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農林水産大臣感謝状手交「農業経営統計調査等のご協力者」 日時:2024年10月22日 場所:山梨県笛吹市、北杜市
「統計の日」(10月18日)は、国民の皆様に統計調査へのご理解と関心を深めていただくとともに、より一層のご協力を賜ることを目的に、昭和48年7月3日に定められました。10月18日は、我が国で最初の近代的統計である「府県物産表(農林水産物と工業生産物の生産高をまとめたもの)」の太政官(だじょうかん)布告が公布された日(明治3年)にちなんだものです。このことから、農林水産省では毎年10月18日に、農林水産業及び農林漁家に関する統計調査に長年ご協力していただき、功績のあった個人又は団体に対して農林水産大臣の感謝状を授与しています。
山梨県拠点は、県内の農業経営統計調査等にご協力をいただいた個人(永年協力者10名、特別協力者1名)の方に農林水産大臣感謝状を授与しました。なお、本年の授与者は次のとおりです。
・永年協力者
農業経営統計調査(農家) 継続協力年数:25年 田中英広(笛吹市)
農業経営統計調査(農家) 継続協力年数:5年 青山勝彦(南部町)、岩本勇治(南アルプス市)、塚田洋行(中央市)、河野友昭(山梨市)、早川員男(山梨市)、荻原修(山梨市)、西尾文雄(南アルプス市)、北野誠以(笛吹市)、小野俊郎(南アルプス市)
・特別協力者
面積統計調査(調査員) 継続協力年数:16年 輿水啓長(北杜市)
永年協力者:田中英広 農業経営統計調査(農家) 継続協力年数:25年 場所:山梨県笛吹市
田中さんご夫妻
特別協力者:輿水啓長 面積統計調査(調査員) 継続協力年数:16年 場所:山梨県北杜市
左 輿水啓長さん 右 山田地方参事官
有機農業の現場視察と意見交換 日時:2024年8月22日 場所:山梨市牧丘町
山梨県拠点では、山梨市牧丘町において農薬を一切使用しないぶどう及びキウイフルーツ栽培で有機JAS認証を取得しているフルーツグロアー澤登のほ場を視察し、有機農業の現状について意見交換を行いました。
フルーツグロアー澤登では、独自の簡易施設を導入してぶどうの有機栽培を実現しました。ほ場はぶどうとキウイフルーツをあわせて154a、全て有機JAS認証を取得しており、標高600~800m範囲に10ほ場が点在しています。
ほ場の様子
〇土づくり
・雑草草生・不耕起栽培で、春先から伸びる雑草を活用
・生育期間中は定期的に雑草の刈り敷きにより有機物を補給
・不足分は米ぬかを投入するが、投入量は収穫量や樹1本1本の生育状況を見ながら判断
・米ぬかは栄養供給ではなく、土壌微生物・有機微生物のエサとして施用
〇雑草管理
・適期に雑草を刈り敷きする
・天敵やただの虫(害虫にも天敵にも該当しない虫)のすみかを確保するためトラ刈りによりパッチ状に雑草を残す
・果樹の根回りの雑草は刈り取る
・ツル性の雑草や多年草の雑草は適時除去する
・雑草(特にイネ科の雑草)を味方にする
〇病害虫対策
・ぶどうの病気のほとんどは湿度が影響していることから、空気の対流を促進する構造の施設を考案(KS式サイドレスハウス)
・雨よけで直光が当たる施設を利用(改良マシソン式ハウス)
・梅雨時期にサイドレスハウスの雨落の部分に米ぬかを施用
・雑草草生栽培で豊かな農業生物多様性が担保されていることから深刻な虫害の発生はない
左の写真:5種類の自然派ワインとぶどうジュース(一番右) 中央の写真:ワインコンクールに出品し販路拡大 右の写真:有機JAS認証ぶどう
フルーツグロアー澤登では、生食用以外に有機ぶどうを原料としたジュース・ワインの製造・販売をしています。生食用以外の有機ぶどうを加工することで、販売の期間を延ばすことができます。
ぶどうジュースは自家製造、ワインは市内ワイナリーに委託し、酵母、酸化防止剤、糖類、ろ過材など加えずに昔ながらの醸造方法で生まれた自然派ワインを販売しています。
右 澤登代表
今後は、面積を拡大(有機JAS認証)し、拡大したほ場で学校給食用の有機農産物の栽培や有機農業に取り組みたい人への貸し出し、都市の人向けの農業体験等に活用していきたいとしています。
スマート農業技術研究を行う大学理事との意見交換 日時:2024年8月6日 場所:山梨大学
山梨県拠点では、スマート農業技術研究を行う大学理事と意見交換を行いました。
左から2番目 茅 暁陽理事 左から3番目 山田地方参事官
意見交換では、関東農政局からスマート農業技術活用促進法の概要について情報提供を行い、山梨大学の茅 暁陽(マオ シャオヤン)理事からスマート農業技術研究のきっかけやスマート農業実証プロジェクトの成果及び令和6年度プロジェクトの展望等についてお話を伺いました(ぶどうにおけるスマートグラス摘粒指示や摘粒ロボット等)。
農業者の減少下において、農作業の効率化等に資するスマート農業技術の活用の促進に向け、継続して意見交換を行い情報等を共有する予定です。
6次産業化総合化事業計画認定証交付 日時:2024年7月16日 場所:関東農政局山梨県拠点
山梨県拠点では、6月28日付けで6次産業化総合化事業計画が認定された株式会社北杜ホップス(北杜市)に、総合化事業計画の認定証を手交しました。
左 小林吉倫代表取締役 右 山田地方参事官
意見交換の様子
株式会社北杜ホップスは、自ら生産するホップを使用したクラフトビールを、自社醸造場を整備し醸造・販売します。国内では希少なフレッシュホップの活用の実現に加え、北杜市をはじめとした山梨県産の農産物を活用した新商品の開発を行い、新たな販路開拓を行います。山田地方参事官から小林吉倫代表取締役に認定証を手交し、意見交換を行いました。
事業の概要はこちら
やまなし有機農業連絡会議との意見交換 日時:2024年6月18日 場所:甲府合同庁舎2階共用会議室
山梨県拠点では、やまなし有機農業連絡会議と意見交換を行いました。
意見交換の様子
中央左側:瀬戸副代表、中央右側:澤登代表
左から 局生産部 曽我部補佐、滝沢参事官、山梨県拠点 山田地方参事官
意見交換では、関東農政局からみどりの食料システム戦略及び有機農業について情報提供を行い、澤登代表及び瀬戸副代表からはやまなし有機農業連絡会議の活動内容、有機農業者の現状等についてお話を伺いました。
やまなし有機農業連絡会議は、有機農業の推進を通じて持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け取り組み、生産・利用拡大プロジェクト「有機農業で育むいのち」では、食、農、環境、地域と給食とのつながりなどをテーマに活動を行っています。
県内の有機農業の推進拡大に向け、継続して意見交換を行い情報等を共有する予定です。
日本政策金融公庫甲府支店との意見交換 日時:2024年6月12日 場所:関東農政局山梨県拠点会議室
山梨県拠点では、日本政策金融公庫甲府支店と定期的に意見交換会を実施しています。
今回はそれぞれの所管事項説明のあと、新規就農者や女性農業者への支援、みどり戦略に係る特定区域の設定、クロスコンプライアンス、地域計画の策定等、直近の課題や今後の連携等について意見交換を行いました。今後も農業経営のサポートに向けた連携に資するため、定期的に意見交換会を実施していきます。
水土里の風景 日時:2024年6月11日 場所:甲斐市亀沢地区
甲斐市の御領棚田では、期間限定で約2,000本のLEDライトによるライトアップが行われています。薄暮の棚田に、LEDライトの灯りと田植え後間もない苗が浮かび上がっています。
日本政策金融公庫甲府支店との意見交換 日時:2024年3月5日 場所:関東農政局山梨県拠点会議室
山梨県拠点では、日本政策金融公庫甲府支店と定期的に意見交換会を実施しています。
今回はそれぞれの所管事項説明のあと、スマート農業や輸出に向けた取組事例、アニマルウェルフェア取組への支援、地域計画等直近の課題や今後の連携等について意見交換を行いました。今後も農業経営のサポートに向けた連携に資するため、定期的に意見交換会を実施していきます。
山梨県内女性農業者の交流会 日時:2024年2月28日 場所:甲府合同庁舎会議室
山梨県拠点では、「山梨県内女性農業者の交流会」を開催しました。
交流会は、拠点ホームページ内の「山梨県内で活躍する女性農業者」で紹介する女性農業者を対象に、農林水産省農業女子プロジェクト参画企業である農業用機械メーカー(井関農機株式会社)の協力を得て、「女性農業者にとって安全で快適な農作業に向けて」をテーマとして開催しました。
当日は、女性農業者11名が参加し、山梨県拠点からは「農作業事故の現状と安全対策のポイント」を、農業用機械メーカーからは「女性向け農業機械の紹介」と参加者が最も使用している刈払機の基本的な操作方法やエンジントラブル時のセルフチェック方法等を中心とした説明が行われました。その後、2組に分かれ、農業用機械メーカーの担当者も参加してグループディスカッションを行いました。グループディスカッションでは、参加者が日頃感じている農機具に関する意見・要望を中心に情報交換等を行い、地域や所属グループを超えた女性農業者間の交流が深まりました。
「みどりの食料システム戦略」についての出前授業 日時:2024年2月6日 場所:山梨県立笛吹高等学校
山梨県拠点では、山梨県立笛吹高等学校において「みどりの食料システム戦略」についての出前授業を行いました。
出前授業の様子
次世代の山梨県農業を担う果樹園芸科1年生24名に対し、将来にわたり環境負荷低減を図りながら食料・農業の生産力向上と持続性の両立を目指す必要性を説明しました。
果樹園芸科は、2、3年生に進級した後、生徒自ら課題を見つけて研究を行う課題研究を行います。今回の「みどり戦略」の説明が今後の課題研究の一助となるとともに、行動変容のきっかけとなることを期待しています。
山梨県農業法人協会代表との意見交換 日時:2024年1月31日 場所:山梨県山梨市
山梨県農業法人協会代表である農業生産法人有限会社萩原フルーツ農園の萩原代表取締役ご夫妻と意見交換を行いました。
意見交換の様子
意見交換では、労働力確保に向けた、山梨県内の労働市場の動向、農業求人充足に向けたポイント等について、山崎地方参事官から情報提供するとともに萩原法人協会代表から意見を伺いました。農業求人充足に向けては、年間休日日数の確保や昇給・賞与制度、トイレ等の確保など環境整備を行う必要があります。萩原法人協会代表からは、「受入体制としての労働環境をきちんと整えることができれば、農業は今後発達する産業でもある。特に休日の確保など働き方のバランスについては、雇用側である農業者自身の意識を変えていかなければならないと考えている」旨のお話がありました。
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