令和6年度世界かんがい施設遺産申請施設の決定について:農林水産省
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プレスリリース

令和6年度世界かんがい施設遺産申請施設の決定について

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令和6年4月23日
農林水産省
国際かんがい排水委員会(ICID)日本国内委員会は、世界かんがい施設遺産候補施設として3施設をICID本部へ申請することを決定しました。

1.概要

世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するために、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(以下「ICID」という。)が認定・登録する制度であり、平成26年度に創設されました。登録により、かんがい施設の持続的な活用・保全方法の蓄積、研究者・一般市民への教育機会の提供、かんがい施設の維持管理に関する意識向上に寄与するとともに、かんがい施設を核とした地域づくりに活用されることが期待されており、昨年までに、国内の51施設が登録されています。
ICID:International Commission on Irrigation and Drainage、1950年設立。本部所在地:インド、ニューデリー。日本は1951年加入。

2.国際かんがい排水委員会への申請施設の決定について

ICID日本国内委員会において、令和5年12月22日(金曜日)から令和6年2月22日(木曜日)までの間、世界かんがい施設遺産の国内申請を受け付けたところ、以下の3施設の申請がありました。
ICID日本国内委員会において審査を行った結果、申請のあった3施設を世界かんがい施設遺産の候補施設としてICID本部に申請することを決定しました。

1 南原穴堰(みなみはらあなぜき)(宮城県大崎市)

2 龍ケ池揚水機場(たつがいけようすいきじょう)(滋賀県豊郷町)

3 西光寺野疏水路(さいこうじのそすいろ)(兵庫県姫路市、市川町、福崎町)

3.今後の予定

ICID本部に設置される審査委員会において、世界かんがい施設遺産としての認定の可否について審査が行われます。世界かんがい施設遺産として認定された施設は、令和6年9月1日(日曜日)から9月7日(土曜日)の間にオーストラリアのシドニーで開催される第75回ICID国際執行理事会において発表され、世界かんがい施設遺産に登録されることになります。

添付資料

世界かんがい施設遺産申請施設位置図(令和6年度)(PDF : 306KB)
国際かんがい排水委員会(ICID)とは(PDF : 1,203KB)

お問合せ先

農村振興局整備部設計課海外土地改良技術室

担当者:鷲野、森、高梨
代表:03-3502-8111(内線5560)
ダイヤルイン:03-3595-6339

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