たにこども食堂をオープンする予定です。

代表理事の安齋さんは、「子どもたちがしっかり食事を摂ることができ、共働きの家庭が増える中で子どもたちの居場所を提供できるようにしたい」と活動されています。今回提供したお米は、フードパントリーで配布されるとのことです。

一般社団法人 杜の都福祉会代表理事の安齋清さん(右)と山本地方参事官

「福島の桃はデリシャス」古山果樹園 古山代表と意見交換を行いました。(2023年2月7日)

福島市で世界一甘い桃づくりに挑戦している古山果樹園代表 古山 浩司(ふるやま こうじ)さんと、みどりの食料システム戦略について意見交換を行いました。

古山さんは、震災の前の年(2010年)にエンジニアの仕事を辞め、実家の果樹農家を継ぎました。
東日本大震災・原発事故の風評被害、コロナ禍など多くの困難を持ち前の行動力で乗り越え、儲かる農業を実現しています。
みどりの食料システム戦略は、「方向性は理解できる正しいことだと思う。原点に帰り自然な農業が一番低コストで継続性がある。しかしながら、今の農家の現状を見ればやれるだけの余裕がない。地域全体の農家の収益性が上がる方策を考えなくてはいけないのではないか。」と話されていました。

小規模な農業でも、儲かる農業に変えることができるということを行動し、実践なさる姿に「次の世代に農業の魅力を伝えたい」という強い信念を感じました。

古山さんとは、「福島の進路」2023年2月号に、古山さんも山本地方参事官も寄稿した御縁があって、東北学院大学の木村信綱教授に繋いでいただきました。

山本地方参事官(左)と意見交換する古山代表(右)

令和4年度耕畜連携推進検討会を開催しました。(2023年1月25日)

1月25日、東北農政局福島県拠点において、令和4年度耕畜連携推進検討会を開催しました。検討会には稲作農家、養鶏業者、県、市から計21名の参加があり、今年度、福島市と南相馬市で、稲作農家と養鶏業者が取り組んだ耕畜連携モデルの実証結果と課題等について意見交換を行いました。

意見交換では、「発酵鶏ふんの臭いについて、周辺住民に理解を得るにはどうすべきか関係者が自分ごととして検討する必要がある。」「化学肥料の価格高騰により鶏ふんの利用を考えたい。」等の声がありました。

検討会は稲作農家と養鶏業者の結びつきも目的としていて、休憩時間や終了後には個別に熱心に意見が交わされていました。

検討会の様子 実証に取り組む稲作農家(株)カトウファーム代表取締役社長 加藤晃司さん 養鶏業者の皆さん

郡山女子大学家政学部 食物栄養学科の学生の皆さんに「みどりの食料システム戦略」の講義を行いました。(2023年1月18日)

令和5年1月18日に福島県郡山市にある郡山女子大学家政学部食物栄養学科の1年生から4年生の皆さんに「みどりの食料システム戦略」の講義を行いました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、2年生の教室をメインに学年ごとに教室を分けてオンラインで繋ぐ講義でしたが、管理栄養士の資格取得に向けて、多忙な4年生の皆さんも講義に参加していただくなど、食物栄養学科の学生の皆さんと有意義な時間を共有することができました。

また、当方から事前に投げかけた質問内容をWEBアンケートにして、学生の皆さんに入力してもらい、この結果を講義で活用するなど、大学のご厚意で多大なご協力をいただきました。

講義後半の意見交換では、食品ロス削減活動を進める学友会や自然環境を考え活動するナチュラルライフスタイル部、食物栄養学科の皆さんが考案しJA福島さくらさんとコラボした弁当販売などの紹介があり、学友会からは、大学内でフードドライブに取り組んでいるが、周囲の目を気にして食品の提供をためらう学生がいる。フードドライブの活動が食品ロス削減に結びつき環境に優しい行動なのだといった意識改革を図ってほしいとの発表があってとても印象に残りました。

この講義を進める上で、食物栄養学科 郡司准教授や食物栄養学科の先生方、スタッフの皆さんのご協力に深く感謝しており、今回の「みどりの食料システム戦略」の講義が、将来を担う学生の皆さんの一助になることを願っています。

講義の趣旨などを学生に説明する郡司准教授   「みどりの食料システム戦略」の講義をする山本地方参事官
 
スマートフォンでWEBアンケートに回答する学生   「みどりの食料システム戦略」の講義を受講する食物栄養学科2年生の皆さん

桜の聖母短期大学の学生の皆さんへ講義を行いました。(2022年12月14日) 

令和4年12月14日、桜の聖母短期大学を訪問し、キャリア教養学科の学生の皆さん(34人)へ「我が国の食料・農業・農村をとりまく現状と課題」と題して講義を行いました。

当拠点の山本地方参事官から、我が国の食料・農業・農村をとりまく現状と課題を説明し、その中で、みどりの食料システム戦略について学生の皆さんへ「どのような取組が必要か」、「自身にできる具体的な行動はなにか」を考えてもらうグループ討議を実施しました。
グループ討議では、「スーパーなどで購入する際に『手前取り』」を意識することが必要ではないか」や「有機農産物がどのようなものかわからないので、生産者・消費者などが参加する勉強会が必要ではないか」等、活発な意見交換が行われました。

講義をする山本地方参事官(左)   グループ討議の様子

福島県立岩瀬農業高等学校 生物生産科1・2年生の皆さんと「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。(2022年12月8日、12月13日) 

令和4年12月8日に福島県立岩瀬農業高等学校 生物生産科1年生、12月13日に生物生産科2年生の皆さんと「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。

授業後には生徒の皆さんにグループ協議を行ってもらい、きゅうり生産者の立場で「みどりの食料システム戦略」を取り入れた営農について考えてもらいました。「食品ロスを減らし、規格外のきゅうりを買ってもらうために、漬物やピクルスなどに加工して消費者に買ってもらうだけでなく、飲食店と契約してたくさん使ってもらう」、「岩瀬農業高校でも力を入れているようにGAPを取得して安心・安全をアピールすれば、少し価格が高くても買ってくれる人が増えて、儲かる農業につながると思う」などといった意見があり、高校生の皆さんの豊かな発想に驚かされる場面もありました。

生物生産科3年生の皆さんとは7月に授業を行っています。生物生産科の3学年の皆さんへこのように授業を行えたのは、生物生産科長 永井國之(ながい くにゆき)先生のご理解、ご協力があってのことでした。永井先生、このような機会をいただき本当にありがとうございました。

若い皆さんとの授業を通して、私たち職員もたくさんの力をいただきました。これからも岩瀬農業高校の取組や生徒の皆さんの未来を応援していきたいと思います。

グループ協議の様子   グループ協議でまとめた意見を発表していただきました。
 
曲がったきゅうりを消費者に買ってもらうため、生徒が考えたマスコットキャラクター「曲がったキュウリ君」   授業終了後、個別に質問に来てくれた生徒もいました。

川俣町ポリエステル媒地活用推進組合のアンスリウム栽培についてお話を伺いました。(2022年12月9日) 

令和4年12月9日、川俣町の藤原一二(ふじわら いちじ)町長の案内により、川俣町ポリエステル媒地活用推進組合監事の井上浩光(いのうえ ひろみつ)さんを訪問し、アンスリウムの栽培についてお話を伺いました。

川俣町ポリエステル媒地活用推進組合では、12戸の生産農家でアンスリウムを栽培しています。ポリエステル媒地はバクテリアや細菌が少ないため、栽培されたアンスリウムを切って花瓶に挿しても、花瓶の水が汚れない、花が長持ちする特徴があり、衣類等のポリエステルを再利用したSDGsを踏まえた取組になっています。

近畿大学の支援を受け、ポリエステル媒地を活用したアンスリウム栽培を始めて5年目になりますが、昨年は年間30万本を栽培し、日本一の産地になり、市場からも高評価を得ています。当初は大きな花に需要がありましたが、現在は一般家庭での鑑賞用として小さい花にも需要があるとのこと。

井上監事からは、燃料費の高騰が課題であるが、年間50万本の栽培を目標としていると話がされました。

山本地方参事官(左)、藤原川俣町長(中央)、井上監事(右)   出荷前のアンスリウム

福島県立会津農林高等学校の校長先生と意見交換を行いました。(2022年12月5日) 

令和4年12月5日、佐藤文男(さとう ふみお)校長が来訪され、意見交換を行いました。
意見交換では、山本地方参事官から「みどりの食料システム戦略」について説明し、その後、会津農林高等学校の取組について佐藤校長からお話を伺いました。

会津農林高等学校では、農業生産工程管理のGLOBALG.A.P(グローバルギャップ)の認証を取得し、コメの輸出や六次化商品の開発など、新たな取組に挑戦しています。

佐藤校長からは、来年度、福島県立耶麻(やま)農業高等学校との統合を機に「地域と連携した、もうかる農業を実現し、将来の農業を担う人材を育てたい」と話されました。農業という産業に強い思いを持つ生徒がいることなどを伺うことができ、校長先生の農業に対する情熱を感じました。

佐藤校長(左)と山本地方参事官(右)   意見交換の様子

大熊町農業委員会会長と意見交換を行いました。(2022年11月28日)NEWアイコン

令和4年11月28日、大熊町で長年にわたり農業委員会の会長を務めていらっしゃる根本友子(ねもと ともこ)さんと農業分野における女性活躍推進に関する意見交換を行いました。また、福島大学行政政策学類岩崎由美子(いわさき ゆみこ)教授に同席いただきました。

根本会長は、平成20年7月から女性農業委員会会長として地域農業の振興に大きく貢献されてきました。東京電力福島第1原子力発電所の事故から営農再開が進む大熊町で米や野菜の試験栽培に積極的に取り組み、大熊町の復興に御尽力されています。意見交換の中で、根本会長から「私は『役が人を育てる』と思ってこれまで様々なことに取り組んできました。農業委員会の仕事を知ってもらって、やりたいと思える女性が増えてほしいです。」と、これまでの経験や農業分野への女性活躍推進にあたり課題だと感じる点についてお話いただきました。

根本会長(左中央)との意見交換の様子。福島大学岩崎教授(一番左)に同席いただきました。

こども食堂へお米を提供しました。(2022年11月24日)

令和4年11月24日、相馬市でこども食堂を運営する「子育てサロンこはるびより」へ、お米42キログラムを無償提供しました。このお米は、当拠点消費・安全チームが調査用に買い取っていたものです。

「子育てサロンこはるびより」は活動を始めて2年目。代表の中村さんは元保育士でその仲間と活動しており、月1回ずつ食品の無料提供を行う「フードパントリー」と食事や団らんの場の提供を行う「こども食堂」を開設しています。

今年3月の地震で活動を一時中止していましたが、再開してほしいという声を受け再び活動を始めました。中村さんからは、「来月のフードパントリーで大切に配布させていただきます。」とのお話がありました。


子育てサロンこはるびより代表の中村美由紀さん(右)と山本地方参事官(左)

郡山市の阿久津曲がりねぎが収穫の時期を迎えました。(2022年11月15日)

令和4年11月15日、郡山市の阿久津曲がりねぎ保存会 会長の橋本 昌幸(はしもと まさゆき)さんを訪問し、阿久津曲がりねぎの収穫作業についてお話を伺いました。

阿久津曲がりねぎは、夏場にねぎを掘り起こして斜めに植え替える「やとい」という作業によって、曲がったねぎになります。ねぎを曲げることにより、柔らかく甘いねぎが誕生します。阿久津曲がりねぎは令和4年2月3日付けで、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特徴が、品質等の特性に結びついている産品を知的財産として保護する「地理的表示(GI)保護制度」に登録されました。
登録番号 第113号 阿久津曲がりねぎ(農林水産省へリンク)

今年は阿久津曲がりねぎの作柄がよく、平年並み以上とのことです。阿久津曲がりねぎは鍋などに入れて食べるのはもちろんおいしいですが、橋本会長いわく、「フライパンに油をひいてねぎを焼き、塩こしょうで食べるとおいしさがよくわかる」とのこと。

阿久津曲がりねぎの出荷時期は11月から2月いっぱいまでで、JAの農産物直売所、郡山市や須賀川市のスーパー等で販売されています。ぜひご賞味ください。

収穫作業中の橋本会長   阿久津曲がりねぎのほ場

農林中央金庫福島支店と意見交換を行いました。(2022年11月2日)

令和4年11月2日、農林中央金庫福島支店を訪問し、福島県の農業の実態と課題に関する意見交換を行いました。

農林中央金庫福島支店の加藤弘樹(かとう ひろき)支店長からは、日頃から、一般の方々に農林水産業に関心を寄せていただくため、「広告塔」として各種会合やマスコミを通じ積極的に情報発信を行っていること、自分だけでは広く伝わらないので、いろいろな方とコミュニケーションを取って農林水産業をわかってもらい伝道師になってもらっていること、持続可能な農業を進める上で、経営の確立に向けて、農業者のフォローを進めていることなどのお話がありました。

また、「ESG地域金融」に関して、県内の認知度を上げるための方策として取り組んでいることをお聞きしたところ、受け身で待っていたのでは進まないので、「こういうメニューでもう一段効率化しませんか。」、「他県ではこんな事例があるので使ってみませんか。」と、かみ砕いた説明で提案し、取組を進めているとのお話がありました。

山本参事官からは、農業者を訪問した際、農林中央金庫のフォローに感謝する方が多数おられることをお話し、意見交換が終了しました。

農林中央金庫福島支店幹部 意見交換の様子
農林中央金庫福島支店の加藤支店長 農林中央金庫福島支店幹部の皆さん 山本地方参事官(左上)との意見交換の様子

田村市の株式会社ホップジャパンと「みどりの食料システム戦略」に関する意見交換を行いました。(2022年10月26日)

令和4年10月26日、田村市の株式会社ホップジャパン代表取締役 本間 誠(ほんま まこと)さんと「みどりの食料システム戦略」に関する意見交換を行いました。

ホップジャパンでは、東日本大震災の影響で一時避難地区となった田村市都路町の「グリーンパーク都路」内に「ホップガーデンブルワリー」を開設し、契約農家で収穫した生ホップを使用したクラフトビールを醸造しています。

ブルワリー経営だけでなく、クラフトビールを軸にした循環型のコミュニティを形成することを目指しており、現在はクラフトビール醸造の際に出たビール粕を、肥料や家畜の飼料として農業者へ提供しています。

「現代は何でも簡単に手に入る時代なので、皆さんが飲食しているものがどのようなプロセスで出来上がるのかを知ってもらいたい。そのために、皆さんに来ていただける環境作りにこれからも力を入れていきたい。」と本間代表取締役からお話しいただきました。

本間代表取締役からホップジャパンでの取組についてご説明いただきました。 クラフトビールの醸造施設 ホップのほ場も見学させていただきました。

天栄村のアルファ電子株式会社が米粉で作った「う米めん」についてお話を伺いました。(2022年10月19日)NEWアイコン

令和4年10月19日、米粉麺「う米めん」の開発・製造・販売をしているアルファ電子株式会社 専務取締役の樽川 千香子(たるかわ ちかこ)さんへお話を伺いました。

アルファ電子株式会社では、これまで電気機器組み立て等を生業としていましたが、2021年から新事業である食品事業として「う米めん」の製造・販売を開始しました。

体に優しいグルテンフリーであるため、「アレルギーをお持ちの方でも安心して食べていただきたい!福島県産米を使って農家も日本も元気にしたい!」と熱い思いをもって開発した商品とのことです。

ご興味のある方は「う米めん」をぜひお試しください。

う米めん」の説明の様子(左から2人目が専務取締役の樽川 千香子さん) 「う米めん」の白米麺と玄米麺 「う米めん」を使ったパスタ(料理提供:須賀川市 SUISAI CAFE)

2022かがみいし田んぼアート「つるのおんがえし」で稲刈りが行われました。(2022年10月14日)

令和4年10月14日、かがみいし田んぼアート実行委員会と田植作業も行った岩瀬農業高校生物生産科3学年生徒9名の皆さんで、天候にも恵まれたなか稲刈りが行われました。

刈取り作業は、実行委員長の息子さんが操縦するコンバインで、また11月15日から始まる「きらきらアート展」に向け、ライトアップができるようキャラクター等の輪郭を残す必要があることから、複雑なラインは手作業で作業が行われました。

今回の稲刈りでは、福島県の品種「天のつぶ」が収穫されましたが、収穫された「天のつぶ」は、来年3月に鏡石町の小・中・高校を卒業する卒業生に記念品として配るなど各種事業での活用が予定されています。

今年のテーマは、震災から11年が経過するなか、震災当時に全国各地からの協力に対するお礼を込めて「つるのおんがえし」を題材に、例年好評の隠れキャラも相まって素敵なアートになりました。11月15日からは、約8000本のイルミネーションを設置した田んぼアート「きらきらアート展」で幻想的な「つるのおんがえし」をご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。

また、今年度、鏡石町の田んぼアートについては、田植えから稲刈りまで、計4回フォトレポートを掲載していますので、過去のフォトレポートもご覧いただければ幸いです。

晴天のなか、稲刈りがスタートしました。 「天のつぶ」を手刈りする岩瀬農業高校の生徒の皆さん コンバイン作業を進める実行委員会の皆さん
1.田んぼアート実施田で田植え
2.まさに「田んぼアート」
3.田んぼアートに隠れキャラ出現
立体的な田んぼアートが完成しました。 キラキラアートに向けて約8000本設置するイルミネーション 上記リンクをクリックしてください。

福島県農業総合センター農業短期大学校(アグリカレッジ福島)2年生の皆さんへ「みどりの食料システム戦略」、「米政策について」について講義を行いました(2022年10月11日)

令和4年10月11日、アグリカレッジ福島を訪問し、2年生48人へ「みどりの食料システム戦略」及び「米政策について」に関する講義を行いました。

当拠点山本地方参事官から、それぞれの概要について説明を行った後に、グループ討議も実施し、熱心な意見交換が行われました。受講された皆さんの中には、来年度から就農される方もおり、実際の農業現場において、「みどりの食料システム戦略」の基本理念を基にそれぞれの立場でどのように捉えて実践していくかという具体的な話が交わされました。

講義の様子   グループ討議の様子

JA東西しらかわの職員の皆様へ令和5年度農林水産省予算概算要求に関する説明を行ってきました。(2022年10月7日)

JA東西しらかわの薄葉 功(うすば いさお)組合長ほか、JA幹部、職員13名の方々に対して、「令和5年度農林水産省予算概算要求」に関する説明会が行われ、説明者として、山本地方参事官と県拠点地区担当職員が参加してきました。

冒頭、薄葉組合長から、この会を開催した意義などをJA職員の皆さんへ説明がなされ、その後、山本地方参事官が「令和5年度農林水産省予算概算要求」に関して説明を行いました。

質疑応答の時間では、薄葉組合長をはじめ、JA職員の皆さんから管内の状況を踏まえ、積極的な質疑、要望等が出され、山本地方参事官と県拠点職員が回答してきたところです。

説明会の意義などをお話する薄葉組合長

「令和5年度農林水産省予算概算要求」を説明する山本地方参事官

説明会に参加されたJA東西しらかわ職員の皆さん

環境に配慮した農業に取り組む株式会社ジェイラップと「みどりの食料システム戦略」に関する意見交換を行いました。(2022年9月21日)

令和4年9月21日、須賀川市の株式会社ジェイラップと「みどりの食料システム戦略」に関する意見交換を行いました。

株式会社ジェイラップでは太陽光乾燥施設やソーラーパネルなどを自社に設置して、CO2の排出量を削減するなどの環境に配慮した農業に取り組んでいます。

ソーラーパネルの下の農地で栽培できる有望な作物を既に検討しており、会長の伊藤 俊彦(いとう としひこ)さんからは今後の展望について、「ソーラーパネルの下の農地を定年退職を控えた会社員などの地域の方に貸し出して、農業を通じたコミュニティ作りや生きがい作りに役立てていただき、地域の活性化につなげていきたい」とお話しいただきました。

太陽光乾燥施設見学の様子(こちらを向いて説明されているのが株式会社ジェイラップ会長の伊藤さん)   精米工場も見学させていただきました。

米由来のバイオマスプラスチックを製造する株式会社バイオマスレジンホールディングスと意見交換を行いました。(2022年9月13日) 

令和4年9月13日、米を使ったバイオマスプラスチック「ライスレジン®」を製造している、株式会社バイオマスレジンホールディングスと意見交換を行いました。

ライスレジンの原料となっているのは新規需要米(新市場開拓用)や、食用に適さない古米や破砕米です。現在、浪江町に製造工場を建設中で、原料となる米は浪江町や飯舘村など、東日本大震災の被災地で生産していく予定です。

取締役副社長の中谷内 美昭(なかやち よしあき)さんからは、「被災前に農業が盛んに行われていた原風景を取り戻したい。そして、製造工場の新設により新規雇用を生み出して、町の復興に繋げていきたい。」と今後の展望を語っていただきました。

浪江町内のほ場
浪江町内のほ場見学の様子(手前左が株式会社バイオマスレジンホールディングス取締役副社長の中谷内さん) 浪江町内のほ場では再生二期作の試験栽培で様々な品種の稲を育てています。 浪江町に建設中の株式会社バイオマスレジン福島 浪江工場

インターンシップ生とともに土水空ファームを訪問し農福連携に関する意見交換を行ってきました。(2022年9月13日) 

福島県拠点で研修をしている新潟大学のインターンシップ生とともに、9月13日に一般社団法人「空」が運営する土水空(ドミソラ)ファームを訪問し、一般社団法人「空」代表理事 熊田芳江(くまだ よしえ)さん、一般社団法人「空」土水空ファーム施設長 今村直美(いまむら なおみ)さん、農場主である有限会社ハッピーファーム代表取締役 安田潤一(やすだ じゅんいち)さんと農福連携に関する意見交換を行いました。
熊田さん(精神保健福祉士)からは、土水空ファームの運営のほか、熊田さん自らが作成した資料によって、農福連携の成り立ち、農福連携で得られる農家側、福祉側のメリット、農福連携を取り巻く社会的な課題について、また、泉崎村にある「こころん」で施設長をされていた時の施設の運営状況やそれに携わった精神保健福祉士としての経験などを説明いただき、改めて農福連携を学習するとともに、農福連携に携わる方々のお考えやお気持ちを伺うことができて、大変、有意義な意見交換となりました。

一般社団法人「空」代表理事の熊田さん(手前右)が作成された資料によって、農福連携などに関する説明をいただきました。 一般社団法人「空」(土水空ファーム施設長)の今村さん(奥左)と(有)ハッピーファーム代表取締役(農場主)安田さん(右手前)から、トマト収穫作業で、障害をお持ちの方々の作業内容について、説明をいただきました。
熊田さん(手前右)が作成された資料によって、農福連携などに関する説明をいただきました。   今村さん(奥左)と安田さん(右手前)から、トマト収穫作業で、障害をお持ちの方々の作業内容について、説明をいただきました。

郡山市の株式会社なかた農園とオンラインで「みどりの食料システム戦略」の意見交換を行いました。(2022年9月5日)

令和4年9月5日、郡山市で水稲とネギの生産に取り組む、株式会社なかた農園の代表取締役 中田幸治(なかた こうじ)さんとオンライン(Zoomを利用)で「みどりの食料システム戦略」などの意見交換を行いました。

株式会社なかた農園では、水稲とネギの生産に取り組んでおり、今年度にはうつくしまふくしま農業法人協会会長に就任されました。

みどりの食料システム戦略について、「現場では有機農業のみに舵を切ると思われがちだが、この戦略は農業における環境への配慮を考える上で当たり前のことであり、土からのアプローチが重要だ」と今後の農業の課題や展望について話していただきました。

株式会社なかた農園 代表取締役の中田幸治さん(左)

意見交換の様子

二本松市で有機農業に取り組む生産者の方々と「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました。(2022年8月30日)

令和4年8月30日、二本松市で有機農業に取り組んでいらっしゃる関 元弘(せき もとひろ)さん、大内 督(おおうち おさむ)さん、二本松市で不耕起栽培の実証に取り組んでいらっしゃる福島大学食農学類 金子 信博(かねこ のぶひろ)教授と意見交換を行いました。

意見交換では、有機農業を取り巻く現状、新規就農する若者への支援等についてご意見をいただきました。

また、不耕起栽培を行っているほ場の現地調査も行い、不耕起栽培では多様な生物がほ場に存在すること等をデータで確認しました。

意見交換の様子

お話を伺った関 元弘さん

金子 信博教授(右奥)と大内 督さん(左手前)より説明を受けて不耕起栽培の現地調査を行いました

意見交換の様子

テーマは「つるのおんがえし」鏡石町の田んぼアート実施田に隠れキャラ出現!(2022年8月25日)

令和4年8月25日の鏡石町の田んぼアート実施田です。よく見ると「隠れキャラ」が出現!つるが一羽ふえています。

隠れキャラが出現した田んぼアート 隠れキャラ出現前の田んぼアート
(7月28日)

金山町の「奥会津金山赤カボチャ」が収穫の最盛期を迎え販売が人気です(2022年8月24日,26日)

令和4年8月24日、大沼郡金山町で地域のブランド野菜「奥会津金山赤カボチャ」の収穫が最盛期を迎えている奥会津金山赤カボチャ生産者協議会を訪ねました。

赤カボチャは皮が柔らかく傷がつきやすいことから丁寧に収穫され、それらが一つ一つ手作業で品質検査を受けます。合格すると「奥会津金山赤カボチャ」のラベルが貼られ販売されます。

販売は道の駅や生産者からの直接購入などに限定されていますが、リピーターが多くすぐに完売してしまうそうです。

8月26日、27日には福島市にある観光物産館「コラッセふくしま」で出張販売が行われました。開店前から大行列で開店1時間半で150個も売り上げ、人気ぶりがうかがえました。

収穫期を迎えた赤カボチャほ場 糖度、外観などの品質検査で合格判定 観光物産館「コラッセふくしま」での
出張販売(8月26日)

鳥獣被害対策に関する勉強会を行いました。(2022年8月23日)

令和4年8月23日、オンラインを活用して、福島大学食農学類 望月翔太准教授より「野生動物の最近の動向と被害対策技術等」と題して御講演をいただきました。望月先生には昨年11月、「野生動物の市街地出没に対する取り組み」についてお話しいただいており、今回2度目になります。

この日は、管理計画に焦点を当てて、ニホンザル、ツキノワグマ、イノシシ及びニホンジカの最新の福島県管理計画の内容を説明いただきました。加害の程度を評価して対策を講じることや、地図やデータによって野生動物を管理することの重要性に、職員は熱心に耳を傾け、活発な質疑応答が行われました。

福島県内の野生動物の発生状況を
教えていただきました 
講演いただいた 福島大学食農学類の
望月翔太准教授
勉強会の様子
(別に、リモートで受講する職員も)

須賀川市「みらいの農業フェア」に参加し、みどりの食料システム戦略のPRを行いました。(2022年8月6日)

令和4年8月6日、須賀川市民交流センターtetteで開催された須賀川市「みらいの農業フェア」のシンポジウムにおいて、福島県拠点 山本地方参事官が「「みどりの食料システム戦略」のねらいと今後の展開」のテーマで基調講演を行い、その後の須賀川市に縁のある多士済々の方々によるパネルディスカッションに繋げました。

また、展示ブースにも出展し、来訪者の皆様にみどりの食料システム戦略の説明等を行い、小さなお子様を含め、少しでもみどりの食料システム戦略を含めた農業に関心を持っていただくよう、お声がけしました。

山本地方参事官による基調講演  福島県拠点の展示状況
展示ブースでのお声がけ みらいの農業はどうなってほしいかシールを貼ってもらいました

テーマは「つるのおんがえし」 鏡石町の田んぼアート実施田は「アート」になっていました。(2022年7月28日)

令和4年7月28日、全国田んぼアートサミット開催日の鏡石町の田んぼアート実施田です。その姿は、まさに「田んぼアート」。絵柄もくっきりして立体的にも見えます。お近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 見頃の田んぼアート

天栄村で花きの生産に取り組むRoad Make株式会社と意見交換を行いました。(2022年7月22日)

令和4年7月22日、天栄村でアルストロメリアやハイブリッドスターチスなどの生産に取り組む、Road Make株式会社取締役副社長の後藤孝子さんと意見交換を行いました。

建設業を行うRoad Make株式会社では、平成29年から花きの生産に取り組んでおり、女性職員や外国人技能実習生が活躍しています。

「建設業は天候によって仕事ができない日があり、また体力が必要な仕事でもあるので、どのような環境でも働ける場を作り、社員が長く安定した収入を得ることができるように」と花き生産を始められたきっかけを教えていただきました。

また、娘さんの瑞貴さんも総務取締役として活躍されているとのことで、今後もみんなで力を合わせ事業を進めて行きたいと笑顔でお話いただきました。

後藤取締役副社長の娘さんとアルストロメリア
画像提供:Road Make株式会社
アルストロメリアのほ場 アルストロメリアの出荷風景

「奥会津金山赤カボチャ®」生産に取り組む金山町の農業者奥会津金山大自然と意見交換を行いました。(2022年7月12日)

令和4年7月12日、大沼郡金山町で「奥会津金山赤カボチャ®※」を生産している株式会社奥会津金山大自然代表の押部清夫(おしべ せいお)さんを訪ね、お話しを伺いました。

金山町では地域特産品の赤カボチャをブランド化し、「奥会津金山赤カボチャ®」として町をあげて生産しています。また、町を流れる只見川の河川堆積物から作られた堆肥を利用し、資源循環型農業での栽培にも取り組んでいます。

取材当時の実は山吹色ですが、8月下旬の収穫期には濃い橙色に色づいてくるそうです。1つの実を充実させるために、実の生育具合などを見ながら不要な実を摘果し、孫を愛でるように大事に育てています。

10月1日には只見線が11年ぶりに全線開通します!金山町では「奥会津金山赤カボチャ®」を広くPRしていきたいとのことでした。

 ※奥会津金山赤カボチャ・・・地域団体商標

芽かきが大事と話す押部代表 おへそが特徴 緑のトンネルは作業性も向上するそうです

福島県立岩瀬農業高等学校において「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。(2022年7月11日)

令和4年7月11日、福島県立岩瀬農業高等学校 生物生産科3年生に対し「みどりの食料システム戦略」に関する授業を行いました。

授業後の質疑応答では、「地球温暖化が進む中で、農作物の着色不良が発生したり、自然災害等で農作物にキズがついてしまった場合の活用方法」や「畜産でのCO2ゼロエミッション化を進める方法」などの質問がありました。

また、岩瀬農業高校は現在18品目でグローバルGAPを取得しており、取得数が高校日本一となっています。そのグローバルGAPと環境を絡めて、「安心・安全と認められた農産物を海外に輸出してたくさんの方に食べていただきたい。安心・安全と認められたものであれば海外の方にもたくさん食べていただけると思うので、それが食品ロスを減らすことにもつながるのではないかと思う。」という意見もあり、皆さんがGAPを取得するまでの苦労や熱い思いを感じることができました。

今後、生物生産科2年生、1年生についても授業を行う予定です。

岩瀬農業高校 永井先生(右)から紹介を受ける山本地方参事官(左) グループ討議の様子 質疑応答ではたくさんの質問がありました

郡山食品工業団地協同組合の皆さんと「みどりの食料システム戦略」に関する意見交換を行いました。(2022年7月7日)

令和4年7月7日、郡山食品工業団地協同組合の組合員企業の皆さんと「みどりの食料システム戦略」に関する意見交換を行いました。

食品製造に携わる皆さんからは、新型コロナウイルスの影響で販売予測が難しい中で食品ロスをなるべく少なくするために企業としてできることや、昨今の物価高騰による価格転嫁の難しさ等のご意見をたくさんいただきました。

今後も定期的に意見交換を行っていきたいと思います。

意見交換の様子 郡山食品工業団地協同組合の歌「『味のスクラム』食品団地」

福島県食品産業協議会第47回定時総会・第1回研修会で「みどりの食料システム戦略」について講演を行いました。(2022年6月29日) 

令和4年6月29日、山本地方参事官が福島県食品産業協議会第47回定時総会に出席し、その後に行われた第1回研修会において「みどりの食料システム戦略」について講演を行いました。
SDGsや環境への対応強化や持続的な産業基盤の構築に向けて、
調達から生産、加工流通、消費にいたるサプライチェーン全体で取組を実施すること
「みどりの食料システム法」に基づく支援制度が開始されること
持続可能な生産と消費を促進する「あふの環2030プロジェクト」を展開していること
などについてお伝えするとともに、今般の物価価格高騰に対する緊急対策の内容についても説明しました。

定時総会の様子 研修会で講演をする山本地方参事官

東北農政局長が福島県の産地等での意見交換及び集出荷施設等の現地調査を行いました。(2022年6月23~24日)

東北農政局長が6月23日から24日にかけて福島県の産地等を訪れ、意見交換を行うとともに、集出荷施設等の現地調査を行いました。

本年2月にGIを取得した阿久津曲がりねぎ保存会(郡山市、橋本昌幸会長)からは、阿久津曲がりねぎがGIを取得できた要因について、かつて富山の薬売りが持ち込んだ種子を、毎年、自分たちが更新し繋いできて独自のねぎとなったことの説明がありました。また、流通や消費者から評価を得て、労力に見合った単価で販売できているとのことです。

昭和村のかすみ草集出荷貯蔵施設においては、奥深い山間で豪雪地域であるにもかかわらず、毎年、昭和かすみ草の栽培のために新規就農者が移住し定着している要因に、生産者組織とJA、役場、県の関係者が一体となった取り組みとなっていること、そして雪室が品質向上等に貢献していることが挙げられました。

南会津町南郷トマト選果場では、豪雪地域で中山間地であるにもかかわらず、60年に渡って産地が維持できている理由は、連作障害にならない気候と土壌はもとより生産者の努力によるものであり、人口減少が進む中でIターンによる新規就農者によって生産量、販売額を維持できていることです。それを支える生産者協議会と県、町、JAの連携した取り組みとともに、選果場や雪室施設があることにより品質向上と有利販売に貢献し、生産に集中することができています。

平成26年に産業振興、地域住民の交流の場を創出する目的で整備され、年間100万人が訪れる「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」では、この道の駅ができたことにより地域の農業が活気づいている様子をお聞きしました。

「会津野菜館」は、令和元年度に産地パワーアップ事業を活用し、全国初のJAと全農による共同経営の野菜集出荷施設として令和2年に竣工した施設です。この稼働中の施設を案内いただきながら、アスパラガス、キュウリ、チェリートマトの集出荷体制の一元化、労働力確保のためのシニアの活用・農福連携等、従業員の意見を聞きながら日々改善に努めている様子など説明を受けました。

阿久津曲がりねぎ保存会の橋本会長(写真中央)から説明を受ける坂本局長(右) 台風19号の水害から復活した阿久津曲がりねぎのほ場 昭和村、会津農林事務所、JA会津よつばと坂本局長との意見交換の様子
昭和村で収穫された白いかすみ草に、安全な染料を吸わせて染め上げた「染めかすみ草」 「雪室」と呼ばれる、雪を利用した昭和かすみ草の予冷施設 南郷トマト生産者、南会津農林事務所、JA会津よつばと意見交換を行う坂本局長(中央左)
南郷トマト生育状況の説明を受ける坂本局長(左) 産地パワーアップ事業を活用し建設された野菜集出荷施設「会津野菜館」 会津園芸センター長から説明を受ける坂本局長(左)

テーマは「つるのおんがえし」。鏡石町の田んぼアート実施田で田植えが行われました(2022年6月4日)

令和4年6月4日、鏡石町の田んぼアート実施田で田植えが行われました。田植は岩瀬農業高校が種まき、育苗、絵の下書きとなる測量作業等も全面的に協力して進められました。

また、岩瀬農業高校美術部は須賀川商工会議所と共同で田んぼアート周知の看板を制作しました。

今年は鏡石町が全国田んぼアートサミットの開催地に選ばれたことから、震災から11年が経過し、当時の全国各地からの協力などに対してお礼の想いを込めて「つるのおんがえし」をテーマとしたとのこと。今後の生育がとても楽しみです。

高校生による田植え テープを目印に慎重に苗を植えます
高校美術部と須賀川青年会議所共同制作のPR看板 顔がうっすらと見えますか?

近代日本の疏水技術の先駆け「安積疏水(郡山市)」。今も昔の偉業を伝える水橋(郡山市三穂田町)わきでは田植えを終えた水田がすがすがしく輝いていました。(2022年5月20日)

安積疏水(あさかそすい)は、明治時代に水利が悪く不毛の大地だった郡山の安積原野に猪苗代湖からの水を引いた大事業です。その水路脇の水田では田植えも終わり、水面が美しい風景を映しだしています。

安積疏水(郡山市三穂田町の水橋)

JA福島中央会から講師をお招きし、勉強会を開催しました。(2022年5月12日)

令和4年5月12日、福島県拠点にJA福島中央会から講師をお招きし、その取組についての勉強会を開催しました。

勉強会では、JAの歴史から始まり、関係機関が連携し、新規就農者等の担い手の確保・育成に向けてワンストップで総合的に支援を行う「福島県アグリサポートセンター」構想や、売上額1億円以上の産地づくりを目指す「ふくしま園芸ギガ団地」構想等について詳しく御説明をいただき、Skypeでの参加を含む21名の職員が熱心に耳を傾けました。

説明後は、活発な質疑応答が行われ、職員は、JA福島中央会の取組について、より一層の理解を深めました。

講師のJA福島中央会副参事の遊佐正広さん 勉強会の様子

「飼料用米多収日本一東北農政局長賞(地域の平均単収からの増収の部)」の表彰状授与を行いました。(2022年4月15日) 

「飼料用米多収日本一」は、飼料用米の本作化を推進するため、飼料用米の単収向上に優れた取組を表彰することにより、その結果を広く紹介するものです。

その一環として、東北農政局では、東北管内応募者のうち成績優秀な方を表彰しており、本取組の一層の推進を図ることとしています。

本年3月、須賀川市の服部和人さんが「飼料用米多収日本一東北農政局長賞(地域の平均単収からの増収の部)」を受賞されました。4月15日に、服部さんの代理として、JA夢みなみ長沼支店営農担当の江連由一さんに表彰状を手交しました。平成28年から始まった同賞の、福島県からの受賞は平成29年度以来2度目のことです。

江連さんから、「服部さんは、「もっとよいものを」という探究心があり、飼料用米について省力化と更に収穫量を増やしたいと考えている。」との紹介がありました。

参考:令和3年度「飼料用米多収日本一」における東北農政局長賞受賞者の決定についてhttps://www.maff.go.jp/tohoku/press/sinko/220325.html

服部和人さんの代わりに表彰状を受け取るJA夢みなみ長沼支店の江連由一さん(左)と山本地方参事官(右)



過去の福島フォトレポート

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