米に関するメールマガジン(第114号)(令和5年8月21日発行):農林水産省
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農林水産省

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更新日:令和5年8月21日
担当:農産局農産政策部企画課

米に関するメールマガジン(第114号)(令和5年8月21日)

【本号のトピックス】

(1) 需給・価格に関する情報
米の価格、販売動向、民間在庫の状況
(2) 米政策に関する情報
米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針について
水田における作付意向について(令和5年産第3回中間的取組状況(6月末時点))
令和5年度「飼料用米多収日本一」コンテストの募集を開始しました
サステナブルな取組を日本中、世界中に発信しませんか?~「サステナアワード2023」募集開始~
第3回米産業活性化のための意見交換が開催されました
(3)補助事業に関する情報
補助事業参加者の公募の御案内
(4)米の消費に関する情報等
「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」を開始します!
膨らむ!米粉の世界(米・米粉消費拡大推進プロジェクト)
アンケートへの回答コーナー(マンスリーレポートの各種指標の解説)


(1) 需給・価格に関する情報

米の価格、販売動向、民間在庫の状況

〇価格
(1)令和4年産米の相対取引価格(令和5年7月)は、全銘柄平均で13,840円/玄米60kg(対前月差▲25円)です。出回りの9月からの令和4年産平均価格は13,857円(対前年産+1,053円)です。
(2)令和5年6月の小売価格(POSデータ)は、5kg当たりの平均価格で、1,880円(対前月差▲10円、対前年同月差+72円)です。
※上記の価格はいずれも税込価格

〇販売動向
(1)令和4年産米の全国の集荷数量(令和5年6月末)は270.7万トン(対前年同月差▲21.6万トン)、契約数量は258.7万トン(同▲18.1万トン)、販売数量は174.6万トン(同▲6.2万トン)です。(2)米穀販売事業者における販売数量(令和5年6月末)の対前年同月比は101.6%(対令和元年同月比では100.5%。以下括弧内は同様)です。うち小売事業者向けが99.5%(101.3%)、中食・外食事業者等向けが104.4%(99.4%)です。販売価格の対前年同月比は、小売事業者向けが105.2%、中食・外食事業者等向けが103.8%です。

〇民間在庫
令和5年6月末の全国段階の民間在庫量は、出荷及び販売段階で153万トン(対前年同月差▲18万トン)です。

詳細については、米に関するマンスリーレポート令和5年8月号から御確認ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

(2) 米政策に関する情報

米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針について

7月31日(月曜日)に、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開催しました。そこで決定された「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」のポイントを御紹介します。
(1)全国の令和4/5年の需要実績(速報値)
令和4年7月から令和5年6月までの1年間の需要実績(速報値)は、前年比▲約10万トンの691 万トンとなりました。
(2)全国の令和5/6年の需要見通し(推計値)
1人当たり消費量(推計値)に人口(推計値)を乗じて算出することとしており、令和5/6年の需要見通し(推計値)は 前年比▲10万トンの681 万トンとなりました。
(3)全国の令和5/6年の需給見通し
令和5年6月末の民間在庫量(速報値)は前年比▲約21万トンの 197 万トンでした。令和5年産米の生産量が、令和5年3月の基本指針で設定した 669 万トンであれば、令和5/6年の主食用米等の供給量は 866 万トンとなります。
この供給量と(2)で算出した需要見通し(推計値)681 万トンから、令和6年6月末民間在庫量(供給量-需要量)は、184 万トンと見通されます。

「基本指針」をはじめとする本部会の資料は、下記 URL ページに掲載しています。
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/230731.html

水田における作付意向について(令和5年産第3回中間的取組状況(6月末時点))

農林水産省では、産地・生産者が主体的に作付を判断し、需要に応じた生産・販売を行うことができるよう、きめ細やかな情報提供を行うこととしています。その一環として、都道府県農業再生協議会及び地域農業再生協議会による作付意向の聞き取りに基づき、都道府県別及び地域農業再生協議会別の作付意向(中間的取組状況)を公表しました。
令和4年産実績と比較すると、主食用米は、減少傾向24県、前年並み21県、増加傾向2県と見込まれています。また、戦略作物については、加工用米、新市場開拓用米(輸出用米等)、WCS用稲、麦及び大豆において増加傾向とする県が最も多く、特にWCS用稲については、4月末時点と比較して、増加傾向とする県が33県から44県に増加。飼料用米については、4月末時点と比較して、減少傾向とする県が19県から28県に増加しております。
農林水産省では、引き続き、産地ごとの意見交換会(キャラバン)等を通じて、きめ細やかな情報提供や働きかけを行い、需要に応じた生産・販売を推進していきます。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/s_taisaku/230731.html

令和5年度「飼料用米多収日本一」コンテストの募集を開始しました

農林水産省及び一般社団法人日本飼料用米振興協会は、飼料用米の生産に取り組む農家の生産技術向上を図るため、平成28年度から「飼料用米多収日本一」コンテストを開催しています。最優秀者には農林水産大臣賞が授与されます。
令和5年度は、8月1日(火曜日)から8月31日(木曜日)まで参加者を募集しています。パソコンやスマートフォンからの応募も可能です。

(詳しくはこちら(プレスリリース))
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kokumotu/230801.html
(オンラインでの参加申込みはこちら)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/nousan/kokumotu/230801.html

サステナブルな取組を日本中、世界中に発信しませんか?~「サステナアワード2023」募集開始~

農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」の一環として、消費者庁、環境省と連携し、食と農林水産業に関わるサステナブルな取組動画を表彰する「サステナアワード2023」の募集を行っています。(募集期間:令和5年8月1日~11月30日)
「サステナアワード2023」では、優秀な作品を表彰し、省HPや様々なイベント等で発信するほか、英語版の動画を作成し、国際会議の場を通じ世界に広く発信することで、持続可能な生産・消費の拡大を目指します。
貴社のサステナブルな取組をぜひ発信してみませんか?
また、令和5年8月24日(木曜日)16時~17時に、サステナアワード応募に向けたオンラインセミナーを開催します。農林水産省BUZZMAFFチームからも動画作成のアドバイスを行う予定ですので、ご関心の方はぜひお申し込みください。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sa2023.html 

第3回米産業活性化のための意見交換が開催されました

農林水産省は、令和5年8月9日(水曜日)に、「第3回米産業活性化のための意見交換」を開催しました。
本意見交換には生産者、集荷団体、卸売業者及び実需者等が参加し、直近の需給実績や5年産の作付意向、米の現物市場開設の検討状況について参加者から情報提供を行った上で、直近の需給動向及び見通し、令和5年産の作付意向、令和4年産の在庫・販売状況等について意見交換を行いました。本会議の資料は、下記URLページに掲載しています。
なお、議事録については後日掲載を予定しております。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/komesangyou_ikenkoukan/ikenkoukan.html

(3) 補助事業に関する情報

補助事業参加者の公募の御案内

補助事業のうち米関係の公募情報についてお知らせいたします。
1 令和5年度補助事業「米を利用した新たな商品開発等の取組への支援」の公募について
本事業では、米の需要を拡大・創出することを目的として、民間事業者等による米を利用した新たな商品開発等の取組を支援しています。
本事業の一環として、米を使った新商品のアイデアを募集する「お米メニューアイデアグランプリ2023」を開催し、全24作品を入賞・ノミネート作品として選定しました。
ついては、8月23日(水曜日)に授賞式を行うとともに、入賞・ノミネート作品の商品化に取り組んで頂ける事業者に対して、パッケージ開発や試食会・マーケティング等の取組への支援を行います。

公募期間:8月1日(火曜日)~9月7日(木曜日)
事業実施期間:2023年10月下旬頃~2024年2月末
補助対象経費:市場調査、試作品の検討や製造、パッケージの開発、ラベルのデザインの作成、成分分析、パンフレットの作成、試食会の開催、商談会への出展、テストマーケティング、機械の導入(レンタル・リース)に要する経費
(公募サイト)
https://kome-kaihatsu.jp/[外部リンク]
(事業概要農林水産省HP)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/kome_kaihatsu.html

2 令和4年度米粉利用拡大支援対策事業のうち米粉製品製造能力強化事業及び米粉種子増産事業の5次公募について
(1)米粉製品製造能力強化事業
米粉製粉・米粉製品製造能力の強化を促進のため、米粉製粉事業者又は食品製造事業者の施設整備、製造設備の増設等を支援します。
(2)米粉種子増産事業
今後も拡大が見込まれる米粉用米の安定供給に向けて、米粉専用品種の種子の増産を行う取組に対して、施設整備等を支援します。
補助対象者:
(1)の事業:製粉企業、食品製造事業者等
(2)の事業:生産者、農事組合法人、特定農業団体、JA、農業者団体、民間事業者等
(1)及び(2)の事業の公募期間(事業実施主体の公募):
令和5年7月31日(月曜日)~8月28日(月曜日)
(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/230731_161-5.html

(4) 米の消費に関する情報等

「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」を開始します!

8月2日、農林水産省では「米・米粉消費拡大対策事業」の一環として「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」を開始しました。近年の国際情勢や異常気象等を踏まえ、我が国の食料安全保障の重要性が改めて見直されていることを受け、本プロジェクトを通して、国内で自給可能な食料であるお米・米粉の消費拡大を図るものです。
本プロジェクトでは、情報サイト「米粉タイムズ」を公開し、米粉グルメが食べることができる飲食店情報や料理人監修米粉レシピ、有識者コラムなど、お米・米粉に関わる情報も発信しておりますので、是非ご覧ください。

(詳しくはこちら)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/b_taisaku/230802.html
米粉タイムズURL: https://komeko-times.jp[外部リンク]

膨らむ米粉の世界(米・米粉消費拡大推進プロジェクト)

8月2日からお米・米粉のTVCMが関東・近畿・東海・北海道・福岡エリアにて放映がスタートし、東京港区の虎ノ門ヒルズ内の飲食店街「虎ノ門横丁」では8月10日まで米粉メニューが食べられるフェアが開催されました。
「虎ノ門横丁」では、新進気鋭の若手シェフ5名が創作した米粉料理が提供された「米コ食堂」のほか、横丁内の17店舗でも米粉料理を提供していただき、フェアは大盛況で、ご来場の皆様は米粉料理に舌鼓を打っていました。
来場者の方に米粉の魅力を発信するためのフェアでしたが、意外にも、協賛いただいた17店舗の飲食店の中には、「このメニューだったら米粉を普段使いできるね」「米粉も意外と使えるね」といった声があり、飲食店の皆様にも米粉の魅力を知っていただいたフェアとなりました。
今後は、全国展開しているスーパーマーケットや大手外食チェーン店等との米粉コラボの取り組みが展開されますので、全国の皆様にとって米粉をもっと身近に感じていただくとともに、是非ご家庭の料理にも使ってみていただきたいと思います。

アンケートへの回答コーナー(マンスリーレポートの各種指標の解説)

このコーナーでは、アンケートに寄せられた今後取り上げて欲しい内容、追加して欲しい情報、御意見から担当がピックアップし、回答していきます。
「米に関するメールマガジン」では、読者の皆様により有益な情報配信ができるよう、アンケートを実施しています。「米に関するメールマガジン」で取り上げてほしい内容、質問したい内容、メールマガジンに対する御意見や御感想等ありましたら、アンケートからお知らせください。
(アンケートへの回答はこちら)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/seisaku_tokatu/kikaku/160815.html
質問:米に関するマンスリーレポートの各種指標の読み方(そのデータから何がわかるのか。)について教えて欲しい。
回答:
米に関するマンスリーレポートでは、各産地・生産者の方々が、自らの農産物の販売実績等を分析し、「どのような作物をどれだけ生産し、誰に、どのように販売するのか」等の経営戦略を立てる上で参考にしていただけるよう、米の流通に関するよりきめ細かい情報を掲載しております。
具体的には、全国の需給見通しや在庫量等の基本的な情報のほか、産地・銘柄別の価格動向、都道府県別の民間在庫量、消費動向、また飼料用米や加工用米等の生産量・販売量・需要量等のデータを掲載しております。
米に関するデータのほかにも、米の生産や需給安定のための支援事業の事業内容や活用状況、麦・大豆・野菜の需給状況など幅広い情報を掲載しております。
なお、米に関するマンスリーレポートを更にご活用いただくため、下記URLにて、各種指標の読み解き方などに関するQ&Aを作成しておりますので、ぜひご参照いただければと思います。
(米に関するマンスリーレポート解説特集)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/manrepo_kaisetu.html

(米に関するマンスリーレポートはこちらから)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/mr.html

お問合せ先

農産局農産政策部企画課

担当者:企画班
代表:03-3502-8111(内線4972)
ダイヤルイン:03-6738-8964

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