更新日:令和5年11月22日
担当:農産局農産政策部企画課
米に関するメールマガジン(第117号)(令和5年11月22日)
【本号のトピックス】
(1)需給・価格に関する情報 ・米の価格、販売動向、民間在庫の状況 ・令和5年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量について (2)米政策に関する情報 ・令和5年産の水田における作付状況(令和5年9月30日時点)について ・令和5年度農林水産関係補正予算案の概要 ・引き続き参加者募集!産地と事業者の本気のマッチングイベント開催! ・令和5年産米の農産物検査結果(速報値)(令和5年9月30日現在)について公表しました。 ・コメ・コメ加工品の輸出実績(令和5年9月まで)について公表しました。 ・第4回米産業活性化のための意見交換が開催されました。 (3)米の消費に関する情報等 ・「コメと健康」に着目した学術会議への参加申し込み受付中! ・膨らむ米粉の世界(「米粉を使ったメニューフェア」に出かけよう!) |
(1) 需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
〇価格
(1)令和5年産米の相対取引価格(令和5年10月)は、全銘柄平均で15,181円/玄米60kg(対前月差▲110円)です。出回りの9月からの令和5年産平均価格は15,177円(対前年産+1,333円)です。
(2)令和5年9月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、1,905円(対前月差+1円、対前年同月差+97円)です。
上記の価格はいずれも税込価格
〇販売動向
(1)令和5年産米の全国の集荷数量(令和5年9月末)は93.8万トン(対前年同月差+15.2万トン)、契約数量は155.9万トン(同+9.4万トン)、販売数量は12.2万トン(同+3.5万トン)です。
(2)米穀販売事業者における販売数量(令和5年9月末)の対前年同月比は103.7%(対令和元年同月比では101.0%。以下括弧内は同様)です。うち小売事業者向けが102.5%(100.3%)、中食・外食事業者等向けが105.2%(101.8%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが106.3%、中食・外食事業者等向けが104.7%です。
〇民間在庫
令和5年9月末の全国段階の民間在庫量は、出荷及び販売段階で199万トンです。前月(8月)の対前年同月差▲18万トンに対し、9月の対前年同月差が▲1万トンとなっていますが、これは、記録的な高温により収穫時期が早まっている中で、前年より集荷が前倒しされていること等によるものと考えられます。
詳細については、米に関するマンスリーレポート令和5年11月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html
令和5年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量について
令和5年産水稲の作付面積(子実用)は134.4万ha(前年産比▲1.1万ha)、うち主食用作付面積は124.2万ha(前年産比▲0.9万ha)となりました。
一方、10月25日現在における全国の10a当たり予想収量(1.70mmのふるい目幅ベース)は533kgと見込まれます。
このため、主食用作付面積に10a当たり予想収量を乗じた主食用の予想収穫量は661万トン(前年産比▲9.1万トン)と見込まれます。
また、農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は101と見込まれます。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/suiriku/r5/yosou_1025/index.html
(2) 米政策に関する情報
令和5年産の水田における作付状況(令和5年9月30日時点)について
先月号でご紹介した、令和5年産の水田における作付状況(令和5年9月15日時点)について、この度、令和5年度畑地化促進事業における面積の取りまとめ結果を踏まえ、令和5年産の水田における作付状況(令和5年9月30日時点)として公表しております。
(詳しくはこちら)
主食用米、戦略作物等の作付意向及び作付状況等についてc
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/attach/pdf/sakudou-23.pdf(PDF:404KB)
令和5年度農林水産関係補正予算案の概要
令和5年11月10日(金曜日)に、令和5年度農林水産関係補正予算案を取りまとめました。補正予算案のうち、水田農業関連の主な事業については、以下のとおりです。
1 畑作物の本作化対策<一部公共>
(1)畑地化促進事業 750億円
水田を畑地化して高収益作物及び畑作物の本作化に取り組む農業者を支援するとともに、畑作物の産地づくりに取り組む地域を対象に、関係者間での調整や畑地化に伴う費用負担(土地改良区の地区除外決済金等)等に要する経費を支援します。
(2)畑作物産地形成促進事業 180億円
水田において実需者との結び付きの下で、麦・大豆、高収益作物、子実用とうもろこし等の低コスト生産等に取り組む生産者を支援します。
(単価:4万円/10a(令和7年度に畑地化に取り組む場合、0.5万円/10aを加算)
2 米粉の利用拡大支援対策事業 20億円
国産米粉や米粉を原料とする商品開発とその製造・販売に係る取組、米・米粉の利用拡大に向けた情報発信、製粉企業・食品製造事業者が取り組む米粉製品製造能力強化のための施設整備、製造ラインの増設等、米粉の需要創出・拡大に必要な取組等を支援します。
3 2030年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出促進
(1)マーケットイン輸出ビジネス拡大緊急支援事業のうちコメ・コメ加工品輸出推進緊急対策事業 1億円
戦略的輸出事業者による品目団体等と連携した日本産コメ・コメ加工品の海外需要開拓・プロモーションや商流確保のための環境整備に向けた取組等を支援します。
(2)輸出環境整備緊急対策事業のうち規制に対応したオールジャパンとしての取組 5.49億円の内数
コメ・コメ加工品の輸出に必要な規制対応等を支援します。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r5hosei.html
引き続き参加者募集!産地と事業者の本気のマッチングイベント開催!
「米マッチング商談会2023」では、引き続き全国4か所の会場(東京、大阪、名古屋、仙台)の参加者を募集しています!「米マッチング商談会2023」は、「業務用米の新たな販路を開拓したい!」「安定取引を行いたい!」と考えている生産者と実需者とのマッチングを実現する場です。
〇会場での商談会
・令和5年12月19日(火曜日):東京
・令和6年1月18日(木曜日):大阪
・令和6年2月9日(金曜日):名古屋
・令和6年2月15日(木曜日):仙台
参加希望の生産者・実需者の方々は、以下のURLから事前にお申し込みください。
(申し込み及び商談会の詳細はこちらから)
https://kome-matching.com/(外部リンク)
(「米マッチング2023」に関する問合せ先はこちら)
株式会社グレイン・エス・ピー 担当:末田、砂金(03-3816-0672)
また、お米の取引相手を見つけたい方は、業務用米マッチングサイトも是非御活用ください。
(業務用米・輸出用米マッチングサイトはこちら)
https://meet.kome-matching.com(外部リンク)
令和5年産米の農産物検査結果(速報値)(令和5年9月30日現在)について公表しました。
農林水産省は、令和5年10月31日(火曜日)、令和5年産米の農産物検査結果(速報値)(令和5年9月30日現在)について公表しました。
9月30日現在の検査数量は、水稲うるち玄米で1,893.7千トンであり、8月31日現在と比べ1,647.4千トン増加しています。また、水稲うるち玄米の1等比率は59.6%となっています。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/kensa/kome/
コメ・コメ加工品の輸出実績(令和5年9月まで)について公表しました。
農林水産省は、令和5年9月までのコメ・コメ加工品の輸出実績について公表しました。令和5年1~9月のコメ・コメ加工品の輸出実績は、数量(原料米換算)ベースで41,663トン(対前年同期比+9%)、金額ベースで417億円(対前年同期比-7%)となりました。そのうち、コメの輸出数量は26,188トン(対前年同期比+32%)、輸出額は66億円(対前年同期比+
コメの輸出においては、我が国のコメの消費量が毎年約10万トン減少していく中で、食料自給率・食料自給力の向上や米農家の所得向上を図っていくためには、海外市場に積極的に進出し、輸出を拡大していくことが喫緊の課題です。
引き続き、一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(通称:全米輸)を中心とした海外需要開拓・プロモーションや、コメ海外市場拡大戦略プロジェクトの実施により、皆様の輸出に係る取組を支援してまいります。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/kome_yusyutu/kome_yusyutu.html
第4回米産業活性化のための意見交換が開催されました。
農林水産省は、令和5年11月16日(木曜日)に、「第4回米産業活性化のための意見交換」を開催しました。
本意見交換には生産者、集荷団体、卸売業者及び実需者等が参加し、前年産(令和4年産)の在庫・販売状況、令和5年産の作柄・品質及び需給動向等について情報提供及び意見交換を行いました。本会議の資料は、下記URLページに掲載しています。
なお、議事録については後日掲載を予定しております。
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/komesangyou_ikenkoukan/ikenkoukan.html
(3) 米の消費に関する情報
「コメと健康」に着目した学術会議への参加申し込み受付中!
農林水産省補助事業(令和5年度米需要創造推進事業)の一環で、「コメと健康」に着目した『コメを食べて健康に!』学術会議が令和5年12月2日(土曜日)に開催されます。11月22日現在、オンライン参加の申し込みを受け付けておりますので、是非御参加ください。(会場参加は定員に達したため、受付を終了しました。)
〇日時:令和5年12月2日(土曜日)10時30分~16時00分
〇場所:オンライン(会場参加は定員に達したため、受付を終了しました。)
〇主催:株式会社グレイン・エス・ピー
〇講演内容:
本学術会議では、「コメと健康」について、第一線で活躍中の先生に最新の知識を紹介していただく他、各分野の現場で指導を行っている方々(栄養士など)に日頃の取組を紹介していただきます。
〇参加費:無料
〇申込締切日:11月22日(水曜日)※締切日前でも定員に達し次第締め切りとなります。
(参加申し込み含め、詳しくはこちら)
https://kome-juyou.com/(外部リンク)
膨らむ米粉の世界(「米粉を使ったメニューフェア」に出かけよう!)
「米粉を使ったメニュー」と聞くと、何を思い浮かべますか?「米粉」という新しい食のカタチを皆様に味わってほしいため、農林水産省は、米・米粉消費拡大推進プロジェクトの取組として、令和5年11月1日(水曜日)~令和6年2月29日(木曜日)の期間において、大手外食チェーンや日本全国の飲食店と連携した「米粉の魅力新発見! 米粉を使ったメニューフェア」を開催しています。
全国1300店舗以上で米粉を使ったメニュー(例えば、天丼、餃子、フォー、からあげ、お好み焼き、ドーナッツ、ベーグル、パンケーキ、フレンチトーストなど)を食べることができます。私もお店に行ってきました。メニューによって食感が、さくっ、もちっと、ふわふわ。ほんのり甘いお米らしさも感じました。米粉って、お料理にもお菓子にも更には麺もパンも美味しく出来上がるのですね。皆様も是非お召し上がりください!
〇協賛店やメニューなど、詳しくはこちらをチェック
米粉タイムズ:米粉を使ったメニューフェア | 米粉タイムズ (https://komeko-times.jp/)(外部リンク)
〇米粉担当職員が本フェアを省公式YouTube「BUZZ MAFF」で紹介中!
「米粉メニューでドレミの歌♪」https://youtu.be/qAJeHloxpwQ?si=OMeBaganE1HnRKV-
〇米粉についての情報はこちら
広がる米粉の世界:https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/komeko/
お問合せ先
農産局企画課
担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8964