プレスリリース
株式会社べジプロにおける生鮮農産物の不適正表示に対する措置について
農林水産省は、株式会社べジプロ(本社:鹿児島県鹿児島市東開町13番地38。法人番号7340001018983。以下「べジプロ」という。)が、生鮮農産物カットごぼう及びカットにんじんの原産地について、中国産であるにもかかわらず、「国産」と事実と異なる表示をし、販売していたことを確認しました。
このため、本日、べジプロに対し、食品表示法に基づき、表示の是正と併せて、原因の究明・分析の徹底、再発防止対策の実施等について指示を行いました。
1.経過
農林水産省九州農政局が、令和3年10月14日から令和5年1月10日までの間、べジプロに対し、食品表示法(平成25年法律第70号)第8条第2項の規定に基づく立入検査等を行いました。
この結果、農林水産省は、べジプロが、生鮮農産物カットごぼう及びカットにんじんの原産地について、中国産であるにもかかわらず、容器包装に貼付した表示シールに「国産」と事実と異なる表示をし、少なくとも令和2年10月1日から令和3年10月31日までの間に、カットごぼう14,731.3kg及びカットにんじん19,618.4kg、合計34,349.7kgを業務用生鮮食品として中間流通業者及び製造業者に販売したことを確認しました。
2.措置
べジプロが行った上記1の行為は、食品表示法第4条第1項の規定に基づき定められた食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)第28条において準用する同基準第23条第1項第9号の規定に違反するものです(別紙参照)。
このため、農林水産省は、べジプロに対し、食品表示法第6条第1項の規定に基づき、以下の内容の指示を行いました。
(指示の内容)
(1) 販売する全ての食品について、直ちに表示の点検を行い、不適正な表示の食品については、速やかに食品表示基準の規定に従って、適正な表示に是正した上で販売すること。
(2) 販売していた食品について、食品表示基準に定められた遵守事項が遵守されていなかった主な原因として、正しい表示を行うという意識及び食品表示制度に対する認識の欠如並びに食品表示制度についての内容確認及び管理体制の不備があると考えられることから、これらを含めた原因の究明・分析を徹底すること。
(3) (2)の結果を踏まえ、食品表示に関する責任の所在を明確にするとともに、食品表示の相互チェック体制の強化、拡充その他の再発防止対策を適切に実施すること。これにより、今後、販売する食品について、食品表示基準に違反する不適正な表示を行わないこと。
(4) 全役員及び全従業員に対して、食品表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底すること。
(5) (1)から(4)までに基づいて講じた措置について報告書にとりまとめ、令和5年2月20日までに農林水産大臣宛てに提出すること。
参考
本件について、農林水産省九州農政局でも同様のプレスリリースを行っております。
食品表示法違反の事実に対しては、食品表示連絡会議を構成する各行政機関(消費者庁、警察庁、国税庁、農林水産省)で連携しつつ、厳正な対応に努めてまいります。 |
添付資料
お問合せ先
消費・安全局 消費者行政・食育課 米穀流通・食品表示監視室
担当者:佐久間、綾戸
代表:03-3502-8111(内線4634)
ダイヤルイン:03-6738-7170