農林水産統計等を活用した分析業務の推進について
1 データ分析業務の実施状況
(1)農林水産省は、これまでも政策の企画・立案や検証において各種統計データを活用してきましたが、令和4年度より政策担当部局と統計部の協力の下、統計分析手法を用いてより掘り下げた分析や分析結果の可視化に取り組んでいます。
(2)また従来より、農林業センサスを中心とした地域農業に関するデータを農業集落別に整理し、国民の皆様が利用しやすいようデータベースとして提供しています。
2 データ分析業務の実施内容
以下の点を総合的に勘案しながらテーマを設定し、分析を実施します。
(1)農林水産省が定める各基本計画における主要施策など、農林水産政策の重要課題(重点施策)に係るもの
(2)農林水産省EBPM取組方針に沿った、データ等に基づく政策立案の推進に資するもの
(3)既存の統計・行政データ又は新規に収集するデータを活用して、適切な分析手法を適用できるもの
3 想定する分析手法
分析手法については、以下のイメージを想定しつつ、テーマに応じて適切な手法を適用します。
- 意識・意向調査と農林業センサスを組み合わせた「クロス集計」、「クラスター分析」等による回答者の属性別特徴の分析。
- 政策部局が作成するロジックモデルに基づいた政策のアウトカムに関する「差分の差分析」、「傾向スコアマッチング」等の定量的な効果検証。
- 「地域の農業を見て・知って・活かすDB」を用いて既存の複数データを組み合わせ、地域農業の現状・課題等を地図上で可視化。
- 携帯端末位置情報、購買情報、SNSテキストデータ等のビッグデータを活用した分析。
4 地方農政局等におけるデータ分析業務
地方農政局等においても、地域における農林水産施策の普及・推進や地域の課題解決に資するテーマを設定し、「地域の農業を見て・知って・活かすDB」の活用等によりデータ分析を実施します。
(参考リンク)各地方農政局等の分析業務に関する公開情報
お問合せ先
大臣官房統計部統計企画管理官
担当者:統計データ分析支援チーム
代表:03-3502-8111(内線3591,3580)
ダイヤルイン:03-6744-2229