ペレット堆肥の広域流通に向けて
ペレット堆肥の広域流通に向けた資料をとりまとめました。
堆肥の施用は、土壌の物理的性質(透水性、保水性、ち密度)、化学的性質(養分の補給や保持力)、生物的性質(有機物の分解等にかかわる微生物)を改善し、また、土壌中の炭素の貯留を通じた地球温暖化の防止や有機性資源の循環利用の促進など重要な役割を果たしています。
このため、堆肥を用いた土づくりは、農地土壌に由来する生産力の維持・向上を通じた持続的な農業生産に欠くことのできないものです。
しかしながら、農業生産現場での高齢化の進展や省力化の流れの中で、散布に労力がかかるといった理由から堆肥の施用を行っていない農業者が存在しています。特に、堆肥の主な原料である家畜排せつ物の発生量は畜産農家の多い地域に偏在している中で、入手しにくい、運搬に経費がかかる、散布機械がないといった課題も存在しています。
堆肥を粒状に成形加工したペレット堆肥は、こうした課題の解決が可能であり、これまで堆肥の利用が困難であった地域での広域的な利用が期待されるところです。
農林水産省では、堆肥を用いた土づくりの推進に向けて、ペレット堆肥の活用事例をとりまとめましたので、生産現場でのペレット堆肥の普及拡大にご活用ください。
![活用事例資料の表紙画像](./attach/img/pellet_kouiki-5.jpg)
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5mmペレット堆肥 | ライムソワーでの散布風景 |
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