大分の写真館:九州農政局
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九州農政局

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2024年4月~

大学生とオフィシャルインフルエンサーの交流会を開催(1月22日)別府市NEWアイコン

大分県拠点は、次世代を担う大学生への「みどり戦略」の理解醸成に向け、おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサーと協働で出前授業を実施しました。第2回は、別府大学短期大学部食物栄養科の学生に対して、KKFARM工藤桂子さん(急遽オンラインで参加)とkaoluna和草ハーブ農園伊藤香菜子さんのお二人に参加いただきました。農業への思いやみどり戦略の意味などのお話と、ハーブ茶を調合するワークショップを行い、効能や香り、色などから各自が選んだオリジナルハーブ茶を試飲しながら、意見交換を行いました。学生からは、「お二人のお話を聞いて、3Kなどと言われている農業への見方が変わりました。」、「実家が農家なのですが、農業に対して良いイメージを持っていただけるような発信をしていてとても嬉しいです。」など感想がありました。




農業の可能性を拡げ、あらゆる人が輝ける農園を目指して・・・(1月20日)豊後高田市 

豊後高田市で春の七草や白ねぎ、にんにくなどの栽培に取り組む(有)北崎農園と意見交換を行いました。主力品目の春の七草は、約46万パック生産しています。七草がゆは1年の無病息災を願って、正月7日の朝に食べると良いとされているため、12月下旬から1月4日までは収穫・パック詰めと大忙しで、七草の収穫期間の延べ雇用人数は約3,500人にもなります。外国人材も多く活用しており、コミュニケーションを大事に、スタッフの働きやすい環境整備に力を入れています。家族の健康を考えて考案した、黒にんにくを蜂蜜に漬け込んだ新たな加工品「黒にんみつ」の販売も始まります。



大学生とオフィシャルインフルエンサーの交流会を開催(1月16日)別府市

大分県拠点は、次世代を担う大学生への「みどり戦略」の理解醸成に向け、“おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”と協働で出前授業を実施しました。第1回目は、立命館アジア太平洋大学サステイナビリティ観光学部の大学生に対して、(株)ドリームファーマーズJAPAN(宇佐市)のお二人から、ぶどう生産や6次産業化、農泊事業の紹介と、質問に回答しながら学生と対話する形で、リアルな農業や農村の現状についてお話いただきました。学生からは、「気候の影響で1年間、作物が穫れなかった場合、農家はどうなるのか」、「農業高校などが減っていく中、学生が農業に関わる機会をどうやって作るのか」など具体的な質問が出され、「みどり戦略」を身近に感じ、自分事に考えるきっかけになったのではないでしょうか。



良い苗を生産し、生産者の役に立ちたい・・・(12月17日)九重町

九重町で野菜苗の生産・販売に取り組む、(株)九重おひさまファームと意見交換を行いました。愛媛県にある関連会社と接ぎ木での野菜苗を完全分業で生産しており、当園では接木部門から送られてきた苗をポットに挿し、生産農家が定植できる大きさまでの育苗を担っており、その後は販売部門から九州各地へ出荷されます。農業の労働力不足が加速する中で、生産性の向上や省力化に向け、安定した品質の良い苗の供給を行っています。「九州におひさまファームがあってよかった。」と生産者から喜ばれる会社を目指しています。

作業の様子 ハウス 苗



温暖化防止対策講座でのみどり戦略の周知(12月15日)大分市

「子どもたち、孫たちにうつくしい地球をひき継ぎたい」と地球温暖化防止について勉強会や各種イベント活動を行う、NPO法人チーム1.5おおいたが主催する「2024年度温暖化防止対策講座」に県拠点も参加しました。本講座では、自然と共生する地域づくり活動に取り組む杉浦嘉雄氏からの話題提供、トークセッションでは皮むき間伐を軸とした環境保全活動を行う西田結香氏とともに、加藤総括農政推進官からみどり戦略やみえるらべるの紹介を行いました。温暖化の議論は「環境問題」と「生物多様性」の両面から見る必要があることや、有機農産物の見える化で生産者を応援できるなどの感想が出され、充実した情報共有の場となりました。

講座の様子 講座の様子 講座の様子



さといも収穫のピーク・・・(12月11日)日田市

日田市天瀬町女子畑のさといも生産者、江田さんの圃場を訪問しました。令和2年7月の記録的豪雨の被害から復旧し、加工用に出荷するさといもを生産されています。さといもの収穫適期の目安は、葉が黄化し始め、少し垂れ気味になった頃。一面の畑には、そんな収穫期のお知らせサインが、わんさか。そのため、収穫作業が急ピッチで進められていました。葉が枯れ、一見すると寂しさすら感じる畑から、立派なさといもがごろごろ掘り返される様子は、圧巻です。

里芋の収穫風景 収穫された里芋 里芋畑



大分大学の学生と意見交換を行いました・・・(12月10日)大分市 

大分大学経済学部の学生と今年度2回目の意見交換を行いました。学生からの「新規就農者への補助金制度や技術指導」、「畳表(い草、七島い)に関する諸対策や適地適作」、「農薬や化学肥料を使用する慣行農法の安全性とその活用法」、「鳥獣害や自然災害の情報収集とその対策」等についての質問を受け答えしました。そのあと、学生が取り組む「米作りプロジェクト」の成果発表を受け、県拠点から「持続的な農業と食料安全保障の強化に向けて」などを情報提供し、意見交換を行いました。意見交換後に実施したランチミーテイングは、和気あいあいなものとなりました。




おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサーとの活動・・・大分県拠点(12月9日)大分市

大分県拠点では、“おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”でもある「(株)ドリームファーマーズJAPAN」のLIVE配信に参加させていただいています。全3回の情報提供とし、7月8日に「みどり戦略」入門編、8月26日に調達~生産編、今回は大分県拠点の会議室から加工・流通~消費編をお話させていただきました。
みえるらべるの紹介や食品ロス削減、地産地消の推進などの話題で、時々脱線もしながらでしたが、「みどり戦略」を身近に感じてもらえればと思います。このLIVE配信(過去の回も)はYouTubeでご覧になれますので、ぜひご覧ください!!

サムネイル 配信映像 配信映像



農業のイメージアップを!・・・秀渓園(12月4日)国東市

国東市の障がい者就労継続支援B型事業所で、水稲やこねぎ、しいたけ等の生産・販売をしている秀渓園と意見交換を行いました。過去に野菜で有機JAS認証を取得していたこともあり、現在でも水稲栽培では農薬や肥料は有機JASで認められたものを使用するなど、人にも環境にもやさしい農業を実践されています。「農業と福祉の相性の良さをもっと知ってもらい、農業に対するマイナスイメージを払拭したい」と語る、まっすぐな眼差しが印象的でした。意見交換後は、こねぎの作業場へ。利用者さん達の丁寧な仕事ぶりも、見学させていただきました。

こねぎの出荷調整作業 出荷調整後のこねぎ 秀渓園の方



花もちが良いのが特徴です・・・渡邊農園(12月2日)九重町

九重町で、かすみそうの生産・販売をしている渡邊さんご夫妻と意見交換を行いました。祖父母の代から続く花き生産は、バラやトルコキキョウの栽培を経て、現在はかすみそう専業に。九重町飯田地域で栽培されるかすみそうは、花もちが良いのが特徴です。標高850mの冷涼な気候をいかし栽培が行われていますが、近年は温暖化の影響も。2年前からは高温障害に対応するため、遮光資材を使った実証試験等にも積極的に取り組まれています。繁忙期の大変ささえもにこやかに語られ、柔らかな雰囲気がかすみそうと重なるご夫婦でした。

渡邉さんご夫妻 カスミソウの収穫 カスミソウの苗




地域の担い手として・
・・雪乃屋(11月28日)宇佐市

宇佐市で、米・麦・大豆・にんにくなどを生産・販売している雪乃屋の三代目と意見交換を行いました。将来の進路として様々な選択肢があった中で、自ら農家の跡継ぎの道を選択。学生時代に祖父が病気で倒れたことをきっかけに、「故郷の美しい田園風景を、自分の代で失くしたくない」という思いが芽生えたそうです。就農を機に、好物であるにんにくの栽培も新たに始め、現在では約19haの圃場で、各種作物を栽培しています。にんにく収穫機やドローンなど、作業の省力化やスマート農業技術の活用にも積極的で、「需要があれば、今以上に農作業受託の受け入れも可能」とのこと。地域の担い手としての強い覚悟を感じさせる、頼もしい若者でした。




みどり産直マルシェ開催
・・・(11月26日)由布市

「みどり戦略」推進の一環として販売イベントを開催しています。今回は、大手スーパー「イオン挾間店」内の産直とれたて市場ブースの一角をお借りし、大分県内の農業女子PJメンバーのご協力で環境にやさしい農業で作られた農産物を中心に、青果・加工品を対面販売しました。
大手スーパーでの販売は、消費者が普段あまり接点のない農業や「みどり戦略」に触れるきっかけの場になり、特売日に便乗したことで、たくさんの方にご来場いただきました。生産者の思いやおすすめの調理方法など、会話の弾むマルシェとなりました。




地球に感謝する日  アースデイ中津に参加しました・・・(11月17日)中津市 

地球のために考え、行動し、感謝する一日として、環境啓発イベント「アースデイ中津2024」が中津市のダイハツ九州スタジアム健やか広場で開催されました。今年のテーマは「STOP!地球沸騰化 エコ&ピース」ということで、大分県拠点も、みどり戦略や環境に優しい農業、持続可能な生産と消費の促進に向けPRを行い、来場の方々に、食に関するアンケートやインフルエンサーになれる?!写真パネルなどにご協力いただきました。こどもマルシェや中津市の下水汚泥肥料の無料配布、三和酒類の紙漉き体験など資源循環を基本に環境や平和について楽しく学べるイベントでした。




都会のプログラマーから移住、和牛放牧農家へ・・・山下真也夫妻(11月13日)豊後高田市 

豊後高田市の山下真也さんご夫婦と意見交換を行いました。山下さんは、東京でプログラマーとして働いていましたが、都会での生活にストレスを感じ、奥さまの「牛が好き」という思いから、和牛放牧農家としてご夫婦で新規就農したとのこと。雑木の茂った耕作放棄地を放牧地とするのは大変なことですが、地域の人との交流や研修先の先輩と情報交換を行い、楽しく過ごしているようです。
豊後高田市への移住後は、ストレスを感じることもなく、朝、放牧場の牛の顔を見ると幸せを感じるそうです。




有機農業で地域を元気にしたい・・・くす農業夢創塾(11月11日)玖珠町

玖珠町で、土づくりを重視した有機農法でお米と少量多品目の野菜を栽培している、くす農業夢創塾と意見交換を行いました。
有機農業は公的な研修機関が少ないことが課題ですが、当塾ではこの春から移住してきた若者2名の研修を受入れています。有機農業を基礎から学びたい新規就農者の研修ほ場や住居(シェアハウス)、有機農産物の集出荷拠点なども整備する計画です。儲かる有機農業の見本となることで、高齢化・過疎化する地域を元気にすることが目標です。




みどりDマルシェ開催・・・「みどり戦略」×「農業女子PJ」×「デイリーヤマザキ大分曲店」(11月8日)大分市

デイリーヤマザキ大分曲店内で展開している「みどり戦略」の常設販売コーナーのスピンオフ企画として、同店の駐車場で「みどりDマルシェ」を開催しました。大分県内の農業女子PJメンバー8名が参加し、環境にやさしい農業で作られた農産物を中心に、みえるらべる貼付の米をはじめ、青果19品目、加工品34種類を自ら販売し、多くの人で賑わいました。
みどり戦略に通じる内容も生産者の声は消費者に届きやすく、農業の“こだわり”という形で生産者から伝えることで、消費者の購買行動に繋がっていたようです。また、コンビニの駐車場でのマルシェ開催は、ごく自然に地場産農産物やみどり戦略に触れるきっかけの場として最適。訪れた人たちの「地球の未来を考える瞬間」に立ち会えているような感覚になれる、愛溢れるマルシェとなりました。




食べることは、生きること・・・しろやま共同保育園(10月31日)佐伯市 

佐伯市で、食育に力を入れている「しろやま共同保育園」の「しろやま食育見学会」にお邪魔しました。2~6歳の子どもたちが、小さな手で一生懸命味噌作りをしている様子を見学させていただきました。毎年恒例の行事となっており、とりわけ経験のある年長さんがほぼ子どもたちだけで作り上げる様子には、貫禄すら感じました。園の給食で毎日食べるお味噌汁も、子どもたちが仕込んだものを使っているそうです。
この食育活動は、食の大切さを知ってほしいと願う保護者が主体となっています。子どもたちの元気な活動の源には、保護者の工夫と愛情がぎゅうぎゅうに詰まっていました。

大豆を潰すよ、ぐ~るぐる 大豆と麹を、混ぜ混ぜ、コネコネ 記者さんの質問にもハキハキ




OBS大分放送ラジオで、みどり戦略をPR!!・・・大分県拠点  (10月20日)大分市

10月20日にOBS大分放送ラジオの農業情報番組「おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業」に陶山地方参事官が出演し、みどりの食料システム戦略を広くPRしました。OBSアナウンサー 甲斐蓉子さんと(株)ピースカンパニー代表取締役 矢田照久さんの司会で、みどりの食料システム戦略の目指す姿や具体的な取組、また、インフルエンサー農業者と協力してSNS発信を行い、若い世代を含む幅広い世代へ周知を行っていることなどについて話をしました。
OBS大分放送ラジオHPはこちらから




大分県農林水産祭に出展しました・・・(10月19、20日)別府市 

令和6年度大分県農林水産祭「おおいたみのりフェスタ」に九州農政局コーナーを出展しました。ブースでは、「食料・農業・農村基本法改正の概要」や、「みどりの食料システム戦略」、「農業女子×SDGs」等のパネルや各種パンフレット等を展示し、来場者には、クイズ形式で環境問題と農業の関係等について考えていただきました。また、スマート農業について関心を持っていただくため展示した自動操舵機能付きトラクターは、多くの来場者の関心を引いていました。




食は、買うものではなく、育て作るもの・・・Noya Village(10月15日)九重町 

九重町で、野菜や水稲の生産・販売をしている「Noya Village」と意見交換を行いました。食料自給率を上げることを目標に、固定種野菜や在来米を育て、種子を採り、土地にあう種子を保存する取り組みをされています。無農薬、無肥料で、基本的に土地のもの以外は何も入れない栽培方法を実践中。また来春には、同地区の里山の自然をいかし、自然の中で子育て活動する「森のようちえん  おつきさん」を開園予定。とは言え、現在5歳の息子さんが普段接するのは、50代以上の大人がほとんど。地域の集まりや圃場についていくことで、遊びながら農業の知識も習得し、稲刈りやごまの収穫に関しては、農業の研修生に自ら指導するほどの精通ぶりだとか。小さな担い手にも、期待大です。




食欲の秋に、農業や環境についても考えてみませんか・・・(10月12日)大分市・宇佐市 

10月12日(土曜日)に行われた2つのイベントに大分県拠点も参加し、みどり戦略や各種施策のPRを行いました。

大分駅南口で開催されたOAB大分朝日放送主催の「OITA Well-being EXPO2024」では、「みんなで幸せを広げよう!」を合言葉に、自分と地球にナチュラルな暮らし方の実践をテーマにしたトークショーやワークショップが開催されました。
*Well-beingとは「こころ・からだ・つながりが良好な状態」のこと。


宇佐市安心院町の農村BASEでは、おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサーでもある(株)ドリームファーマーズJAPANが実行委員を務める「第10回  農縁サミット」が開催されました。「農村で集い、学ぶ」をテーマに、農産物ウェブ見本市&マルシェで九州各地の美味しい農産物や加工品が集結。インフルエンサーによる会場の様子や各ブース商品の紹介はYouTubeでも生配信されました。




食べればわかる!いちごの美味しさに自信あり・・・村田豊規子(10月3日)大分市 

大分市でいちごの土耕栽培に取り組んでいる村田豊規子さんと意見交換を行いました。村田さんは就農5年目で、遊休ハウスを活用したいちご栽培は3年目になります。夏の暑さが厳しく、いちご苗の成長に影響があったり、一人農業なので作業が追い付かないこともありますが、もともと地力のある土地柄にも助けられ、美味しいいちごが作れているとのこと。湯布院のスーパーでは、フィルムではない蓋つきパックで販売することで、持ち運びやすく、観光客も食べ歩きできる工夫をしています。いちごの加工や観光農園など、夢がいっぱい村田さんの今後の挑戦が楽しみです。

*昨年の様子




環境と食を考えるサステナウィーク・・・大分オーパ SDGs WEEK(9月23日)大分市

大分市の商業施設「大分オーパ(株式会社イオンモール)」で、環境、教育など様々な観点からSDGsを楽しく学ぶ「大分オーパ SDGs WEEK(9月21日(土曜日)~9月29日(日曜日))」が開催され、大分県拠点もサステナウィークの一環として参加しました。地球温暖化防止の活動に取り組む「NPO法人チーム1.5おおいた」、CO2吸収量が多く、栄養分豊富なモリンガ(インド原産ワサビノキ科)の普及を図る「モリンガ普及実行委員会」とともに出展し、みどり戦略や環境に優しい農業、持続可能な生産と消費の促進に向けPRを行いました。




産地の“もったいない”を減らしたい・・・(株)ヒヨクド(9月20日)竹田市

竹田市で、規格外野菜を使った商品の製造・販売をしている「株式会社ヒヨクド」と意見交換を行いました。ちょっと傷があるけど鮮度・うま味満点の赤いトマト、生育途中で摘果した緑のトマトなど、行き場のない野菜を使って、人にも地球にも優しい商品を作っている会社です。加工し販売することで食品ロスを減らすとともに、農家のみなさんの新たな収入源の確保にも貢献しています。料理人と農家の両方を経験し、現在の会社設立にいたる代表兼料理人の髙橋さんは、「こうした農家と近い距離にあり地域に根付く加工所が、これからの時代には必須だと考えています。このやり方を発信して、みんなが真似してくれたら嬉しいです!」と、語ってくれました。




天敵農法に取り組んでいます・・・佐藤太一(9月9日)竹田市 

夏秋トマトの生産が盛んな竹田市で、樹の上で赤く色付いてから収穫する「赤採りトマト」を生産しています。親元就農し、今年で4年目です。父親から栽培技術を学びつつ、新しい品種を試してみるといった新しいことにも挑戦。昨年からは、タバコカスミカメを利用した天敵農法にも取組み、従来の防除に比べて、コナジラミ類による被害が減少し、さらに農薬散布量も減らすことができ、効果を実感しています。地域の後継者グループにも参加しており、毎年、県の農林水産祭にも出店したりと地域の農業を盛り上げています。




なすの美味しさに魅せられて・・・樋口まりな(9月2日)豊後大野市 

中長形の「大成」という品種のなすは、皮が薄くて柔らかく、アクが少ないのが特徴です。この大成なすの美味しさに魅せられ、独立して新規就農し、今年で9年目。同じ部会に所属している先輩農家に栽培技術をいちから学び、コツコツと技術向上に励むことで、収量や秀品率が増加し、現在では安定した農業経営を実現されています。
また、堆肥や米ぬか等を用いた微生物農法を土づくりに取り入れ、環境にやさしい農業にも取り組まれています。




労働力も、食材も「もったいないを社会に活かす」・・・合同会社リ・ボーン(8月27日)別府市 

別府市で、就労継続支援A型及びB型を運営する、多機能型の事業所「合同会社リ・ボーン」と意見交換を行いました。温泉熱を利用したハウスでのエレベータ式いちご栽培のほか、大分の県産品を加工し、鉄輪の風土を利用した商品の開発・販売等を行っています。原料には、自社のいちごやカボスのほか、規格外となった梅やカボスを仕入れ、食品ロス削減にも貢献。就労支援の労働力と、規格外の果実で「もったいないを社会に活かす」を目標としています。また、「鉄輪の温泉蒸気で作った地熱かぼすビネガー」は、別府市で5月に開催された将棋の名人戦で、藤井聡太名人と豊島将之九段が“勝負めし”として食したことでも注目を集めています。




会の愛称は、「子どもと地域を守る有機の会」・・・佐伯市有機農産物生産者協議会(8月22日)佐伯市 

佐伯市で、有機農業に取り組む佐伯市有機農産物生産者協議会の方々と意見交換を行いました。令和5年3月に「オーガニックビレッジ宣言」をした佐伯市で、本協議会は「さいきオーガニックシティ」の実現に向けた中心的な役割を担っています。有機農業を推進する上で、学校給食への有機農産物の供給にも力を入れており、特に使用頻度の高いじゃがいも、にんじん、たまねぎについては、強化チームを結成し、今春からは協議会で栽培を開始しています。人と自然が共生する持続可能なまちづくりに向けた取組に注目です。




第11回農政懇話会を開催しました・・・(8月21日)大分市  

「現場と農政を結ぶ」業務の一環として、マスコミ各社への情報提供と現場の意見を農政に反映させることを目的に「第11回農政懇話会」(今年度1回目)を開催しました。県拠点から、6月5日に公布・施行した「食料・農業・農村基本法改正」及び関連3法案のポイントや、事前に各社から要望のあった「みどりの食料システム戦略(大分県拠点の取組)」、「国内肥料資源の利用拡大」、「大分県の農業の概要」、「家畜伝染病感染と防疫対策(豚熱)」について説明と情報提供を行いました。その後意見交換を実施、盛況な懇話会となりました。




小さなコミュニティならではの密な繋がりと挨拶を大事に・・・(有)小田アグリファーム(8月21日)玖珠町 

玖珠町小田地区の水稲受託作業組織「(有)小田アグリファーム」と意見交換を行いました。武石代表は地区の中で唯一の専業農家であり、高齢化や兼業化していく地域の農業を少しでも応援したいと、平成9年に農作業受託組織を立ち上げ、息子さんと地域の稲作を守っています。小田地域は平成6年に「小田生き活き健康村」という村おこし運動で農林水産大臣賞を受賞しており、コロナ禍や高齢化で活動は縮小しましたが、昨年から区民祭が復活。小さなコミュニティならではの密な繋がりと挨拶を大事にして活動しています。




ギラギラの野望と、キラキラの眼差し・・・竜ちゃんファーム(8月15日)豊後大野市 

豊後大野市で、白ねぎとアスパラガスの生産・販売をしている竜ちゃんファームと意見交換を行いました。妹さんと二人で、コントラクター事業を活用しながら、目下栽培面積を拡大中です。「(ひとまず)目指すは、5ha!」を公言するギラギラした一面も。一方で農業で一番好きなところを伺うと、「エアーを使って白ねぎの皮を剝いている時」と即答。出来栄えを確認するその瞬間が最もお気に入り、とキラキラの眼差しで語ってくださいました。




さつま芋畑の今・・・森岡小学校さつま芋畑(8月9日)大分市 

大分県拠点は農業女子PJメンバーとともに食育に取り組んでいます。大分市立森岡小学校3年生が6月17日に植えたさつまいもの畑は、植え付け後の雨続きも影響し雑草が伸び放題となり(画像左)、活動を支援するため雑草の草刈りを行いました。収穫は10月下旬、それまで大きくな~れ。
植え付け等の様子は、こちらで御覧いただけます。→ 農育・食育の取組:九州農政局 (maff.go.jp)




「パウダー野菜」を、野菜の選択肢の一つに・・・(株)村ネットワーク(7月31日)豊後大野市

豊後大野市で、旬の青果を、カット・ペースト・パウダー・ドライ・アルファ化粉など、様々な形状に加工し、販売しています。生産者と消費者の想いをつなぐのが、私たち「村ネットワーク」です。手切りのため、原料の規格も不揃いで問題なし。規格に合わないだけで品質は正規品となんら変わりはない野菜も、多く取り扱っています。「それらを商品にすることで、農家さんとお野菜を守りたい」、「環境にやさしい農業で、形ではなく作り方にこだわり、愛情持って育てられた野菜の良さを伝えていきたい」と思っています。
自社ブランド商品のVEGEMARI(ベジマリ)は、大分県産の野菜を低温乾燥し、水冷式の石臼で丁寧に加工したパウダー野菜です。カタチを変えると、野菜の世界はもっと広がる!パウダー野菜の可能性が、もっと広がりますように。




祖父から続く白ねぎ栽培を今後も継続していきたい。・・・沖本康輔(7月30日)豊後高田市

豊後高田市で白ねぎを栽培しています。呉崎地区は砂地土壌の干拓地で、白ねぎ栽培に適しています。祖父が白ねぎ栽培をはじめ、幼少の頃から白ねぎに囲まれ、大分県立農業大学校でも白ねぎ栽培を学び、卒業後、親元就農しました。白ねぎの栽培はとても面白く、また、毎年たくさんの新しい品種が開発されるため、栽培特性や育てやすさを研究しながら、より良いものを提供できるよう研鑽しています。家族経営で休みは取りづらいですが、スポーツの大会に参加する時は、快く送り出してくれる両親に感謝しています。




色鮮やかな夏の風物”ホオズキ”の出荷最盛期・・・大塚敏幸(7月30日)豊後高田市

お盆のお供え物などに使われるホオズキの出荷作業がピークを迎えています。県内有数の産地、豊後高田市にある大塚敏幸さんのハウスでも、色鮮やかでボリュームのあるホオズキを1本1本丁寧に収穫し、余分な葉や傷んだ実を取り除き、約7万本を全国に向け出荷しています。大塚さんは、一本仕立ての特秀品(120cm・12玉)を作れる県下で数人しかいない生産者であり、産地での技術継承に向け栽培指導にも取り組まれています。




経営規模拡大と雇用創出で地域貢献を・・・(株)丸福(7月26日)竹田市

竹田市の(株)丸福と意見交換を行いました。(株)丸福は、養鶏(採卵鶏)、養豚、水稲・白ネギの生産のほか、外食事業にも積極的に取り組んでいます。事業の展開に当たっては、発生する鶏ふん及び豚ぷんから堆肥を製造し、自家の圃場へ散布するほか、地域の農業者へ提供するなど地域資源の有効活用を進めています。今後は、経営規模拡大と雇用創出を図り地域に貢献していきたいとのことです。




自家生乳を使ってジェラートを作っています・・・岡嶋牧場(7月19日)九重町 

九重町飯田高原で酪農を経営している岡嶋牧場と意見交換を行いました。岡嶋牧場は、酪農家として日々良質な牛乳の生産に取り組んでいます。また、牧場敷地内の(有)ミルクランドファームでは、アメリカでのファームステイの際に食べさせてもらったジェラートを思い出し、自家生乳を使用したジェラートの製造・販売を行っています。今後も、良質な生乳の生産量を増やしていきたいとのことです。




目指すは、農業の物流のパイオニア・・・やおや六画ストア(7月18日)別府市 

別府市鉄輪の温泉街で、八百屋を営んでいます。臼杵市へUターン就農し、6年ほどは有機野菜を作り、自ら売るスタイルを実践。そうした中で、「作る人」と「売る人」は分業化した方が良いという考えにたどり着き、八百屋に転身しました。生産者と消費者を繋ぐ流通の役割の大切さを痛感し、生産者の思いや野菜の価値をもっと伝えたい、語れるようにならないと!と、ブライダル業界で学んだ接客のノウハウと得意の喋りを活かしながら、日々奮闘中です。そもそも時間に追われる生活ではなく、自分のペースで仕事がしたくて転職したはずが、今ではすっかり野菜のペース。定休日でも、新鮮な野菜があればついつい開けてしまっています。
今後も続けていきたいことの一つは、保育園での本物の野菜を使った「お買い物ごっこ」です。野菜嫌いの子どもも、自然と食べてくれるようになるんです。野菜の匂いや色、旬を知ってほしくて始めた遊び体験が、結果的に食育に繋がっているのを実感しています。




私のみどり戦略・・・職員自ら自分事に(7月12日)大分県拠点  

大分県拠点では、全職員に、「私のみどり戦略」というテーマで、それぞれが取り組んでいる(または取り組もうとする)「みどり戦略」に寄与すると思われる行動を募集しました。任意ながら、多くの職員から応募があり、一人ずつ取り組みを庁舎内外の掲示板に5月以降週替わりで掲載し、ちょっとした話題になっています。また、集約したポスターも作成し、今後各種イベント会場等で活用する予定です。より多くの皆さんの目に留まり、「みどり戦略」を広く知っていただくことを目標としています。
職員自らが、自分にできる「みどり戦略」を考えることで、自分事として意識するきっかけに。そして掲示を見た方々が、「これもみどり戦略なんだ」、「私にできることは何かな」を考えてもらうきっかけになることを願っています。小さな一歩が、大きな成果を生みますように・・・。





兄弟で力を合わせて良質な牛の生産を目指しています・・・(株)古澤畜産  古澤智士・尊士(7月9日)竹田市 

(株)古澤畜産は、竹田市で黒毛和牛の繫殖経営を行っています。当社では、畜舎にスマート農業技術を導入し、作業の効率化と経営規模拡大、そして牛が安心して生育できる環境づくりに取り組んでいます。これからも兄弟で力を合わせて、市場から評価される良質な牛の生産を目指します。





酒造りから米作りに・・・木下大輔(7月9日)玖珠町 

玖珠町で主食用米を生産しています。県立農業大学校を卒業後、酒造会社に勤務していましたが、米農家である妻の祖父からの誘いをきっかけに地元近くに戻り、新規就農しました。今年で就農3年目です。現在は、約2haの水田で主食用米を生産しているほか、地域の農家から水稲作の農作業を受託しています。町内には畜産農家も多く、今年から耕畜連携の取組も始める予定です。
また、今後は経営規模を拡大していきたいです。まとまった農地の確保が難しい面もありますが、まずは作付面積10haを目指しています。以前、酒造会社に勤務していたこともあり、6次産業化に興味を持っており、将来はお米を使った商品開発にも取り組みたいと思っています。




純白のふわふわした小花が可愛らしい「カスミソウ」が収穫時期を迎えています・・・(7月9日)九重町 

九重町飯田地区では冷涼な気候を活かして、夏場にカスミソウを出荷しています。渡邊伸幸さんのハウスでも5月末から収穫が始まっています。品種は「ベールスター」で、純白のふわふわした小花が可愛らしい花です。
カスミソウは暑さに弱く、夏場の高温障害を避けるため、遮光資材を張ることで地温の上昇を抑え、品質・出荷規格の向上に向けた実証に取り組んでいます。収穫は11月末まで続き、九州一円に出荷されます。




“キンチョー”の動画LIVE配信で、みどり戦略をPR!!・・・(7月8日)宇佐市

大分県拠点では、みどりの食料システム戦略を広くPRするため、SNSで情報発信している県内4組の農業者を“おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”として委嘱しています。この日は、その中の1組である「(株)ドリームファーマーズJAPAN」の動画LIVE配信に出演しました。視聴者に「みどり戦略」を知っていただく「入門編」として、(1)農林水産省とは何か?、(2)今なぜみどり戦略が策定されたのか?をテーマに、同社の宮田さん、安部さんとの対話形式で進められました。慣れないLIVE配信で緊張する中、宮田さんの無茶振りな問いかけにも答えながら、何とか約90分の配信を終えることができました。が、実はこの後、オフショット動画の撮影もありました…。
このLIVE配信には今後も出演予定で、次回以降、視聴者に少しでもわかりやすく「みどり戦略」を伝えられたらと思います。ぜひご覧ください!!
この日の動画はこちらから




早大生が大分で「農とSDGs」について調査!・・・JA共済寄附講座  早稲田大学「農とSDGsの実践」大分班(7月7日)大分市

早稲田大学の学生が、JA共済寄附講座「農とSDGsの実践」で大分を訪れ、農業女子PJメンバーと大分県拠点が、インタビュー調査に協力しました。農業女子PJや農福連携、プロジェクトDの取組内容などの説明後、意見交換を実施。その後、プロジェクトDの販売の様子や、圃場の見学を行いました。この講座は、農業とSDGsについて大分市周辺を中心に調査を行い、地域を今後よりよくするための重点的な課題や対策について考えることをテーマとしているそうです。学生からは、女性を中心とした農業の意義や、企業と連携した取り組みの社会的な役割についてなどの質問が絶えず、学生が積極的に学ぶ姿勢と、それらに丁寧に答える農業女子PJメンバーの様子が印象的でした。




見つけて!みえるらべる・・・農産物の環境負荷低減の「見える化」(7月4日) 

農林水産省では、みどりの食料システム戦略に基づき、消費者の選択に資する環境負荷低減の取組の「見える化」を進めています。みえるらべるは、「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」の取組を、分かりやすく等級ラベルで表示することで、生産者の環境負荷低減の努力が消費者に伝わり、選択できる農産物の環境を整えていこうとするものです。
この度、大分県内生産者の、みえるらべる貼付商品の販売がスタート。「みどり戦略×農業女子PJ」のタイアップ販売を展開中の、デイリーヤマザキ大分曲店でも「久保さんちのお米(株)」のヒノヒカリが販売されています。ぜひ、見つけてみてください。
みえるらべる

[貼付の実物] [店内のポップ表示] [販売の様子]



動画撮影は、突然に・・・“おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”活動の一例(7月3日)宇佐市

宇佐市の「古民家BASE・龍王」にお邪魔しました。こちらは、今年度”おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”を委嘱している「(株)ドリームファーマーズJAPAN」が運営する農泊施設です。今回は、みどり戦略のパネル設置と周知のお願いに伺ったのですが、そこはさすがユーチューバー。代表取締役の宮田さんに加え、龍王の女将も交えて、パネル受け渡しの場面から動画の撮影がスタート。撮影に緊張気味の大分県拠点職員をよそに、様々な切り口で素朴な質問を投げかけてくださり、それに職員が答える形で、みどり戦略に親しみが持てる動画を撮っていただきました。オフィシャルインフルエンサーの活動を身をもって体感した時間でした。
古民家BASE・龍王HP




お花って、おもしろい!・・・(株)グリーンマム農園(6月28日)豊後大野市

豊後大野市で、スプレー菊を中心に切り花の生産・販売をしています。夫婦ともに、前職は大分県職員。農林水産研究指導センターでの職務を経て退職、就農しました。オランダ式フェンロ―ハウスで、年間60作以上、約100万本を主に東京や北海道へ出荷しています。労務管理はクラウドを活用し、週休二日制の導入や積極的に有給休暇取得を勧めるなど、従業員の働きやすい環境づくりにも力を入れています。また、花は食べ物と違い、生産現場でのこだわりが単価に反映されにくいため、効率化を徹底しています。花き用でなくとも使える便利な器具はないかとホームセンターを奔走する小さな工夫と、機械化による大きな改革を進めながら、規模拡大につなげていきたいです。




未利用魚を美味しく食べることで、故郷の海を守る・・・大分県拠点(6月25日)佐伯市

佐伯市米水津の水産加工会社「株式会社やまろ渡邉」です。海藻を食べるアイゴなどの魚の増加で、藻場が減少する「磯焼け」が各地で発生しています。アイゴはヒレに毒を持ち、網にかかっても捨てられることが多く、ほとんど活用されることがなかった未利用魚でしたが、プロの技術で美味しく食べられる商品を開発しました。消費者の皆さんが、おいしく食べてくれることで、磯焼けを減らす活動に参加できる仕組みでもあり、漁業者の収入増加にも繋がります。みんなで協力して、故郷の海と水産業を守っていきましょう。




良質な鶏卵の生産に取り組んでいます・・・(有)鈴木養鶏場(6月19日)日出町 

1969年に日出町で鈴木養鶏場を創業して50年超。当時、約6千羽で始めた養鶏場も、いまでは約15万羽を飼養し、鶏卵を販売しています。鶏の餌は飼料用米を配合して使い、出た糞は鶏糞堆肥として、飼料用米の肥料となる耕畜連携に取り組んでいます。鶏舎はアニマルウェルフェアに対応し、鶏のストレス軽減とより良い環境の中で、良質な鶏卵の生産に取り組んでいます。また、近くには直売所を設置し、鶏卵のほか、鶏卵をふんだんに使った自家製のロールケーキやシュークリームなどを販売しています。




一貫経営への移行を夢見て・・・帆足拓十(6月18日)玖珠町 

玖珠町で肉用牛の繁殖をしています。地元の和牛繁殖農家のもとで2年間研修し、肉用牛ヘルパーの仕事で実務経験を積み、新規就農しました。今年で就農3年目です。就農に当たり、牛舎を新設する土地探しには時間がかかりましたが、苦労して確保できた場所は夏でも冷涼な地域であり、牛の飼養には適したところです。飼料価格等の高騰により経営環境が厳しい面もありますが、牛舎の自力施工や稲わらの自給自足といった経営努力を続けています。昨年からは、地域の水稲農家と耕畜連携にも取り組んでいます。
繁殖牛の頭数も計画的に増やしており、まずは就農から10年間で経営を安定させ、その後は規模を拡大していき、繁殖から肥育までの一貫経営を目指しています。




夜空の星とホタルに感動・・・植木牧場  植木美和・俊輔(6月14日)竹田市 

竹田市久住の広大な高原地で、和牛の繁殖農家をしています。私は愛知県出身で、結婚を機に夫の出身地である久住に移住し、夫婦二人で大分県農林水産研究指導センターでの研修を終え、親元就農しました。「大規模化と省力化に向けた三方よし(牛よし・地域よし・家族よし)」をモットーに、牛にストレスを与えない太陽の光を透すサンシャイン牛舎を建設し、地域の共同牧野で牧草を作り、大規模化と省力化を目指しています。
畜産経営は厳しい中にあるけれど、夜空に輝く満点の星と舞飛ぶホタルに感動し、癒されながら頑張っています。




良いものを作る手間は惜しまない・・・真六園芸(6月11日)日田市 

5年前に祖父の跡を継ぎ、日田市ですいかの生産をしています。手のかかる品種を栽培していますが、甘みが強く味には自信があります。露地でのトンネル栽培がメインですが、昨年からはビニールハウスでの栽培も始めました。ハウス栽培は、天候の影響を抑えられるため、収量が安定したことに加え、農薬の散布量は減少するなど、多くのメリットを感じています。
減農薬や有機肥料等を利用した土作りにも取り組んでいます。堆肥の投入と有機肥料の利用により土壌改善効果が見られ、以前よりも病気が出にくくなったり、すいかの味がさらに良くなったりと、良い効果を実感しています。




大分県内唯一の春にんじん産地‼・・・大分県拠点(6月10日)豊後大野市犬飼町

豊後大野市犬飼町は大分県内で唯一の春にんじん産地です。春人参部会の小野会長の畑では、4月から始まった収穫作業もピークを越え、間もなく終わりを迎えます。春にんじんは、水分を適度に含み、柔らかく、甘みが強いのが特徴です。
今年は、3月の長雨で曇天が続き日照不足となり、ややサイズが小さめで収穫も遅れ気味でした。
部会員は最盛期の20名から7名まで減少しましたが、「美味しかったよ」の言葉が聞きたくて、頑張っています。




大分は、コンビニでも「みどり戦略」を推進!・・・デイリーヤマザキ大分曲店(6月3日)大分市

大分市内のコンビニエンスストアに、「みどり戦略」コーナーが誕生しました。大分県内農業女子プロジェクトメンバーの生産物や加工品を、常設販売します。
本取り組みは、「デイリーヤマザキ大分曲店」と「大分県内農業女子プロジェクトメンバー」の全面協力の下、進めるものです。消費者にとって身近なコンビニエンスストアで、大分県内農業女子プロジェクトメンバーの農産物を販売することで、購入者が、「環境にやさしい持続可能な消費」を意識するきっかけづくりの場としてもらうことを目的としています。販売初日には、テープカットも行われ、華々しくスタート。朝採れ野菜をはじめ、手塩にかけて育てたこだわりの商品が、棚いっぱいに並びました。




おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー委嘱式!!・・・大分県拠点(5月31日)大分市

大分県拠点では今年度、みどりの食料システム戦略の理解醸成を図るため、発信力や影響力のあるインフルエンサー農業者(4組6名)と連携して取り組むこととし、5月31日に”おおいた「みどり戦略」オフィシャルインフルエンサー”委嘱式を行いました。
インフルエンサーの皆さんには、各種SNSで情報発信いただくとともに、県拠点と連携した取組を行っていただく予定で、さっそく委嘱式の前後には陶山参事官との対談動画の撮影も行われました。県内外の幅広い方々へ、持続可能な生産や消費、社会について考える機会や環境を意識するきっかけになることを期待しています。
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オリーブの堆肥でオリーブ栽培!循環型農業を目指します・・・河野農園(5月30日)国東市

国東市で、オリーブの生産、加工、販売をしています。ジュニアオリーブソムリエの資格を取得し、オリジナルのオリーブオイルの味を追求中です。JAおおいたくにさきオリーブ部会ではオリーブオイル搾油に伴う搾油粕は産業廃棄物となり、処理に困っている現状でした。そこで去年から、オリーブの搾油粕に牛ふん、もみ殻等を混ぜて堆肥化を行っています。資源循環型農業を実践し、『オリーブの堆肥で育った国東のオリーブ』が全国に広がることを目指しています。




効率的な農作業で毎日が充実・・・ファンキー農園(5月29日)佐伯市 

佐伯市でにらの生産をしています。佐伯市ファーマーズスクールで2年間研修を受け就農し、今年で2年目です。畝作りや施肥等では、日々試行を続け、効率的で効果的な方法を模索しています。一番手間がかかる出荷調製作業で、様々な検討を重ね、最適な機械を導入し効率化を図ったことにより、1日当たりの荷量を大幅に増やすことができました。こうした試行錯誤の結果、家族と過ごす時間を確保することができ、充実した日々を送っています。
これからも試行錯誤を続けつつ、将来は海外への輸出も視野に入れています。




青空に映える、オリーブの花・・・(5月29日)国東市

国東市で、オリーブの花が一斉に咲いています。オリーブは基本的に風媒受粉といって、風に花粉が飛ばされ受粉します。
「国東オリーブ」は、国東市合併記念品目として導入され、平成20年度から本格的に栽培開始されました。国東市の雨が少ない瀬戸内式気候が、オリーブ栽培に適しているそうで、令和5年度現在、生産者31戸に及びます。
果実は品種や用途によっても様々ですが、一部の品種の収穫は9月下旬から始まり、10月中旬から11月上旬にかけて全ての果実の収穫が行われます。




ドローンによる水稲作業省力化実証試験・・・(5月23日)宇佐市

宇佐市安心院町恒松地区の圃場で、ドローンによる水稲の湛水直播栽培の実証試験が行われました。大分県北部振興局が主体となり、ドローンによる水稲種子の直播や薬剤及び肥料散布の効果等を検証しており、実用化を目指して今年で3年目になります。
今回は、実証試験と併せて、東京都の農業資材会社が開発したコーティング種子のドローン播種デモンストレーションも実施されました。
水稲栽培における省力化が期待されます。




子どもの笑顔が原動力・・・三又 詩穂(5月15日)佐伯市 

佐伯市で、いちごの生産・販売をしています。地元に戻り、佐伯市ファーマーズスクールでの2年間の研修を終え、昨年就農しました。農業は、管理ひとつひとつが成果に繋がるため、悩みも多く試行錯誤の連続ですが、近隣の先輩農家やファーマーズスクール時代のコーチから助言をもらいながら、楽しく取り組んでいます。
いちごは我が子の大好物。私が作ったいちごをお店で見つけて大喜び。そんな姿を見て、農業をやっていて良かったと実感しています。




薬用作物に注目!!・・・(株)農業のタカダ(5月15日)由布市

由布市で、米の生産・販売をしています。「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」でも受賞歴があり、食味にも自信があります。大好きな米作りに励む一方で、安定した収益が見込まれる薬用作物(生薬の原料となる作物)の生産・販売についても、実証実験中です。九州医療科学大学の渥美聡孝准教授らのアドバイスを受けながら進めており、今年で3年目となります。薬用作物は、収穫後に掛け干しや湯もみなど工程はあるものの、栽培に関しては米作りよりも比較的楽な印象です。また、耕作放棄地の活用もでき、良いことづくめ。来月には協議会も立ち上げる予定で、産地化の可能性も探っていきます。  ※写真は、シャクヤク。




由布岳の麓で酪農と6次産業化に取り組んでいます・・・竹内牧場  竹内正敏(5月13日)由布市 

由布市塚原で、酪農と観光牧場を行っています。父親がこの地に入植し、開墾した開拓地で酪農を始めました。現在は家族で酪農のほか、牧場敷地内のレストランやショップで、牧場で搾った生乳を使った自家製のアイスクリームやチョコレートを販売しています。乳牛には、草地で収穫した牧草を与え「2022年度九州生乳品質共励会」の最優秀賞を受賞しました。今後も、更に美味しい牛乳を生産したいと考えています。




パティシエの弟と二人三脚で・・・日果farm(5月9日)大分市

大分市で、みかんの生産・販売をしています。東京で働いていましたが、地元に戻り、担い手を探していた方から農地を借りて農業を始め2年目です。農業は未経験で右も左も分からない状況でしたが、人との出会いにも恵まれ、皆さんの力も借りつつ、日々勉強しています。今は、いちじく農家に弟子入りし、指導を受けながらいちじくの生産もしています。
生産した農産物を使って、パティシエの弟がスイーツを開発しています。それを自らの足で開拓した販路で販売し、姉弟で協力して6次産業化にも取り組んでいます。今後、経営の拡大を目指しつつ、将来は農家カフェレストランを経営する夢を持っています。




栽培面積でも、品質でも、大分県一番を目指す・・・おもとの丘(5月1日)宇佐市 

宇佐市でかぼすを生産・販売しています。元々、みかん園であった耕作放棄地を大規模なかぼす園地に再整備し、3年前に初収穫しました。管理作業は時間と手間をかけ、減農薬で栽培しています。今後はバイオ炭の施用やスマート機械の導入なども検討しており、栽培面積でも品質でも大分県の一番になれるよう頑張っています。全国的にさらに知名度を高めていきたい大分かぼす、伸びしろしか感じません!




人や地域に恵まれ、農業できていることに感謝・・・しろま農園(4月30日)日田市

日田市大山町でパクチーを生産・販売しています。家庭菜園で栽培の楽しさを知り、沖縄県から家族で移住し就農しました。農業について何もわからない私に、パクチー等ハーブ栽培をされているお隣さんが色々と教えてくれ、今では師匠です。
家族との時間も増え、人や地域に恵まれていると感じます。大山町農協の廃菌床堆肥を使った、品質の良い生産に取り組んでいますが、夏の高温でパクチーの発芽率が悪くなるため、今年は自身の5つのほ場でそれぞれ高温対策(資材)を変えた実証栽培を行う予定です。売り上げを伸ばして、一人前になりたいです。




厄介者だった竹のポテンシャルは、無限大∞!・・・ながたに振興協議会(4月24日)豊後大野市

豊後大野市で、住民、相互の支え合いと地域の課題解決・活性化を図るために活動しています。とりわけ、過疎化・高齢化で管理が行き届かず荒れた里山を整備し、伐採後の竹で循環型資源活動する取組は注目されています。竹チップ堆肥、竹パウダー、バイオマス燃料、竹の酵素風呂など。これらは全て、地域で厄介者だった竹を活用したもの。みんなのアイデアを、一つづつ形にしました。竹チップ堆肥は野菜が大きく育つと評判で、バイオマス燃料を使った足湯は交流の拠点に、酵素風呂は地域外からのお客様にも大好評で、資源循環は町の活性化にも繋がっています。会員の平均年齢も70歳を超えているので、今後も無理のない範囲で活動していきます。さてさて、次は何を創ろうか?

竹チップ燃料を熱源とした足湯がある
サイクリングハブ施設
意見交換の様子 竹パウダーと米ぬかの酵素風呂



環境に配慮したピーマン栽培を若手生産者に指導・・・入田 慎太郎(4月15日)竹田市

竹田市でピーマン栽培を始めて20年。当初は病害虫に悩まされていましたが、適切な予防・判断・防除を行う「総合的病害虫・雑草管理(IPM)」により、病害虫の発生しにくい環境づくりと、化学農薬を使わず天敵農薬を使用することで、病害虫対策の低コスト化と省力化が実現できました。
現在は新規就農者の育成指導を行うファーマーズスクールの就農コーチとして、若手生産者の育成と合わせてIPMの指導を行っており、今後とも地域農業の発展に努めて行きたいと考えています。




ないものねだりより、あるもの探し・・・九重スマイルパーク(4月17日)九重町

九重町で、温泉熱を利用してマイクロリーフを生産・販売しています。化学肥料や農薬は全く使用せず、土づくりも作物残渣に米ぬか、竹パウダーを混ぜ、生物循環と土壌の回復力を大いに活用しています。種子も遺伝子組み換えや種子消毒をしていない固定種(在来種)を使っており、エシカル自然農法を実践しています。父が栽培していたブルーベリーも受け継ぎ、血糖値の上昇が緩やかなアガベシロップを使った『ギルトフリー(罪のない)ブルーベリージャム』として販売しています。ないものねだりより、あるもの探しの精神で、自然と共存した農園を目指します。




少量でも、良いものを作りたい!・・・おひさまFARM(4月15日)臼杵市

臼杵市野津町で、ピーマンの生産・販売をしています。ピーマン農家の友人の手伝いをきっかけに、本格的に農業を始めました。臼杵市ファーマーズスクールを卒業し、就農して3年目です。初めは、農業の専門用語やハウスの建て方、潅水の方法など、学校では習わなかった農業の初歩の初歩に戸惑うことも多々ありましたが、周りの方々の助けを借りながら現在に至っています。
減農薬や有機栽培にも興味があり、今年は圃場の約半分で、土壌消毒を止め、収穫後の茎や葉などの作物残渣も肥料にし、液肥を有機のものに変えるなどした栽培方法を取り入れていて、慣行栽培とどれほど違いがあるかを実験中です。




産地ならではの春景色~梨の花が満開です~(4月2日)日田市

大分県西部に位置する日田市で、特産品の梨の花が開花しています。品種によって開花の時期もまちまちですが、取材した4月上旬は「新高」が満開を迎えていました。同時に「晩三吉」の受粉用花粉の花摘み作業が急ピッチで行われていました。春の花といえば桜をイメージする方も多いと思いますが、一面真っ白に梨の花が咲く光景は幻想的で、産地ならではの春の景色だと感じました。
梨の花言葉は、「愛情」「博愛」「和やかな愛情」。春にたくさんの花を咲かせ、秋には感謝を伝えるようにたわわに実をつける梨の姿に愛情を感じることに由来しているのだとか。なんて健気!梨のようにありたいものです。

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大分県拠点地方参事官室

代表:097-532-6131