美方大納言小豆で未来へつなぐ!伝統と故郷(ふるさと)
美方郡香美町で美方大納言小豆の栽培・カフェ経営をされている「aoite.azuki.base(アオイテ・アズキ・
ベース)」の三浦由紀子さんにお話を伺いました。
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美方大納言小豆を選んだ理由は?
令和3年3月まで香美町の職員をしており、地域特産物である 「美方大納言小豆」の生産を振興をする立場でした。しかし、後継者の高齢化が進んでいることもあり、作付面積はなかなか伸びませんでした。
「美方大納言小豆を絶やしたくない」という想いから、自ら小豆栽培を始め、あんこを使ったメニューを提供するカフェを開店しました。この取り組みを広げていき、伝統や農地の保全方法を若い方々に示していければと思います。
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あんこたっぷり『あんバタートースト』
aoite.azuki.baseについて
美方大納言小豆に特化したカフェは令和4年1月にOPENしました。メニューは、おはぎ・あんバタートースト・あんバターコッペ・スコーン(あんこ添え)の4種類で、夏には新メニューの追加も検討中です。
面積は、令和3年産の10aから今年は20aに拡大する予定です。さらに、今年から、新たに地域の農家さんにもお願いできることになりました。ほ場で作業をしていると、地域の農家さんが見に来てくださり「今年はちょっと増やしてみる」「今年は新たに作ってみようかな」といったお声も聞けるので、やって良かったと感じます。
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空き家を改装した落ち着きのある店内
今後の目標や挑戦したいことは?
将来的には、地域の農業者や事業者と協力して「美方大納言小豆」を推進し、地域おこしに繋げていければと考えています。
また、香美町は稲作中心の地域のため、フードメニューの材料の一部を、小麦粉からを米粉に移行できないかとも考えています。実現には、地域の水稲を米粉に適した品種へ切り替えてもらったり、米粉への加工施設の準備など一人では難しい課題は多数ありますが、地域の御協力を得て、前向きに進めていきたいと思います。
美方大納言小豆とは
…たじまの北西部に位置する美方郡で生産される『美方大納言小豆』は、白いさやで粒が大きいという特徴があります。また、色鮮やかで荷崩れしにくいことから、特に和菓子に適していると好評で、著名な和菓子店などからも高く評価されています。(JAたじまホームページより)
お問合せ先
近畿農政局兵庫県拠点
代表:078-331-9941(内線242)
ダイヤルイン:078-331-5924