プレスリリース

イオン東北株式会社が運営する食品スーパー「マックスバリュ」及び「イオンスタイル」におけるさんま加工品の不適正表示に対する措置について

農林水産省東北農政局は、イオン東北株式会社(本社：秋田県秋田市土崎港北一丁目6番25号。法人番号 5410001001901。以下「イオン東北」という。)が、傘下店舗において販売したさんま加工品(商品名「甘辛さんまカツ」)の原料原産地名について、「台湾産」であるにもかかわらず「国産」と表示するなどして一般消費者に販売していたことを確認しました。
このため、本日、イオン東北に対し、食品表示法に基づき、表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止対策の実施等について指示を行いました。

1.経過

農林水産省東北農政局が、令和5年10月18日から12月11日までの間、イオン東北に対し、食品表示法(平成25年法律第70号)第8条第2項の規定に基づく立入検査を行いました。
この結果、農林水産省東北農政局は、イオン東北がさんま加工品(商品名「甘辛さんまカツ」)の原料原産地名について、「台湾産」であるにもかかわらず「国産」と事実と異なる表示をし、また、原材料名について、「さんま、たれ(しょうゆ、砂糖、水あめ、発酵調味料、玉ねぎ、醸造酢、果糖ぶどう糖液糖、アミノ酸液)、衣(パン粉、でん粉、小麦粉、コーンフラワー、粉末油脂、粉末状大豆たん白)、揚げ油(大豆油)」であるにもかかわらず、「さんま、たれ(しょうゆ、砂糖、水あめ、発酵調味料、玉ねぎ、醸造酢、果糖ぶどう糖液糖、アミノ酸液)、パン粉、食用なたね油、でん粉、小麦粉、食塩、コーンフラワー、粉末油脂、粉末状大豆たん白」と表示をし、マックスバリュ及びイオンスタイルの37店舗において、少なくとも令和4年9月14日から令和5年10月1日までの間に、合計4,973パックを一般消費者に販売したことを確認しました(別紙1参照)。

2.措置

イオン東北が行った上記1の行為は、食品表示法第4条第1項の規定に基づき定められた食品表示基準(平成27年内閣府令第10号。以下「基準」という。)第3条第1項の表の「原材料名」の項の規定及び同条第2項の表の「原料原産地名」の項の規定に違反するものです(別紙2参照)。
このため、農林水産省東北農政局は、イオン東北に対し、食品表示法第6条第1項の規定に基づき、以下の内容の指示を行いました。 

3.指示の内容

添付資料

別紙1 不適正表示一覧表(PDF : 37KB)
別紙2 食品表示法（抜粋）、食品表示基準（抜粋）(PDF : 134KB)
参考 イオン東北株式会社の概要(PDF : 212KB)