プレスリリース
株式会社ヒムカ食品における生鮮鶏肉の不適正表示に対する措置について
農林水産省九州農政局は、株式会社ヒムカ食品(熊本県球磨郡錦町大字西622番地4。法人番号7350001013942。以下「ヒムカ食品」という。)が、生鮮鶏肉の原産地について、「ブラジル産」又は「タイ産」の鶏肉を原料に使用していたにもかかわらず、「宮崎県産」と事実と異なる表示をし、販売したことを確認しました。
このため、本日、ヒムカ食品に対し、食品表示法に基づき、表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止対策の実施等について指示を行いました。
このため、本日、ヒムカ食品に対し、食品表示法に基づき、表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止対策の実施等について指示を行いました。
1.経過
農林水産省九州農政局が、令和5年5月9日から11月8日までの間、ヒムカ食品及びヒムカ食品宮崎工場(宮崎県都城市山之口町山之口3351番地10)に対し、食品表示法(平成25年法律第70号)第8条第2項の規定に基づく立入検査等を行いました。
この結果、農林水産省九州農政局は、ヒムカ食品が、生鮮鶏肉(商品名「宮崎県産若鶏もも3.3kg!カット済」)の原産地について、「ブラジル産」又は「タイ産」の鶏肉を原料に使用していたにもかかわらず、商品の外箱に「宮崎県産」と事実と異なる表示をし、少なくとも令和4年10月1日から令和5年4月30日までの間に、144,120.9kgをふるさと納税返礼品取扱業者2社に販売したことを確認しました。
この結果、農林水産省九州農政局は、ヒムカ食品が、生鮮鶏肉(商品名「宮崎県産若鶏もも3.3kg!カット済」)の原産地について、「ブラジル産」又は「タイ産」の鶏肉を原料に使用していたにもかかわらず、商品の外箱に「宮崎県産」と事実と異なる表示をし、少なくとも令和4年10月1日から令和5年4月30日までの間に、144,120.9kgをふるさと納税返礼品取扱業者2社に販売したことを確認しました。
2.措置
ヒムカ食品が行った上記1の行為は、食品表示法第4条第1項の規定に基づき定められた食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)第18条第1項の表の「原産地」の項の規定に違反するものです(別紙参照)。
このため、農林水産省九州農政局は、ヒムカ食品に対し、食品表示法第6条第1項の規定に基づき、以下の内容の指示を行いました。
このため、農林水産省九州農政局は、ヒムカ食品に対し、食品表示法第6条第1項の規定に基づき、以下の内容の指示を行いました。
指示の内容
(1)販売する全ての食品について、直ちに表示の点検を行い、不適正な表示の食品については、速やかに食品表示基準の規定に従って、適正な表示に是正した上で販売すること。
(2)販売していた食品について、食品表示基準に定められた遵守事項が遵守されていなかった主な原因として、消費者に対し正しい表示を行うという意識及び食品表示制度に対する認識が著しく欠如していたと考えざるを得ないことから、これらを含めた原因の究明・分析を徹底すること。
(3)(2)の結果を踏まえ、食品表示に関する責任の所在を明確にするとともに、食品表示の相互チェック体制の強化、拡充その他の再発防止対策を適切に実施すること。これにより、今後、販売する食品について、食品表示基準に違反する不適正な表示を行わないこと。
(4)全役員及び全従業員に対して、食品表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底すること。
(5)(1)から(4)までに基づき講じた措置について報告書にとりまとめ、令和5年12月14日までに農林水産省九州農政局長宛てに提出すること。
食品表示法違反の事実に対しては、食品表示連絡会議を構成する各行政機関(消費者庁、警察庁、国税庁、農林水産省)で連携しつつ、厳正な対応に努めてまいります。 |
添付資料
お問合せ先
消費・安全部 米穀流通・食品表示監視課
担当者:森、髙田、菅田
代表:096-211-9111(内線4270 4243 4244)
ダイヤルイン:096-300-6146 096-300-6137