有明海沿岸4県と国が協調した有明海再生の取組について(福岡県・佐賀県・長崎県で生産したタイラギの人工貝を自然災害のリスクを踏まえ、 熊本県の天草海域で育成し、3県に還送してタイラギ母貝団地へ移植する取組):九州農政局
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有明海沿岸4県と国が協調した有明海再生の取組について(福岡県・佐賀県・長崎県で生産したタイラギの人工貝を自然災害のリスクを踏まえ、 熊本県の天草海域で育成し、3県に還送してタイラギ母貝団地へ移植する取組)

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令和6年11月13日
九州農政局
農林水産省と有明海沿岸4県(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県)は、(国研)水産研究・教育機構の協力の下、タイラギの人工種苗生産について技術開発するとともに、生産した人工貝を有明海に設けた母貝団地(産卵可能な成貝の保護区)に移植する取組を進めています。
  しかし、タイラギ等の二枚貝は、豪雨による海水の低塩分化によりへい死するなどの被害を受けることもあります。このような自然災害リスクに対応し、より確実にタイラギを育成するため、3県(福岡県、佐賀県、長崎県)から殻長5mm程度まで育てたタイラギを海水の低塩分化リスクが比較的少ない熊本県の天草海域に移送して、殻長50mm程度まで育成し、再び3県に還送するという仕組みを導入しています。
  この度、令和6年11月19日(火曜日)に、熊本県から3県(福岡県、佐賀県、長崎県)へタイラギを還送します。還送されたタイラギは、有明海の各県に設置された母貝団地へ順次移植を行う予定です。

1.日時

   令和6年11月19日(火曜日)午後1時00分

2.場所

   熊本県水産研究センター(上天草市大矢野町中2450-2)

3.内容

  タイラギ人工貝(殻長5mm程度)を本年8月に熊本県に預託し、熊本県天草海域で中間育成したタイラギ(殻長50mm程度)の一部を3県 (福岡県・佐賀県・長崎県)へ還送します。
  還送された人工貝は、有明海の各県に設置されたタイラギ母貝団地に順次移植を行う予定です。

4.参加機関

   熊本県:熊本県水産研究センター
   福岡県:福岡県水産海洋技術センター有明海研究所
   佐賀県:佐賀県有明水産振興センター
   長崎県:長崎県総合水産試験場

5.取材の対応

・取材、カメラ撮りは、熊本県水産研究センター(上天草市大矢野町中2450-2)にて行います。
なお、熊本県から還送された人工貝を福岡県、佐賀県、長崎県の各水産試験場等で取材を希望される場合は、下記の県担当者に問合せをお願いします。

   福岡県:福岡県水産海洋技術センター有明海研究所 TEL:0944-72-5338、担当:渕上
   佐賀県:佐賀県有明水産振興センター TEL:0952-66-2000、担当:中島
   長崎県:長崎県水産部漁港漁場課 TEL:095-895-2855、担当:山口(タイラギ移植関係)
   長崎県:長崎県総合水産試験場    TEL:095-850-6364、担当:岩永(タイラギ種苗関係)

お問合せ先

農村振興部設計課事業調整室
   担当者:戸越
   代表:096-211-9111(内線4720)

 農村振興部農地整備課
   担当者:田之上
   代表:096-211-9111(内線4731)