フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践・見える化(情報開示)
「フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会」
農林水産省は、2021年5月、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現させるための新たな政策方針として「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現等を目指すこととしています。
持続可能な食料システムを構築するためには、フードサプライチェーン全体で脱炭素化を推進するとともに、その取組を可視化し、気候変動対策への資金循環や持続可能な消費行動を促すことが必要です。
フードサプライチェーンの脱炭素化の方策や分かりやすい可視化の在り方等について専門的知見から指導・助言を受け、総合的かつ幅広い視点から検討を進めるために、「フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会」(以下「検討会」という。)を開催するとともに、本検討会のご助言等を踏まえ、食品事業者、農林漁業者等が脱炭素化の実践とその可視化に取り組む際の参考資料を作成しています。
設置要領
開催状況
検討会の開催状況はこちら
※関連の検討会(生物多様性保全の見える化技術検討会)の開催状況はこちら
手引書、技術紹介資料
農産物の温室効果ガス簡易算定シート
生産者による環境への負荷の低減の取組を可視化するため、農産物の生産段階における温室効果ガス排出量を簡易に算定できるシートを作成しました。本シートは、温室効果ガス削減への貢献を星の数で表示する等級ラベルの評価に利用されています。また本算定シートを利用した算定結果は、食品加工事業者、流通事業者がサプライチェーン排出量を算定する際にも利用することが考えられます。
簡易算定シートは表計算プログラムであるマイクロソフトエクセルのファイルとして作成されています。簡易算定シートの利用を希望される方は、以下のリンク先から利用者情報の登録をお願いします。利用者登録いただいた方に簡易算定シートの電子ファイルを個別に送付します。簡易算定シートの利用は無料です。
以下、簡易算定シートの操作マニュアルを公表しておりますので、あわせてご利用ください。
- 操作マニュアルはこちら(PDF:943KB)
簡易算定シートの利用に関するご質問やご意見については、以下のリンク先から送付願います。
脱炭素技術の紹介資料
「みどりの食料システム戦略」に掲げた2050年までに農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現、「地域脱炭素ロードマップ」(令和3(2021)年6月9日国・地方脱炭素実現会議策定)に掲げた脱炭素に貢献する製品・サービスの使用など脱炭素行動を選択できる社会の実現を目指すためには、生産者、事業者等のステークホルダー(関係者)が脱炭素化技術に関する情報、脱炭素化を実践するメリット等を共有し、意見交換、対話等を通じて連携を図り、より一層の脱炭素化の実践とその見える化を推進していくことが不可欠です。
フードサプライチェーンにおいて既に導入されている脱炭素化技術、今後の導入が期待される新たな技術を中心に65事例を収集・整理し、うち12事例については技術の概要、効果など詳細な内容についてご紹介します。また、温室効果ガスの排出量・削減量を定量評価し、取引先、消費者等へ脱炭素化の取組やその効果を可視化するJークレジット制度やカーボンフットプリント(CFP)制度についてもご紹介します。
- フードサプライチェーンにおける脱炭素化技術・可視化(見える化)に関する紹介資料【第2版】(令和4(2022)年6月改訂)(PDF : 5,529KB)
(分割版:1(PDF : 1,919KB),2(PDF : 1,523KB))
TCFD提言に基づく気候関連リスク・機会に関する情報開示の推進
「みどりの食料システム戦略」に掲げたTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく情報開示を推進するため、畜産物、農産物など業種別に、サプライチェーンの各段階における重要な課題、事業インパクトを例示したTCFD手引書(入門編)を作成しました。
我が国の食料・農林水産業の気候関連リスク・機会に関する情報が網羅的に収集・整理しています。
- 食料・農林水産業の気候関連リスク・機会に関する情報開示(入門編)【第2版】(令和4(2022)年6月改訂)(PDF : 8,583KB)
(分割版:1(PDF : 2,064KB),2(PDF : 971KB))
TCFD手引書(入門編)に続き、リスク・機会を把握したのちに、事業者による対応策の検討と情報開示を支援するため、TCFD手引書(実践編)を作成しました。
事業者がつまずきやすいシナリオ分析を中心に、豊富な例示とともに視覚的にわかりやすい内容としており、また、大企業のみならず、中小企業の開示の流れと開示事項についても記載しておりますので、併せてご利用ください。
- 食料・農林水産業の気候関連リスク・機会に関する情報開示(実践編)(令和4(2022)年6月公表)(PDF : 12,090KB)
(分割版:1(PDF : 1,915KB),2(PDF : 1,607KB),3(PDF : 1,969KB),4(PDF : 1,848KB)
令和5(2023)年度
第2回検討会
日時:令和6年2月5日(月曜日) 15時00分~17時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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第1回検討会
日時:令和5年7月31日(月曜日) 14時00分~16時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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令和4(2022)年度
第3回検討会
日時:令和5年3月8日(水曜日) 14時00分~16時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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第2回検討会
日時:令和5年2月9日(木曜日) 14時00分~16時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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第1回検討会
日時:令和4年11月1日(火曜日) 14時00分~16時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
概要・資料等はこちら
令和3(2021)年度
第3回検討会
日時:令和4年3月1日(火曜日) 14時00分~17時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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第2回検討会
日時:令和4年1月24日(月曜日) 14時00分~17時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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第1回検討会
日時:令和3年10月12日(火曜日) 10時00分~12時30分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
概要・資料等はこちら
令和2(2020)年度
第3回検討会
日時:令和3年3月1日(月曜日) 14時00分~17時00分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
概要・資料等はこちら
第2回検討会
日時:令和3年2月4日(木曜日) 13時30分~16時30分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
概要・資料等はこちら
第1回検討会
日時:令和2年9月16日(水曜日) 14時00分~16時30分
開催形式:対面・WEB ハイブリッド方式
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関連サイト
- サステナブル・ファイナンス勉強会(気候リスク・機会を巡る金融分野の議論)(2020年2月28日開催)
- TCFDガイダンス3.0(2022年10月5日TCFDコンソーシアム) [外部リンク]
- TCFDを活用した経営戦略立案のススメ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイド ver3.0~(2021年3月環境省)[外部リンク]
- サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会 中間取りまとめ(2020年8月28日経済産業省) [外部リンク]
- 土壌のCO2吸収「見える化」サイト(農研機構) [外部リンク]
- エコリーフ環境ラベルプログラム(一般社団法人サステナブル経営推進機構) [外部リンク]
お問合せ先
大臣官房みどりの食料システム戦略グループ
代表:03-3502-8111(内線3292)
ダイヤルイン:03-3502-8056