飼料価格高騰緊急対策について(令和5年3月)
ウクライナ情勢に伴う穀物価格の上昇等によって配合飼料価格が上昇しており、畜産経営を圧迫しています。このような中で、令和4年度第3四半期に引き続き、第4四半期についても、生産コスト削減や飼料自給率向上に取り組む生産者に対し、補塡金の交付を行います。
また、購入粗飼料等の高騰の影響を受け、生産コストが上昇している酪農経営について、生産コスト削減や国産粗飼料の利用拡大に継続して取り組む生産者に対し、補塡金を交付します。
加えて、配合飼料価格が高止まりする中、畜産経営への影響を緩和するため、配合飼料価格安定制度に「新たな特例」を設けて、生産者に補塡金を交付します。
飼料価格高騰緊急対策事業(令和4年度第4四半期対策)について(PR版)(PDF : 539KB)
配合飼料価格高騰緊急対策事業(令和5年度第1四半期以降対策)について(PR版)(PDF : 459KB)
1.配合飼料価格高騰緊急特別対策
配合飼料価格の高止まりによる生産者の実負担額増加を抑制するため、令和4年度第3四半期に引き続き、配合飼料価格安定制度による補塡金とは別に、令和4年度第4四半期に、生産コスト削減等に取り組む生産者に対して補塡金を交付します。
【補塡単価:配合飼料8,500円/トン】
【交付タイミング:生産者に対し、速やかに交付手続きが行われた基金団体を通じ、価格安定制度による第4四半期の支払いとは別に、令和5年5月末以降、特別対策の補塡金を順次交付予定】
2.国産粗飼料利用拡大緊急酪農対策
生産コストの削減や国産粗飼料の利用拡大に継続して取り組む酪農経営に対し、購入粗飼料等のコスト上昇分の一部に対する補塡金(経産牛1頭当たりに換算)を交付します。
【補塡単価:都府県10,000円/頭、北海道7,200円/頭】
【交付タイミング:事業実施主体に対し、速やかに交付申請手続きが行われた農協等を通じ、生産者には令和5年5月末以降、順次交付予定】
3.配合飼料価格高騰緊急対策事業
令和5年度以降、配合飼料価格の高止まりが継続し、制度の仕組み上補塡が急減することで、飼料コストが急増することが懸念されるため、一定期間に渡り連続で補塡が続いた後の配合飼料価格の高止まり等の場合に、飼料コストの急増を段階的に抑制する「新たな特例」を制度内に設けて、生産者に補塡金を交付します。
【新たな特例の概要】
<発動条件(トリガー)>
2年(8四半期)連続で補塡が発動している
異常補塡が発動しない等
<補塡額の算定ルール等>
基準輸入原料価格の算定期間を直前1年間の平均から2.5年間の平均に延長
補塡額の上限を設定(前四半期の3/4)
民間(メーカー・生産者)の拠出を条件
お問合せ先
1.配合飼料価格高騰緊急特別対策
畜産局飼料課
代表:03-3502-8111(内線4856)
ダイヤルイン:03-6744-7192
2.国産粗飼料利用拡大緊急酪農対策
畜産局牛乳乳製品課
代表:03-3502-8111(内線4932)
ダイヤルイン:03-3502-5987
3.配合飼料価格高騰緊急対策事業
畜産局飼料課
代表:03-3502-8111(内線4856)
ダイヤルイン:03-6744-7192