優良品種の活用について:農林水産省
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優良品種の活用について

最終更新 令和5年10月4日


気象・土地条件に適した優良品種を活用することで、飼料作物の収量・品質を確保し、安定的な畜産経営を実現しましょう。

ここでは優良品種を活用するメリットや各地域に適した品種をご紹介します。 
下記キーワードをクリックしていただくと該当箇所に移動します。

優良品種を活用するメリット /自給飼料生産でコスト低減 /品種情報はこちら NEWアイコン /栽培技術マニュアルはこちら NEWアイコン/飼料作物の生産利用の手引き・事例 /飼料用とうもろこしの収穫適期予測 /現地実証展示ほのご紹介 NEWアイコン /品種情報等関連リンク /アンケート

農林水産省飼料課 関連ページ 飼料全般/放牧の部屋

お知らせ

品種情報はこちら」に、2023年5月末時点の飼料作物奨励品種等の情報を掲載しました。(10月4日掲載) NEWアイコン  
現地実証展示ほのご紹介」の情報を更新しました。(10月4日掲載) NEWアイコン
栽培技術マニュアルはこちら 」の情報を更新しました。(10月4日掲載) NEWアイコン  
品種情報等関連リンク」の情報を更新しました。(7月7日掲載)

優良品種を活用するメリット

優良品種は一般的な品種と比較して収量が高く、また、耐病性や耐倒伏性に優れるため、天候不順や近年激甚化する台風などによる収穫量の減少や倒伏による作業効率の低下を抑えることが可能です。

一般的な品種(イタリアンライグラス)を作付けしたほ場
草丈は90cm程度で倒伏が目立つ
収量は125cmロールで 2.7本 /10a
倒伏しやすいので刈りにくく、ロスが多いため収量にも限界がある。
品質も低下する可能性が高い。

生産地に適した優良品種(イタリアンライグラス)を作付けしたほ場
草丈は120cm程度で倒伏はほとんど見られない
収量は125cmロールで 3.7本 /10a
倒伏しにくいので刈りやすく、ロスが少ないため高収量が確保可能。
高品質な粗飼料の生産に貢献。

(資料提供:(独)家畜改良センター茨城牧場長野支場)

自給飼料生産でコスト低減

自給飼料生産は土地の制約が大きい都府県でも大きなメリットがあります。
1.生産コストの低減による収益性の向上
2.家畜排せつ物の循環利用
低コスト生産が可能な粗飼料は国際競争力がある数少ない土地利用型作物です

粗飼料の調達コスト比較(試算例)グラフ

品種情報はこちら   

都道府県毎の奨励品種(2023年5月末時点) NEWアイコン

都道府県が、当該地域で広く栽培されている飼料作物の種類、品種又は自然条件及び経営条件を考慮し、今後普及を図る必要のある種類、品種の中から選定したもの。A3用紙横向き。
飼料作物奨励品種等一覧(全国)(EXCEL : 125KB)

(地域別一覧)全国の一覧を地域ブロック別に分割したもの。A4用紙縦向き。

農研機構が育成した最新の品種のご紹介 

農研機構が育成した品種や技術パンフレットについては、品種情報等関連リンクのページから農研機構のWebサイトを参照してください。

栽培技術マニュアルはこちら

優良品種を選んだら、パフォーマンスを最大化するため、栽培技術情報もあわせてご活用ください。

気象リスクに対応した安定的な飼料作物生産技術の開発 技術紹介パンフレット(外部リンク:農研機構) NEWアイコン
台風等の気象リスクに対し、収量や品質が大きく左右されない安定的な飼料作物の生産技術について、栽培体系や適用地域ごとにとりまとめられたパンフレットへのリンクです(発行年月日:2021年3月31日)


大規模飼料生産におけるスーダングラスの不耕起栽培技術マニュアル(外部リンク:農研機構) NEWアイコン
繁殖牛や乳牛などの飼料として広く利用されているスーダングラスを対象に、不耕起で省力的に栽培する技術を紹介。特に、不耕起栽培技術に取り組むにあたって課題となる、ポイントを中心に解説されています。(発行年月日:2020年4月30日)
スーダンマニュアル

飼料用トウモロコシの作付け拡大に向けた新しい栽培技術<2019年度版>
(外部リンク:農研機構) NEWアイコン
飼料用トウモロコシを基幹とした周年省力栽培技術、省力播種栽培に適した施肥管理技術などについて紹介されています。(発行年月日:2020年3月16日)
saibai_gijyutu

水田における飼料生産の手引き ~阿蘇地域版~ 2018年版(外部リンク:農研機構)
水田作から、初めて飼料作物に取り組む方向けの手引きです。
阿蘇地域の水田で作付け可能な草種を紹介するとともに、栽培時または収穫(サイレージ調製)時の基本的な留意点がとりまとめられています。(発行年月日:2018年3月30日)
手引き表紙

気候変動に対応したサイレージ用トウモロコシの二期作栽培技術<関東地域版>
(外部リンク:農研機構)
サイレージ用とうもろこしの二期作が可能な地域は拡大中。栄養収量の高い青刈りとうもろこし栽培の技術的ポイントと今後の栽培適地などについて解説しています。

飼料作物の生産利用の手引き・事例

関東・甲信地方向け
「なるほどよくわかる!飼料生産と利用」(外部リンク:(独)家畜改良センター)
今後飼料作物を新たに生産したい方、増産したい方向けの手引きです。

東北地方向け
アルファルファの栽培事例(外部リンク:(独)家畜改良センター)


飼料用とうもろこしの収穫適期予測

「メッシュ農業気象データを利用した飼料用とうもろこし収穫適期予測システム」が開発されました。このシステムは北海道内の飼料用とうもろこしの適期収穫に役立ちます。
利用条件等を守っていただければ誰でも使用することができますので、本システムの配布を希望される方はこちらからお申し込みください。(外部リンク:(地独)北海道立総合研究機構)

現地実証展示ほのご紹介

各地域に設置している飼料作物優良品種の展示ほの事例を紹介します。

1.飼料作物の優良品種「実証展示ほ」(外部リンク:(独)家畜改良センター) NEWアイコン  
 (独)家畜改良センターの各牧場で実施している実証展示についてのWebサイトへのリンクです。

2.現地実証展示ほ実績報告書(外部リンク:(一社)日本草地畜産種子協会)
(一社)日本草地畜産種子協会で各地域に設置した飼料作物優良品種についての展示ほの実績を掲載しているWebサイトへのリンクです。
  令和5年度の設置状況は、コチラ(外部リンク:(一社)日本草地畜産種子協会) NEWアイコン

品種情報等関連リンク

アンケート

【アンケート】…アンケートページに移動します。

農林水産省では、各地で飼料増産の取組が進むよう、優良品種のページを充実させていきます。お気づきの点や今後の充実を望まれる内容などお寄せください。

お問合せ先

畜産局飼料課

代表:03-3502-8111(内線4856)
ダイヤルイン:03-6744-7192