厳しい時だからこそ原点回帰:近畿農政局
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近畿農政局

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厳しい時だからこそ原点回帰~高品質の肉牛生産を目指す~

滋賀県竜王町|有限会社古株牧場 古株治明さん

滋賀県竜王町にある有限会社古株牧場は、これまでの水稲と酪農に加え、平成9年から乳製品加工による6次産業化の取組を開始し、さらに平成17年に肉用牛部門を本格的に導入。これらの部門の拡大や連携により経営の多角化による発展が図られてきました。
滋賀県拠点では、コロナ禍での経営状況や今後の展望などについて、代表取締役 古株治明さんにお話を伺ってきました。
ウクライナ情勢等により飼料価格等が高騰する厳しい状況の中、肉用牛の肥育では、「高品質の肉用牛を生産すればお客さんは自ずと付いてくる」をモットーに、日夜牛の生産管理に努めておられます。 
  代表取締役の古株治明さん 

組織図

 



                 (意見交換の様子)

循環型農業を目指して

牧場の牛ふんを堆肥に、自ら米作りを行い、収穫後の稲わらやもみ殻を牛の飼料や敷料として活用する耕畜による「地域循環型農業」に取り組んでおられます。
近年は、肥育頭数の増頭とともに近隣の米農家との耕畜連携にも積極的に取り組まれています。

                             
意見交換の様子

古株さんから、世界情勢等により畜産業を取り巻く環境が厳しくなっている中、会社経営の現状と課題、今後の展望についてお話いただきました。




屋外の意見交換の様子
(屋外での意見交換の様子)
 

            お肉(HPより)
(有限会社古株牧場HPから写真を提供いただきました。)

質の良い肉をつくる!

肉用部門では「質の良い肉」を作る!をモットーに、食肉店で働いた経験を活かし、買い手目線で、信頼される品質の肉になるよう、常に考え肥育されています。
コロナ禍で、牛肉の輸出は一時中断はあったものの、2021年には肉用牛で農場HACCPの認証を取得されるなど、コロナ後を見据えた取組を行っておられます。

※HACCP…Hazard Analysis and Critical Control Point の略で、危害要因分析及び重要管理点のこと。

                                                                                                                   
牧場直営店「華舞」

牧場直営店「湖華舞」では、6次産業化部門の担当をされている妹さんたちが作る自家生乳を原料としたチーズをふんだんに使用したランチや、ジェラートなど味わうことができ好評を得ています。また、チーズやバター作りの体験等も行っており、自分で作ったチーズやバターをその場で食べることもできるなど、体験型の店舗を運営されています。

湖華舞直営店「湖華舞」 (撮影:令和4年6月)

令和2
年度(第59回)農林水産祭天皇杯等の選賞について
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/bunsyo/201007.html

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261