17の目標と食品産業とのつながり:目標3に対する取組
17の目標と食品産業とのつながり
![目標3のロゴ](https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sdgs/img/sdg_icon_03_ja.jpg)
この目標は、母子保健を増進し、主要な感染症の流行に終止符を打ち、非感染性疾患と環境要因による疾患を減らすことを含めて、あらゆる年齢のすべての人々の健康と福祉を確保することを目指しています。
- 上記の目標の訳は、どなたにでもわかりやすいよう、公益財団法人 日本ユニセフ協会の広報資料から引用しています。
- 各企業の取組の多くは、SDGsの複数の目標に関連しています。
この目標をめぐる状況
【日本では】
2016年における日本人の健康寿命は、男性72.14歳、女性74.79歳であり、平均寿命との差である「日常生活に制限のある期間」は、男性が8.84年、女性が12.35年と推計されています。
平成29年「国民健康・栄養調査」によれば、肥満者(BMI≧25kg/m2)の割合は男性30.7%、女性21.9%です。やせの者(BMI<18.5 kg/m2)の割合は男性4.0%、女性10.3%であり、特に、20歳代女性のやせの割合が21.7%と高くなっています。「健康日本21(第二次)」では、若年女性のやせは骨量減少、低出生体重児出産のリスク等との関連があることが示されています。
日常生活や就労に支障を生じうる主な病気(5疾病)について、人口100人当たりの患者数は、悪性新生物(がん)1.4人、脳卒中10.9人、心筋梗塞等の心血管疾患1.4人、糖尿病2.6人、うつ病やその他のこころの病気(精神疾患)2.7人となっています。これらの病気の多くは、飲酒、喫煙、食生活などの積み重ねが原因の一つと言われている生活習慣病であり、生活習慣を見直すことで、ある程度予防することが可能です。
けがや病気で病院などに通院しながら働いている人数は、年々増加し、2016年には2,076万人と有業者の約3割を占めています。生活習慣病などの病気の有病率は年齢が上がるほど高くなる状況にあり、高齢化の進行に伴い、職場においても労働力の高齢化が進むことが見込まれる中、企業において病気を有した労働者への対応が必要となる場面はさらに増えることが予想されます。(平成30年版厚生労働白書より)
【世界では】
人々の健康状態の改善や、平均寿命の延伸、母子の死亡率の低下、いくつかの伝染病への対応においては、大きな進展がありました。しかし、マラリアや結核などへの取組はまだ不十分です。世界人口の少なくとも半分は不可欠な医療サービスを受けられず、過度な経済的困難に苦しむ人々が極度の貧困においやられています。普遍的な健康保険や健康のための持続可能な資金調達の達成、メンタルヘルスを含む非感染性疾患の負担増大への対処、薬剤耐性対策、大気汚染や不適切な水・衛生のような健康の決定因子への取組のためには、協調的な努力が必要です。(国連SDGsレポート2019より)
この目標と食品産業
食品産業は、食品や関連製品・サービスの提供を通じて、人々の健康に大きく貢献することが可能です。
一方で、食品による健康被害は未然に防止しなければなりませんし、「健康に悪い食品をつくる企業」と認識をされてしまうことが、大きな経営リスクとなることに留意する必要があります。
また、安定した企業活動のためには、従業員や取引先、原料生産者等の健康が維持されることが不可欠です。
各社の取組
株式会社ヤクルト本社
ヤクルトは、「生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献する」という企業理念のもと、「予防医学」「健腸長寿」「誰もが手に入れられる価格で」という「代田イズム」に基づき、食品、医薬品、化粧品の研究開発・生産・販売などの企業活動を行っています。「人も地球も健康に」を目指す企業活動そのものがCSRであるという考えのもと、SDGsをCSR体系に組み込みながら、持続可能な社会の実現に向けた諸課題に積極的に取り組んでいます。https://www.yakult.co.jp/csr/basic/index.html[外部リンク]
国内においては、おなかの健康をテーマにした小学校等への「出前授業」を積極的に展開し、2017年度の参加者は27万人以上となり、また、地域の方々を対象にセンター(ヤクルトレディの販売拠点)や公共施設・老健施設等を利用して開催する「健康教室」の参加者は、38万人以上となりました。さらに、自治体と連携し「愛の訪問活動」として、約4万人の一人暮らしの高齢者を訪問するとともに、全国828の自治体や警察・消防などと「地域の見守り・防犯協力活動」の協定を締結し、安全・安心で暮らしやすい地域社会づくりに貢献しています。
海外においても、健康に関する啓発活動を行うとともに、地域社会の活性化に貢献しています。2018年3月には、ヤクルトグループが実施する幅広い社会貢献活動の目的や目指す姿をより明確にした「社会貢献活動方針」を策定しました。本方針を活動基盤の一つとして、今後も活動を発展・深化させていきます。
日本ハム株式会社
この目標に関連するニッポンハムグループの主な取組は「安全・安心な食品づくり」と「食とスポーツで心と体の元気を応援」です。食物アレルギーの研究や、対応食品の開発に力を入れるとともに、食を楽しむ体験型イベントや出前授業、食肉成分の研究などに取り組んでいます。https://www.nipponham.co.jp/csr/[外部リンク]
それから20年以上、食物アレルギーがある方もない方も安心しておいしく食べられる商品の開発はもちろん、食物アレルゲン検査キットの開発や社会的な理解を深めるための情報発信を行ってきました。さらに近年では研究・医療分野のさらなる発展に向け研究助成にも取組を拡大しています。
雪印メグミルク株式会社
雪印メグミルクは、ミルクの可能性を引き出し、牛乳・乳製品の新たな価値を創造する研究開発に取り組んでいます。https://www.meg-snow.com/csr/[外部リンク]
また、先天性代謝異常症治療用特殊ミルクは雪印メグミルクが国内で初めて開発し、1963年から継続して製造・供給しています。人の命を守るために果たしていく社会的責任として、今後も品質確保と安定供給に努めてまいります。
株式会社ローソン
ローソンは、お客さまの身近なコンビニエンスストアだからこそできる、健康で長寿な暮らしをサポートすることにより、“近くにいつものローソンがあるから安心”と言っていただけるような存在でありたいと考えています。「地域の健康一番店」を目指し、毎日の食を通して健康な身体をつくる「ミールソリューション」と、万が一お客さまが健康に不安を感じられたときに相談に乗り、健康維持のお手伝いをする「セルフメディケーションサポート」の二本柱でマチの健康で長寿な暮らしをサポートしています。https://www.lawson.co.jp/company/activity/social/consumer/health/[外部リンク]
糖質が気になる方だけではなく、みんなの味方として好評の「ブランパンシリーズ」も、2018年11月に8度目のリニューアル、よりふっくらとした食感になりました。また、ローソンのおすすめ商品には、栄養成分表示に糖質量を記載しています。さらに、成城石井desicaブランドの冷凍中華は化学調味料不使用、素材の味が活きています。
![健康への取り組み](./attach/img/goal_03-13.jpg)
また、介護相談窓口を併設し、介護関連の日用品や介護食なども取りそろえた「ケアローソン」は約20店舗、さらに、病院内コンビニエンスストアとして、コンビニエンスストアの標準的な商品やサービスに加え、医療衛生・介護・リハビリ用品などの品揃えを強化した「ホスピタルローソン」の展開は、約320店舗となりました(店舗数は2020年2月時点)。
アサヒグループホールディングス株式会社
アサヒグループであるアサヒ飲料株式会社では、全部門、全社員で「健康チャレンジ!」に取組んでいます。「自分も、会社も、世の中も健康に」をキャッチフレーズに、社員すべてが“健康”とは何かを自ら考え、学び、実践し、そこから得た知見を活かしながら、社内外のさまざまな方々と連携し、「商品」や「サービス」という形にして提供することを目指しています。https://www.asahiinryo.co.jp/csv/[外部リンク]
2017年は、年4回の研修を経て、筆記およびプレゼンテーション試験に合格した38名の「乳酸菌マスター」が誕生しました。2018年は、100名以上に拡大していきます。「乳酸菌マスター」となった社員は、お客様や、お取引先様の社員に向けて行う「乳酸菌勉強会」で自ら講師となり、直接乳酸菌の良さを伝えていきます。2018年は全国で180回の「乳酸菌勉強会」を計画しています。
今後も「乳酸菌マスター」の育成を強化し、お客様へ乳酸菌の良さを伝える機会を増やしていきます。
三井製糖株式会社
三井製糖では、糖質が脳や筋肉などの大切なエネルギー源であることや、おいしさや調理特性の面で欠かすことのできない栄養素であることに鑑みて、砂糖をはじめとした糖質を適量・適切に摂取する「適糖生活」を推進しています。https://www.mitsui-sugar.co.jp/csr/[外部リンク]
スローカロリーの考え方を生活に取り入れることで、健康リスクを下げるだけではなく、満腹感が持続して食べすぎを抑える等の良い効果も期待できます。
スローカロリーの実践にはさまざまな方法があります。例えば食事をゆっくり食べる(早食いをやめる)、野菜やナッツ類など食物繊維が多い食べ物を先に食べてご飯や麺などの炭水化物は最後に食べる。こういった食べ方の工夫でスローカロリーになります。
また当社では、ゆっくり吸収される性質を持つ100%植物由来の糖質製品を販売しており、これを配合した食品を啓発普及させる”スローカロリープロジェクト”を推進しています。 スローカロリープロジェクト
https://www.slowcalorie.com/[外部リンク]
![スローカロリーの推奨](./attach/img/goal_03-1.jpg)
![カロリーの図](./attach/img/goal_03-2.jpg)
株式会社マルイ
マルイでは、毎月19日を「マルイ食育の日」として、QOL(生活の質)を高める食の情報発信を行う他、生産者と消費者をつなぐ食の体験企画や、教育機関と連携した商品開発など、地域に根ざした食育事業を展開しています。https://www.maruilife.co.jp/company/?page_id=2[外部リンク]
![マルイの食育事業](./attach/img/goal_03-10.jpg)
サッポロホールディングス株式会社・
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
サッポログループでは、2020年までに市場・消費者ニーズを起点として5つの素材(大麦・ホップ・レモン・大豆・乳酸菌)について健康・おいしさの研究と食品加工技術との組み合わせによって、『酒』『食』『飲』領域で新たな価値を創造・提案することをめざしています。https://www.sapporoholdings.jp/csr/policy/systems/[外部リンク]
![レモン健康プロジェクト](./attach/img/goal_03-4.jpg)
この調査結果を踏まえ、2018年5月よりレモン摂取による健康への効果を5年間にわたり調査する研究を始めました。研究を通じて町民の皆様の健康づくりに貢献するとともに、研究成果については自社の商品開発や国産レモンの振興に役立てることを目指しています。
日清食品ホールディングス株式会社
日清食品グループは、カロリーカットや減塩、低糖質、食物繊維や栄養素の配合等、健康志向に応える商品開発に取り組んでいます。https://www.nissin.com/jp/sustainability/[外部リンク]
特に免疫研究、老化防止、栄養代謝改善について、重点的に取り組んでおり、2018年度は、皮膚機能改善効果がある乳酸菌について日本食品科学工学会で、サイリウム (食物繊維) の新規機能性について日本食物繊維学会で発表しました。なお、東京大学大学院に寄付講座「味覚サイエンス」を開設しています。
開発した商品には、麺もスープも「カップヌードル」らしい味わいと食べ応えはそのままに、通常の「カップヌードル」に比べて30%の減塩を実現した「カップヌードル ソルトオフ」や、「カップヌードル」よりもコッテリ濃厚な味わいなのに糖質・脂質ともに50%off、さらにカロリーは176kcalを実現した「カップヌードル コッテリーナイス」などを提供しています。
カップヌードル コッテリーナイス https://www.nissin.com/jp/news/7589[外部リンク]
株式会社ニップン
ニップンでは、20年ほど前から「栄養バランスの良い食品を食べて健康になる」ことを目指し、パンの副資材などに健康食材を提供する取組を進めてきました。当社は10年以上前からアマニが持つ健康機能を独自に研究しています。https://www.nippn.co.jp/csr/[外部リンク]
特に災害時には、たんぱく質、脂質、必須ビタミン、必須ミネラルが不足することから、バランスの良い食事が求められます。そこで災害時にも手軽に食べられる栄養豊富なアマニを摂取していただきたいと考え、一般社団法人日本災害食学会が導入する日本災害食認証を取得しました。ニップンのアマニ関連商品のうち、アマニ油やローストアマニ粒・粉末、ドレッシング、マヨネーズ等において取得しています。
現在、アマニをどのような方法で食べると良いか、どの食品と組み合わせると効果的かを研究、調査しており、今後アマニに関する情報を広く活用、発信することで多くの人が良い効果を享受できるようになることを目指しています。
![アマニ油](./attach/img/goal_03-6.jpg)
![アマニ粒](./attach/img/goal_03-5.jpg)
あさひ製菓株式会社
あさひ製菓株式会社は、食物アレルギー対応スイーツの研究・開発に力を入れています。https://www.kasinoki.co.jp/sdgs/index.html[外部リンク]
現状は卵アレルギーに対応したスイーツを多く扱っていて、卵の代わりに牛乳からとれるタンパク質を使うことで、卵を使っているスイーツに劣らない味・食感を実現しています。卵不使用のスポンジケーキは、お届け後、お客様自身でデコレーションをすることができるので、お子様と一緒にオリジナルケーキ作りを楽しめる!とご好評をいただいています。
その他にも、「給食用のスイーツ探しに困っている」「日頃のおやつ用に、子供でも気軽に食べやすいスイーツがあると嬉しい」そんなお客様のお声を参考にして「魅惑のザッハトルテ」「のんたまロールケーキ」という卵不使用の商品を発売しました。
「食べたら幸せな気分になれる」というスイーツの魅力を、食物アレルギーがある方にもきちんと感じていただきたい。ご家族、お友達と一緒にスイーツを楽しみ、食べたら思わず笑顔になる、そんなスイーツをお届けしたいと思っています。
また、「すべての人に美味しいお菓子を」お届けできるように、健康に配慮した低糖質スイーツなどの開発にも取り組んでいます。
![nonの写真](./attach/img/goal_03-9.jpg)
![nonのチョコレートケーキ](./attach/img/goal_03-7.jpg)
![nonのロールケーキ](./attach/img/goal_03-8.jpg)
大塚ホールディングス株式会社
大塚グループは、“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、世界の人々の病気の予防、治療から健康の維持・向上に貢献すべく医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の両輪で日々活動を行っています。https://www.otsuka.com/jp/csr/hd_activity/[外部リンク]
![医療関連事業](./attach/img/goal_03-21.jpg)
大塚製薬が40年以上かけて開発した結核の薬は、約40年ぶりの治療薬のひとつで、「どの国でも最小限必要とされる医薬品」として2015年にWHOの必須医薬品リストに収載されました。様々な企業や機関、政府との協力活動により、2023年12月末までには120を超える国・地域で使用が推し進められ、2016年から10万症例分を超える製品を出荷しています。また、2021年9月に欧州で小児用分散製剤の承認を取得し、2022年に世界抗結核薬基金(GDF:Global Drug Facility)から供給を開始しています。
たとえば「地球温暖化」-それは地球全体の気候や自然環境、人々の暮らしに大きな影響をもたらそうとしています。地球温暖化がこの先も進むと、2100年までに毎年12億人超が熱中症のリスクにさらされるといわれています。また、熱帯伝染病を媒介する生物の生息域の拡大による、ジカ熱やデング熱、その他の熱帯病の感染リスクにさらされる人が2050年までに3億8300万から7億2500万人増える可能性があると試算されています。[*1]
一方で熱中症や熱帯病感染における応急処置(First Aid)としての正しい水分・電解質補給の方法やその重要性は、まだ世界においては十分な認知が広がっていません。国々に潜在的に存在する課題を探り、見極め、解決策を考え、科学的な根拠とともに伝え、体感してもらう。その活動は地道でも、「ポカリスエット」を通して世界の人々の健康に貢献したいと考えています。
「生きる」ために必要な水分・電解質補給。それに対する、変わらない探求心と、多様化する社会に対する柔軟な対応によって、世界で類を見ない健康飲料になることが「ポカリスエット」の目指す世界です。世界には、まだまだ良質な水分・電解質補給ができないことによって健康を維持できない人々がたくさんいます。そのような世界を変えていけるよう、「ポカリスエット」は先頭に立ち、社会課題の解決に貢献していきたいと考えています。
![ポカリスラリー](./attach/img/goal_03-12.jpg)
大塚製薬の佐賀栄養製品研究所では、さまざまなケースにおける水分・電解質補給の有用性について試験を実施し、多様な角度からエビデンスを構築しています。
2018年にはこれまでの熱中症研究で蓄積したノウハウをもとに、「ポカリスエット アイススラリー」を発売しました。高い冷却機能で知られていたアイススラリー(個体粒子が液体に分散した流動体の状態)という剤形に注目し、独自の技術により製品を開発。暑熱環境下での活動に対し、効率よく身体を芯から冷やす、“飲める氷”の熱中症対策飲料という新たな選択肢を提案します。
![ootsuka16.jpg](./img/ootsuka16.jpg)
![ゼロミート](./attach/img/goal_03-24.jpg)
コープデリ生活協同組合連合会
コープデリグループでは、コープの牛乳の売上の一部をユニセフに寄付することを通じ、アフリカの子どもたちの栄養改善を支援する「ハッピーミルクプロジェクト」に取り組んでいます。https://sustainability.coopdeli.coop/[外部リンク]
![コープ牛乳](./attach/img/goal_03-1.png)
2020年度からは、コートジボワール共和国の子どもたちの栄養改善に取り組んでいます。また、2017年に始めた、災害などで苦しむアフリカの子どもたちへの支援も継続しています。
![寄付の実績](./attach/img/goal_03-14.jpg)
![Happy Milkロゴ](./attach/img/goal_03-15.jpg)
株式会社日本アクセス
日本アクセスでは、『心に届く、美味しさを』をスローガンに、健康面・環境面に配慮しつつ、おいしく食べてもらえる商品の開発に取り組んでいます。https://www.nippon-access.co.jp/corporate/sustainability/[外部リンク]
![プラントベースミート](./attach/img/goal_03-2.png)
モンデリーズ・ジャパン株式会社
モンデリーズ・ジャパン株式会社は、消費者に健康的なお菓子の楽しみ方を提案し、目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献することを目指しています。https://www.mondelezinternational.com/japan/news-releases/mindful-snacking-initiatives
[外部リンク]
モンデリーズ・インターナショナルでは、この「マインドフル・スナッキング」を実践し、健康や栄養に配慮しながらお菓子を楽しんでいただくために、2016 年より全世界における全製品のパッケージ前面にカロリーを表示する取り組みを開始し、日本でも、ガム・キャンディ・ビスケットの全製品において、パッケージ前面にカロリーを表示しました。2021年4月にはこれをさらに発展させ、「オレオ」製品において、一食分の目安量に対するカロリーをイラスト入りで表示する取り組みを開始しました。その後、順次他のビスケット製品にも同様の表示を導入し、2022年春出荷分より、全ビスケット製品への導入を完了しました。
弊社は、消費者の皆様に健康的なお菓子の楽しみ方を提案することは、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の一部であると考えています。また、この取り組みを進めることで、目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献することを目指しています。
Hendrickson et al., 2016; Camillieri et al., 2015; Gravel et al., 2014
Gravel et al., 2014; Hong et al., 2014; Arch et al., 2016; Cornil & Chandon, 2015
Gravel et al., 2014; Hong et al., 2014; Arch et al., 2016; Cornil & Chandon, 2015; Oldham-Cooper et al., 2011; Higgs, 2015; Mittal et al., 2011; Higgs et al., 2011, Robinson et al., 2014
![オレオ](./attach/img/goal_03-16.jpg)
![リッツ](./attach/img/goal_03-3.jpg)
![クラッカー](./attach/img/goal_03-17.jpg)
森永乳業株式会社
森永乳業株式会社は、独自素材を活かした商品やサービスを通じて、「健やかな成長」と「健康寿命の延伸」に貢献することを目指しています。https://www.morinagamilk.co.jp/sustainability/[外部リンク]
長年にわたる研究開発の成果として得た栄養に関する豊富な知見や、ビフィズス菌やラクトフェリンなどの機能性素材を活用した商品・サービスを提供しています。 生活者ニーズと当社シーズを掛け合わせ、かつ当社がより強化していく「健康価値」を下図にあるとおり、商品の提供による5つの領域+啓発活動と定義し、それぞれの領域で価値創造(研究、商品、サービスの開発)を進めています。
![健康強化マップ](./attach/img/goal_03-18.jpg)
ナガセヴィータ株式会社【旧社名:株式会社林原】
ナガセヴィータ株式会社は、自社開発の水溶性食物繊維をさまざまな食品に無理なく配合し、日本人に不足しがちな食物繊維を自然に摂取できるようにすることで、健康と美味しさの両立を目指します。https://group.nagase.com/viita/sustainability/food_systems/[外部リンク]
ファイバリクサ®(イソマルトデキストリン)は、粉末状の水溶性食物繊維素材です。さらに、色や味、においに与える影響がわずかで、さまざまな食品に無理なく配合でき、自然に食物繊維を摂ることができます。また、腸内環境を整える作用などのデータの蓄積により、機能性食品への採用も増えてきています。
![ファイバリクサ](./attach/img/goal_03-23.jpg)
![テトラリング](./attach/img/goal_03-22.jpg)
ハウス食品グループ本社株式会社
ハウス食品グループは、みんなでいっしょに食べる幸せを、みんなでいっしょに考えることを目指し、食物アレルギーに関する様々な取組を行っています。https://housefoods-group.com/activity/allergy/index.html[外部リンク]
食物アレルギーという社会課題に対応するため、多種多様な食物アレルギー配慮商品を持っている企業同士が連携した協同取り組み「プロジェクトA(プロジェクトエー)」を2018年からオタフクソース(株)、(株)永谷園、日本ハム(株)、ハウス食品(株)の4社で始めました。2021年には新たにケンミン食品(株)も参加し、各社のもつ多種多様な商品を活かせば、より多彩なメニューを実現してお客様の生活に役だてられると考え、「5社商品を使用したレシピ」を協同で開発して各社HP上などで公開しています。また「プロジェクトA」では小学5・6年生向けの副読本(※1)も制作しており、全国の希望する小学校に配布しています。
我々の情報発信がアレルギーをお持ちの方だけでなく、その方の周囲の学校や職場といったコミュニティにまで届いて、食物アレルギーを身近なこととして誰もが考えるようになればと願っています。
![バーモントカレー](./attach/img/goal_03-3.png)
![副読本表紙](./attach/img/goal_03-25.jpg)
お問合せ先
大臣官房 新事業・食品産業部 企画グループ
代表:03-3502-8111(内線4139)
ダイヤルイン:03-6744-2065