米に関するメールマガジン(第124号)(令和6年6月20日発行):農林水産省
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農林水産省

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更新日:令和6年6月20日
担当:農産局農産政策部企画課

米に関するメールマガジン(第124号)(令和6年6月20日)

【本号のトピックス】

(1)需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
水田における作付意向について(4月末時点)
(2)米政策等に関する情報
令和6年度 病害虫発生予報第3号を発表しました
「飼料用米多収日本一」コンテストの参加者を募集中
最近の米をめぐる状況
(3)補助事業に関する情報
米を利用した新たな商品開発等を支援します
輸出先国・地域の規制等の課題の解決に向けた取組を支援します
(4)米の消費に関する情報等
膨らむ米粉の世界(米粉の商品、続々と広がっています!)
環境負荷低減の取組の「見える化」ラベルの愛称を「みえるらべる」に決定しました


(1) 需給・価格に関する情報

米の価格、販売動向、民間在庫の状況

〇価格
(1)令和5年産米の相対取引価格(令和6年5月)は、全銘柄平均で15,597円/玄米60kg(対前月差+71円)です。出回りの9月からの累計での令和5年産平均価格は15,298円(対前年産+1,454円)です。
(2)令和6年4月の米の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、2,083円(対前月差+41円、対前年同月差+195円)です。
上記の価格はいずれも税込価格

〇販売動向
(1)令和5年産米の全国の集荷数量(令和6年4月末)は253.7万トン(対前年同月差▲13.2万トン)、契約数量は237.1万トン(同▲9.1万トン)、販売数量は138.1万トン(同+7.5万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和6年4月末)の対前年同月比は104%(対令和元年同月比では102%。以下カッコ内は同様)です。うち小売事業者向けが108%(109%)、中食・外食事業者等向けが99%(94%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが112.3%、中食・外食事業者等向けが112.6%です。

〇民間在庫
直近の令和6年4月末の在庫量は、前年同時期と比べた場合39万トン少ない180万トンとなっています。年間需要量に対する在庫量の比率(在庫率)は26.4%であり、コロナ前(平成30年4月:27.2%、令和元年4月:28.6%)とほぼ同水準となっています。

詳細については、米に関するマンスリーレポート令和6年6月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

水田における作付意向について(4月末時点)

農林水産省では、産地・生産者が主体的に作付を判断し、需要に応じた生産・販売を行うことができるよう、きめ細やかな情報提供を行うこととしています。その一環として、都道府県別の4月末時点での作付意向(中間的取組状況)を公表しました。
令和5年産実績と比較して、主食用米は、増加傾向は11県、前年並みは25県、減少傾向は11県となっています。また、戦略作物については、加工用米は20県、新市場開拓用米(輸出用米等)は26県、米粉用米は20県、飼料用米は1県、WCS用稲は25県が増加傾向となっています。
農林水産省では、引き続き、産地ごとの意見交換会(キャラバン)等を通じて、きめ細やかな情報提供や働きかけを行い、需要に応じた生産・販売を推進していきます。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/s_taisaku/240530.html

(2) 米政策に関する情報

令和6年度病害虫発生予報第3号を発表しました

農林水産省では、向こう1か月の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)をとりまとめた「令和6年度病害虫発生予報第3号」(6月12日(水曜日)付け)を発表しました。水稲では、斑点米カメムシ類の発生が、北東北、北陸及び四国の一部の地域で多くなると予想されています。
また、斑点米だけでなく、不稔被害も引き起こすイネカメムシについては、他の主要な斑点米カメムシ類と異なり、穂揃い期以降ではなく、出穂期に防除することが重要です。各都道府県の発生予察情報等を参考に、適期・適切な病害虫防除を実施してください。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/yosatu/attach/pdf/index-30.pdf (PDF:301KB)

「飼料用米多収日本一」コンテストの参加者を募集中

農林水産省では、一般社団法人日本飼料用米振興協会との共催で「飼料用米多収日本一」コンテストを開催しています。飼料用米の生産に係る技術水準の向上を図るため、生産技術の面から先進的で他の模範となる経営体を表彰し、その成果を広く紹介するもので、最優秀者には農林水産大臣賞が授与されます。
令和6年度の募集は7月31日(水曜日)までです。皆様のご応募をお待ちしております。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kokumotu/240603.html
(オンラインでの参加申込みはこちら)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/nousan/kokumotu/240603.html

最近の米をめぐる状況

我が国の米の需給の状況、需給安定から経営安定のための施策、また米の生産から輸出等、最近の米をめぐる状況についてとりまとめ、掲載しています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kikaku/kome_siryou.html

(3) 補助事業に関する情報

米を利用した新たな商品開発等を支援します

令和6年度米穀周年供給・需要拡大支援事業のうち、業務用米、新市場開拓用米等の安定取引拡大支援(米を利用した新たな商品開発等の取組)について、事業実施主体である株式会社ぐるなびによる公募が開始されました。
民間事業者等が取り組む、米の需要拡大が見込める新商品(加工品等)の開発・販路開拓等の取組を支援します。
(過去の商品実績:https://komenomiryoku.jp/news/(外部リンク))

公募期間:令和6年6月12日(水曜日)~7月11日(木曜日)17時
(詳しくはこちら)
https://kome-kaihatsu.jp(外部リンク)

輸出先国・地域の規制等の課題の解決に向けた取組を支援します

農林水産物・食品の輸出に当たり、輸出先国・地域の規制等による課題の解決に向けた民間団体等の取組を支援します。

公募期間:令和6年6月17日(月曜日)~6月28日(金曜日)
対象となる取組:輸出先国の規制等の対応(国際的に通用する認証等の新規取得、輸入条件に適合する施設の認定等の取得、査察や合同輸出検査等のための輸出先国検査官の招へい、輸出先国の求める条件に応じた検査やラベル切替え等)、輸出先国の規制等の理解向上の取組の支援

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/yusyutu_kokusai/240617_071-2.html

(4) 米の消費に関する情報等

膨らむ米粉の世界(米粉の商品、続々と広がっています!)

メルマガ読者の皆様は、どんな米粉商品が食べたいですか?また、作ってみたいですか?私は米粉のラーメンやパスタにハマっています。
実は、令和4年度補正予算で措置されました「米粉商品開発等支援対策事業」で、数多くの米粉・米粉加工品が開発され、米粉の麺もたくさん商品開発されています。以下のHPで本事業を活用した事業者と開発された米粉を活用した新商品を紹介しており、開発秘話から、商品の特徴、購入できる店舗等も掲載しておりますので、是非チェックしてみてください。
(取組事業の紹介はこちら)
https://kaihatsu.komeko-koubo.jp/(外部リンク)

環境負荷低減の取組の「見える化」ラベルの愛称を「みえるらべる」に決定しました

農林水産省は、みどりの食料システム戦略に基づき、持続可能な食料システムを構築するため、生産者の環境負荷低減の取組を評価し、ラベル上の星の数で分かりやすく伝える「見える化」を推進しています。
この度、より多くの生産者、販売事業者、消費者の皆様に親しみを持っていただけるよう、若手職員を中心にラベルの愛称の検討を行い、「みえるらべる」に決定しました。これには、消費者の皆様がこのラベルを「見て」、環境負荷低減に資する農産物を「選べる」ようにという願いが込められています。
店頭等で見かけた際には、「みえるらべる」が表示されている商品を是非選んでいただくとともに、米を生産されている方はぜひ「見える化」に取り組み、「みえるらべる」を使っていただければと思います。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/mieruka/mieruka.html

お問合せ先

農産局企画課

担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8961

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