更新日:令和4年11月7日
畜産振興
1.トピックス
令和4年度「こども霞が関見学デー」に参加しました。
令和4年8月3日(水曜日)に東京都千代田区霞が関の農林水産省の講堂で開催された「こども霞が関見学デー」のオンラインイベントにて新潟県拠点から牛乳を配合したせっけん作りのワークショップを行い、動画やパンフレットを用いて新潟県の畜産業のPRを行いました。
- テーマ:牛乳を配合した”せっけん”を作って日本の食料自給率を考えよう!
- 日時:令和4年8月3日(水曜日)10時30分~11時30分
- 方法:オンライン開催(YouTube)
- 関連ページ:農林水産省HP「マフ塾2022」特設ページ(農林水産省へリンク)
- 新潟県畜産業の紹介動画
- にいがた畜産女子会紹介:にいがた畜産女子会紹介パンフレット
(※下記の画像をクリックしてご覧下さい)
(1)橋元養蜂園
(2)ツバメファーム
(3)いしづ農園
(4)タケファーム
(5)神田酪農
2.畜産農家・法人等のご紹介
飼料の輸送合理化と地域の食資源の有効活用に取り組む株式会社ナカショク(胎内市)
流通経費の削減は、どの業界においても喫緊の課題です。飼料についても、その多くを輸入に頼っており、海外からの輸送経費に加え、輸入飼料が荷揚げされる港からの国内輸送の経費も多くかかっています。新潟県の畜産業界にとっては、飼料費の高騰に加えて輸送経費が重くのしかかり、死活問題になりつつあります。
そこで、輸送経費等の削減に取り組み飼料費を抑えている株式会社ナカショクさんを取材しました。ナカショクさんは、新潟県内を中心に鶏・豚を飼育しています。
取り組みの特徴は、ストックポイント(飼料の中継基地。購入飼料を一時保管・配合し鶏舎・豚舎へ配送)と、他業種の荷物を運んだトラックの帰り便を使うことにあります。新潟県から関東方面に他業種の荷物を運んだトラックの帰り便を利用して飼料を運びます。これにより、運送業者も帰りの便が空荷にならず助かっているとのこと。他業種の発送があるまで飼料の納品を待てるのは、ストックポイントのおかげで、飼料の在庫にゆとりを持てるからに他なりません。
また、これまで使用していた輸入飼料に代えて、地域で生産された飼料用米や県内の菓子製造工場における食品ロス(製造加工時に発生する食品由来のごみ)を飼料として利用する取り組みも行っています。工場において発生する食品由来のごみは、通常、産業廃棄物として処理費用を払って処分しますが、ナカショクさんが飼料用の食品資源として買い取ることにより、廃棄物処理料金の負担がなくなります。この取組により、地域の食品資源を有効に活用し、地域に貢献しています。
また、食品資源を再利用した飼料は自社の鶏・豚に与えるだけでなく、販売も行っています。飼料費が高騰しているため、工場から出る食品ロスを飼料に利用することで飼料費が抑えられていますが、これまでは手間のかかる割にもうけの少ない取り組みだったそうです。それでも続けてきたのは、地域の工場が困っていると聞いて、役に立ちたかったからだそうです。
本間社長は言います。我々畜産業は、臭いの問題などを抱えていて、努力をしているが、地域に迷惑をかけている。それでも社員に鶏・豚を飼っていることに誇りを持ってほしいから、社員が地域で胸を張れるように、地域に貢献していきたい、と。本間社長の思いを聞き、私どもも畜産業の皆様が、努力していることを発信していかなければと決意を新たにしました。
飼料や食品廃棄物はトラックで
ストックポイントに届きます。
ストックされた飼料は飼料運搬車で
農場へ運ばれます。
新潟県産の飼料用米を
たくさん受け入れています。
3.各種取組
にいがた和牛食育動画(新潟県畜産課)
「にいがた和牛」とは、新潟県内で育てられた黒毛和種で、品質規格等級がA3、B3以上のブランド和牛です。「にいがた和牛」の生産者のこだわりや、おいしい牛肉が食卓に並ぶまでの過程を紹介した動画が新潟県畜産課で作成されました。
- にいがた和牛食育動画(完全版)(外部リンク)
にいがた和牛食育動画(ダイジェスト版)(外部リンク) - (参考)おいしい新潟の畜産チャンネル(外部リンク)
4.関連情報
- 農林水産省畜産局(農林水産省へリンク)
お問合せ先
新潟県拠点地方参事官室
〒951-8035 新潟市中央区船場町2-3435-1
ダイヤルイン:025-228-5216