米に関するメールマガジン(第126号)(令和6年8月21日発行):農林水産省
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農林水産省

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更新日:令和6年8月21日
担当:農産局農産政策部企画課

米に関するメールマガジン(第126号)(令和6年8月21日)

【本号のトピックス】

(1)需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
(2)米政策等に関する情報
食料・農業・農村政策審議会食糧部会の開催について
米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針について
水田における作付意向について(令和6年産第3回中間的取組状況(6月末時点))
令和6年度 病害虫発生予報第6号を発表しました
あなたのサステナブルな取組を国内外に発信しませんか?~「サステナアワード2024」募集開始~
(3)米の消費に関する情報等
膨らむ米粉の世界米粉の補助事業について
環境にやさしい農業の取組が効果をあげています
(4)補助事業に関する情報
2024年上半期(1~6月)のコメ・コメ加工品の輸出実績の公表について


(1) 需給・価格に関する情報

米の価格、販売動向、民間在庫の状況

価格
(1)令和5年産米の相対取引価格(令和6年7月)は、全銘柄平均で15,626円/玄米60kg(対前月差▲239円)です。出回りの9月からの令和5年産平均価格は15,306円(対前年産+1,462円)です。
(2)令和6年6月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、2,201円(対前月差+79円、対前年同月差+321円)です。
上記の価格はいずれも税込価格

販売動向
(1)令和5年産米の全国の集荷数量(令和6年6月末)は256.6万トン(対前年同月差▲14.1万トン)、契約数量は249.4万トン(同▲9.3万トン)、販売数量は187.0万トン(同+12.4万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和6年6月)の対前年同月比は107%(対令和元年同月比では107%。以下カッコ内は同様)です。うち小売事業者向けが114%(116%)、中食・外食事業者等向けが98%(97%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが116.1%、中食・外食事業者等向けが113.0%です。

民間在庫
令和6年6月末の出荷及び販売段階における民間在庫は、対前年同月差▲38万ト ンの115万トンとなっています。また、流通段階別でみると出荷段階で対前年同月差 ▲37万トンの84万トン、販売段階で▲1万トンの31万トンとなっています。

詳細については、米に関するマンスリーレポート令和6年8月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

(2) 米政策等に関する情報

食料・農業・農村政策審議会食糧部会の開催について

農林水産省では、8月27日(火曜日)15時~17時に食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開催します。議題は(1)米の消費及び生産の近年の動向について(2)その他となります。
本会議はWeb会議システムTeamsでの傍聴を受け付けております。傍聴を希望される方は、下記の傍聴申込フォームから、8月26日(月曜日)12時までに御氏名(ふりがな)、御連絡先(電話番号、メールアドレス)、勤務先所属団体名等を記入の上、お申し込みください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/pr/event/kaigi.release.html#0827

米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針について

農林水産省では、7月30日(火曜日)に、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開催しました。そこで決定された「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」のポイントを御紹介します。
1)全国の令和5/6年の需要実績(速報値)
令和5年7月から令和6年6月までの1年間の需要実績(速報値)は、前年比+11万トンの702万トンとなりました。また、令和6年6月末の民間在庫量(速報値)は前年比▲41万トンの156万トンでした。この在庫量は棚上備蓄方式となった平成23/24年以降最も少ない水準ですが、需要量も減少していることから、在庫量を年間の需要量で割った比率では22.2%と、平成24年6月末の22.1%と同水準となります。
2)全国の令和6/7年の需要見通し(推計値) 需要の見通しについては、1人当たり消費量(トレンドによる推計値)に人口(推計値)を乗じて算出することとしています。当該手法に基づく令和6/7年の需要見通し(推計値)は前年比▲29万トンの673万トンとなりました。
3)全国の令和6/7年の需給見通し
令和6年産米の生産量が、令和6年3月の基本指針で設定した669万トンであれば、(1)で算出した在庫量の156万トンと合わせ、令和6/7年の主食用米等の供給量は825万トンとなります。
この供給量と(2)で算出した需要見通し(推計値)673万トンから、令和7年6月末民間在庫量(供給量-需要量)は、152万トンと見通されます。
「基本指針」をはじめとする本部会の資料は、下記 URL ページに掲載しています。
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/240730/240730.html

水田における作付意向について(令和6年産第3回中間的取組状況(6月末時点)

農林水産省では、水田農業に関して産地・生産者が主体的に作付を判断し、需要に応じた生産・販売を行うことができるよう、きめ細やかな情報提供を行うこととし、その一環として、都道府県農業再生協議会及び地域農業再生協議会が需給動向や関連対策を踏まえて見込む作付意向を聞き取り、都道府県別及び地域農業再生協議会別の作付意向(中間的取組状況)を公表しているところです。
この度、第3回中間的取組状況として、都道府県別の6月末時点の作付意向を公表しました。
令和5年産実績と比較すると、主食用米は、増加傾向16県、前年並み18県、減少傾向13県と見込まれています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/s_taisaku/240730.html

令和6年度 病害虫発生予報第6号を発表しました

農林水産省は、向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)をとりまとめた「令和6年度 病害虫発生予報第6号」(8月7日()付け)を発表しました。
水稲では、斑点米カメムシ類の発生が、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国、四国及び北九州の一部の地域で多くなると予想されています。
また、斑点米だけでなく、不稔被害も引き起こすイネカメムシについては、他の主要な斑点米カメムシ類と異なり、穂揃い期以降ではなく、出穂期に防除することが重要です。
各都道府県の発生予察情報等を参考に、適期・適切な病害虫防除を実施してください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/yosatu/index.html

あなたのサステナブルな取組を国内外に発信しませんか?~「サステナアワード2024」募集開始~

農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」の一環として、消費者庁、環境省と連携し、食や農林水産業に関わるサステナブルな取組動画を表彰する「サステナアワード2024」の募集を行っています。
「サステナアワード2024」では、優秀な作品を表彰し、農林水産省ホームページや様々なイベント等で発信するほか、英語版の動画を作成し、国際会議の場を通じ世界に広く発信することで、持続可能な生産・消費の拡大を目指します。 募集期間:86日(火曜日)~1115日(金曜日)
また、サステナアワード応募に向けたオンラインセミナーを94日(水曜日)1400分~1500分に開催します。
農林水産省BUZZMAFFチームからの動画作成のアドバイスもありますので、ご関心の方はホームページからぜひお申し込みください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/240806.html
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sa2024.html

(3) 補助事業に関する情報

膨らむ米粉の世界米粉の補助事業について

米粉担当職員のマイブームは、米粉でカスタードクリームを作ることです。お店によって味が違うように、米粉もメーカーやパン用・製菓用などの違いでも風味や舌触りなどが変わります。
さて、令和5年度補正予算で措置されました「米粉の利用拡大支援対策事業」のうち、「米粉商品開発等支援対策事業」の2次公募を締め切りました。たくさんの応募ありがとうございました。今年度も米粉を使用した新商品が開発されますのでどうぞご期待ください!
また、「米粉の利用拡大支援対策事業」のうち、「米粉製品製造能力強化等支援対策事業」の3次公募を開始しました!公募期間は令和6910日(火曜日)17時までとなっております。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/240816_161-1.html

環境にやさしい農業の取組が効果をあげています

環境保全型農業直接支払交付金では、地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い農業生産活動の取組を支援しています。
この度、「有機農業」や「堆肥の施用」といった、本交付金が支援する取組による環境保全の効果を解説したチラシを作成しました。農業者の皆さまにおかれましては、本交付金を利用した環境にやさしい農業に取組んでみてはいかがでしょうか。
環境保全型農業のPRチラシ
(消費者向け)こちら(PDF : 616KB)
(農業者向け)こちら(PDF : 560KB)

       取組の手引きこちら(PDF : 2,800KB)
  【分割版】【1】(PDF : 2,442KB)【2】(PDF : 2,047KB)

      本交付金に関する詳細は、農地の所在する市町村へお問い合わせください。

(4) 米の消費に関する情報等

2024年上半期(1~6月)のコメ・コメ加工品の輸出実績の公表について

日本酒や米菓を含むコメ・コメ加工品の2024年1~6月の輸出実績は、数量ベース31,703トン(対前年同期比+18%)、金額ベースで295億円(同+8%)となりました。
そのうち、コメの輸出数量は20,806トン(同+26%)、輸出額は55億円(同+33%)となりました。要因としては、アメリカ、香港及びシンガポール向け等で外食向けの需要が増えていること等が挙げられます。
その他、コメ加工品の輸出実績については、米菓は29億円(同+10%)、日本酒は204億円(同+2%)、パックご飯等は6億円(同+40%)、米粉及び米粉製品は0.5億円(同+48%)となりました。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/kome_yusyutu/kome_yusyutu.html#jisseki

お問合せ先

農産局企画課

担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8964

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